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従来型システムで作成されたプライマリ ボリュームのミラー ペアの作成

ThinkSystem System Managerで管理できない従来のストレージ アレイにプライマリ ボリュームを作成した場合は、ThinkSystem System Managerを使用してそのアレイにセカンダリ ボリュームを作成できます。

このタスクについて

別のインターフェイスを使用する従来のアレイと、ThinkSystem System Managerで管理できる新しいアレイの間で非同期ミラーリングを実行できます。

  • 2 つのストレージ・アレイ (

    ThinkSystem System Manager を使用) 間でミラーリングしている場合、ミラーリング・ペアの作成シーケンスでミラーリング・ペアを既に完成させているため、このタスクをスキップできます。
  • このタスクはリモート ストレージ アレイで実行します。

  1. ストレージ > 非同期ミラーリングの順に選択します。
  2. [ミラー ペア]タブを選択します。
    [ミラー ペア]の表に、ストレージ アレイに関連付けられているミラー ペアがすべて表示されます。
  3. ステータスが不完全のミラー ペア ボリュームを探し、そのミラー ペアの列に表示される[ミラー ペアの作成]リンクをクリックします。
  4. 次のどちらかのラジオ ボタンを使用して、ミラー ペア作成手順を自動と手動のどちらで実行するかを選択します。

    • 自動 – 新しいセカンダリ ボリュームを作成します。

      セカンダリ ボリュームを作成する既存のプールまたはボリューム グループを選択して、ミラー ペアのリモート側のデフォルト設定を受け入れます。セカンダリ ボリュームにデフォルトの設定でリザーブ容量を割り当てるには、このオプションを使用します(推奨)。

    • 手動 – 既存のボリュームを選択します。

      セカンダリ ボリュームのパラメータを独自に定義します。

      1. 次へ」をクリックして、セカンダリー・ボリュームを選択します。
      2. セカンダリー・ボリュームとして使用する既存のボリュームを選択し、

        次へ」をクリックして予約済み容量を割り当てます。
      3. リザーブ容量を割り当てます。次のいずれかを実行します。

        • デフォルト設定を使用する。

          リザーブ容量のデフォルト設定はベース ボリュームの容量の20%であり、通常はこの容量で十分です。

        • 独自の予約済み容量設定を割り当てて、非同期ミラーリングに関連するデータ・ストレージのニーズを満たします。

          必要な容量は、プライマリ ボリュームに対するI/O書き込みの頻度とサイズ、およびその容量を維持する必要がある期間によって異なります。一般に、次のいずれかまたは両方に該当する場合は、リザーブ容量を大きくします。

          • ミラー ペアを長期にわたって維持する場合。

          • 大量のI/Oアクティビティにより、プライマリ ボリュームのデータ ブロックの大部分で変更が発生する場合。プライマリ ボリュームに対する一般的なI/Oアクティビティを判断するには、過去のパフォーマンス データやその他のオペレーティング システム ユーティリティを使用します。

  5. [完了]を選択します。

次の処理

ThinkSystem System Managerは次の処理を実行します。

  • リモート ストレージ アレイ上にセカンダリ ボリュームが作成され、ミラー ペアのリモート側にリザーブ容量が割り当てられます。

  • ローカル ストレージ アレイとリモート ストレージ アレイの間で初期同期を開始します。

  • ミラーリングしているボリュームがシン ボリュームの場合、初期同期では、割り当てられたブロックのみがセカンダリ ボリュームに転送されます。これにより、初期同期で転送する必要があるデータの量が削減されます。

  • ローカル ストレージ アレイとリモート ストレージ アレイにミラー ペア用のリザーブ容量を作成します。