プールの自動作成と手動作成
プールを自動または手動で作成して物理ストレージをグループ化し、必要に応じて動的に割り当てることができます。プールの作成時には、物理ドライブを追加できます。
自動作成
System Managerがストレージ アレイ内で未割り当て容量を検出すると、プールの自動作成が開始されます。未割り当て容量が検出された場合は、プールを作成するか、または未割り当て容量を既存のプールに追加するか(あるいはその両方を行うか)を確認するメッセージがSystem Managerによって自動的に表示されます。
プールの自動作成は、次のいずれかの条件に該当する場合に行われます。
プールがストレージ アレイに存在せず、新しいプールの作成に必要とされる十分なドライブがない。
少なくとも1つのプールを含むストレージ アレイに新しいドライブが追加される。
プール内の各ドライブは、タイプ(HDDまたはSSD)が同じであり、同等の容量を備えている必要があります。次のタスクを実行するよう求めるメッセージがSystem Managerに表示されます。
同じタイプの十分な数のドライブがある場合は、1つのプールを作成する。
未割り当て容量が異なるドライブ タイプのドライブで構成されている場合は、複数のプールを作成する。
ストレージ アレイでプールが定義済みの場合は、既存のプールにドライブを追加し、同じタイプの新しいドライブをプールに追加する。
タイプの異なる複数のドライブを追加した場合は、ドライブ タイプが同じドライブを既存のプールに追加し、別のドライブ タイプのドライブを使用して別のプールを作成する。
手動作成
最適な構成を自動作成によって判断できない場合は、プールを手動で作成できます。この状況は、次のいずれかの理由で発生する可能性があります。
新しいドライブが複数のプールに追加される可能性がある。
1つ以上の新しいプールの候補で、シェルフ損失の保護またはドロワー損失の保護を使用できる。
1つ以上の現在のプールの候補で、シェルフ損失の保護またはドロワー損失の保護のステータスを維持できない。
ストレージ アレイ上の複数のアプリケーションが同じドライブ リソースにアクセスしないようにする場合に、プールを手動で作成することもできます。この場合は、1つ以上のアプリケーション用に小規模なプールを手動で作成することも検討してください。データを分散するための多数のボリュームを含む大規模なプールにワークロードを割り当てるのではなく、1~2個のボリュームだけを割り当てることができます。特定のアプリケーションのワークロード専用の個別のプールを手動で作成すると、ストレージ アレイの処理をより迅速に実行できるようになり、競合が軽減されます。