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始動パスワード

始動パスワードが設定されている場合、サーバーの電源をオンにした後、始動パスワードを入力するまではシステムの起動は完了しません。パスワードには、6 文字から 20 文字までの印刷可能な ASCII 文字を任意に組み合わせて使用できます。

始動パスワードを設定すると、Unattended Start モードを有効にできます。このモードでは、キーボードとマウスはロックしたままでオペレーティング・システムを起動できます。始動パスワードを入力することにより、キーボードとマウスのロックを解除できます。

始動パスワードを忘れた場合は、次のいずれかの方法でサーバーへのアクセスを回復できます。

  • 管理者パスワードが設定されている場合は、パスワード・プロンプトで管理者パスワードを入力します。Setup Utility を開始して、始動パスワードをリセットします。
    重要
    管理者パスワードを設定したがそれを忘れてしまった場合、管理者パスワードを変更、オーバーライド、または削除することはできません。システム・ボードを交換する必要があります。
  • サーバーからバッテリーを取り外し、30 秒待ってから、再度取り付けます。
  • システム・ボード・スイッチ・ブロック (SW1) のスイッチ 2 を有効にして始動パスワードのスイッチの位置を変更し、パスワード検査をバイパスします (詳しくは、システム・ボードのスイッチとジャンパーを参照)。
    重要
    スイッチの設定を変更する、あるいはジャンパーを移動する前にはサーバーの電源をオフにしてください。次に、すべての電源コードおよび外部ケーブルを切り離してください。安全についての情報は、安全についてを参照してください。本書に表示されていないシステム・ボード上のスイッチ・ブロックまたはジャンパー・ブロックでは、設定の変更またはジャンパーの移動を行わないでください。

    スイッチ・ブロック SW1 上のすべてのスイッチのデフォルト位置は、「オフ」です。

    サーバーの電源がオフの間に、スイッチ・ブロック (SW1) のスイッチ 2 を「オン」位置に移動して、始動パスワード・オーバーライドを有効にします。Setup Utility を開始して、始動パスワードをリセットできます。スイッチを前の位置に戻す必要はありません。

    始動パスワード・オーバーライド・スイッチは、管理者パスワードには影響しません。