システム・ボードのスイッチ、ジャンパー、およびボタン

次の図は、サーバー上のスイッチ、ジャンパー、およびボタンの位置を示しています。

注

スイッチ・ブロックの上に透明な保護ステッカーが張られている場合、スイッチにアクセスするためにステッカーを取り除いて廃棄する必要があります。

図 1. システム・ボードのスイッチ、ジャンパー、およびボタン

図 2. システム・ボードのスイッチ、ジャンパー、およびボタン: マシン・タイプ 8871–AC3 の場合

以下の表は、システム・ボード上のジャンパーについて説明しています。

表 1. システム・ボードのジャンパー.

以下の 3 つの列見出しから構成される表は、システム・ボードのジャンパーについて示しています。この最初の列はジャンパー番号です。2 列目はジャンパー名です。3 列目はジャンパー設定です。

ジャンパー番号	ジャンパー名	ジャンパーの設定
J7	システム TPM 物理プレゼンス・ジャンパー	ピン 1 と 2: 通常 (デフォルト)。 ピン 2 と 3: システム TPM に物理プレゼンスを通知します。
J11	CMOS クリア・ジャンパー	ピン 1 と 2: 通常 (デフォルト)。 ピン 2 と 3: リアルタイム・クロック (RTC) レジストリーをクリアします。
J15	UEFI ブート・バックアップ・ジャンパー	ピン 1 と 2: 通常 (デフォルト)。プライマリー・サーバー・ファームウェア ROM ページをロードします。 ピン 2 と 3: 2 次 (バックアップ) サーバー・ファームウェア ROM ページをロードします。
注 ジャンパーがない場合、サーバーはピンがデフォルトに設定されているものとして対応します。 サーバーの電源をオンにする前に UEFI ブート・バックアップ・ジャンパー (J15)の位置をピン 1 と 2 からピン 2 と 3 に変更すると、どちらのフラッシュ ROM ページがロードされるかを通知するアラートが出されます。サーバーの電源をオンにした後は、ジャンパーのピン位置を変更しないでください。これを行うと、予測不能な問題が発生する可能性があります。

以下の表は、システム・ボード上にある SW6 スイッチ・ブロックについて説明しています。

表 2. システム・ボードの SW6 スイッチ・ブロック定義.

スイッチの番号、デフォルトの位置、およびその説明を示す 3 列の表。

スイッチ番号	デフォルト位置	説明
1	オフ	予約済み
2	オフ	始動パスワードのオーバーライド。このスイッチの位置を変更すると、次回にサーバーの電源を入れたときに始動パスワード検査をバイパスして、Setup Utility を開始するため、始動パスワードを変更または削除できるようになります。始動パスワードのオーバーライド後に、スイッチをデフォルト位置に戻す必要はありません。 管理者パスワードが設定されている場合、このスイッチの位置を変更しても管理者パスワード検査に影響を及ぼすことはありません。
3	オフ	予約済み
4	オフ	予約済み
5	オフ	予約済み
6	オフ	予約済み

重要

1. スイッチの設定を変更する、あるいはジャンパーを移動する前には、サーバーの電源をオフにしてください。次に、すべての電源コードおよび外部ケーブルを切り離してください。安全について、取り付けのガイドライン、静電気の影響を受けやすいデバイスの取り扱い、および サーバーの電源をオフにするに記載されている情報を確認します。
2. システム・ボード上のスイッチ・ブロックまたはジャンパー・ブロックのうち、本書の図に示されていないものは予約済みです。

次の表は、システム・ボード上にあるボタンの機能について説明しています。

表 3. サーバー上のボタン.

ボタンの名前とその説明を示す 2 列の表。

ボタン名	機能
NMI 強制ボタン	このボタンはサーバーの背面にあります。このボタンを押すと、マイクロプロセッサーにマスク不能割り込みを強制します。ボタンを押すには、ペンまたは真っすぐに伸ばしたペーパー・クリップの先を使用することが必要な場合があります。また、このボタンを使用して、ブルー・スクリーン・メモリー・ダンプを強制することも可能です (このボタンは、Lenovo サポートから指示があった場合にのみ使用してください)。