既知の問題および回避策
以下の既知の問題および回避策は、Microsoft System Center Configuration Manager 対応 Lenovo Deployment Pack を対象としています。
SCCM 2012 SP1 を使用して「Set RAID Config (RAID 構成の設定)」アクションまたは「Bare Metal Server Deployment (ベア・メタル・サーバー・デプロイメント)」を実行すると、テスト・シーケンス・エラー (0x00000001) が発生します。
RAID 構成の実行時に、このアクションまたはタスク・シーケンスが失敗する場合があります。これは、スクラッチ・スペース・サイズが、さらにアクションを実行するには小さすぎることが原因です。
回避策: これは SCCM 2012 SP1 の既知の問題です。問題を解決するには、以下の手順でスクラッチ・スペースを増加してください。- タスク・シーケンスで使用されるブート・イメージを右クリックして、「Properties (プロパティ)」を選択します。
- 「Customization (カスタマイズ)」タブに移動し、「Windows PE Scratch Space (Windows PE スクラッチ・スペース)」のサイズに「64」以上を選択します。
WinPE が、ロード後すぐにリブートされ、タスク・シーケンスの実行に失敗します。
WinPE がロード直後にリブートされ、Lenovo サーバー Flex System x220 計算ノードおよび System x iDataPlex dx360 M4 にデプロイできません。WinPE がその IP アドレスを獲得する前にタスク・シーケンスが実行されるため、デプロイメントは失敗します。これは WinPE ネットワーク・ドライバーの既知の問題です。
回避策: 以下の手順で、タスク・シーケンスを続行してください。- WinPE のロード後、「F8」を押してコマンド・ウィンドウを開きます。
- ipconfig /renew コマンドを実行して、WinPE が IP アドレスを獲得していることを確認します。
- x:\sms\bin\<architecture>\tsbootshell.exe を実行して、タスク・シーケンスを再開します。
Get BIOS アクションが、BIOS バージョンのより低いシステムで失敗する場合があります。
構成アクション・タイプとして「BIOS Config」が選択され、アクション・タイプとして「Get」が選択されている Lenovo カスタマイズ・アクションを作成すると、「GetBIOS」アクションで BIOS 情報を取得できないことがあります。
回避策: BIOS バージョンを、より新しいバージョンにアップグレードしてください。
Lenovo Deployment Pack を再インストールした後、既存のタスク・シーケンスが動作しません。
Lenovo Deployment Pack の再インストール後、既存のタスク・シーケンスがクライアント・マシンで動作しません。「Failed to resolve the source for SMS package_ID...」など、いくつかのエラー・メッセージが表示されます。
パッケージ ID は再インストール後に変更されます。そのため、既存のタスク・シーケンスで参照されているパッケージ ID を更新する必要があります。
回避策:- タスク・シーケンスを編集モードで開きます。
- そのタスク・シーケンスに小さな変更 (たとえば、スペースを説明フィールドに追加) を加えます。
- 「Apply (適用)」をクリックします。そのタスク・シーケンスにあるパッケージ ID が更新されます。
Lenovo Deployment Pack をアンインストールまたは再インストールした後、「Diskpart clean」タスクおよび「Apply Driver Package (ドライバー・パッケージの適用)」タスクを再度割り当てる必要があります。
「タスク シーケンス」ウィザードで作成された既存のタスク・シーケンスでは、Lenovo Deployment Pack のアンインストールまたは再インストールの後で「Diskpart clean (Diskpart clean)」および「Apply Driver Package (ドライバー・パッケージの適用)」タスクを割り当て直す必要があります。
これは、OSD における通常の動作です。
回避策: Lenovo Deployment Pack の再インストール後またはアンインストール後にタスク・シーケンス・エディターを開いて、赤いフラグをクリアすることにより、「Diskpart clean (Diskpart clean)」および「Apply Driver Package (ドライバ パッケージの適用)」タスクを再構成してください。
Microsoft System Center Configuration Manager サーバーが既にアンインストールされている場合、Lenovo Deployment Pack のアンインストールは失敗します。
Microsoft System Center Configuration Manager サーバーをアンインストールした後に Lenovo Deployment Pack をアンインストールすると、Lenovo Deployment Pack のアンインストールは失敗します。
回避策: Microsoft System Center Configuration Manager をアンインストールした後に、Lenovo Deployment Pack サーバーをアンインストールしてください。
Microsoft System Center Configuration Manager サーバーを再起動した後、PXE ブートがクライアント・マシンで失敗します。
Microsoft System Center Configuration Manager サーバーの再起動後、PXE ブートがクライアント・マシンで失敗し、エラー・メッセージ「TFTP Error, File not found.」が出されます。
Microsoft System Center Configuration Manager サーバー上の PXE ブート・ファイルは、再起動の後に削除されるため、PXE ブートは行われません。
回避策: Microsoft System Center Configuration Manager サーバーを再起動した後で、以下の手順に従ってください。- Windows 展開サービス (WDS) を停止します。
- windows\Temp フォルダーを削除または名前変更し、新しい windows\Temp フォルダーを作成します。
- WDS を再起動します。
Lenovo ベア・メタル・タスク・シーケンスを作成しているときに、エラー・メッセージが表示されることがあります。
Lenovo ベア・メタル・タスク・シーケンスを作成しているときに、エラー・メッセージ「CreateTaskSequenceTemplate: Unable to add the task sequence to the task sequence package (タスク・シーケンス・テンプレート: タスク・シーケンスをタスク・シーケンス・パッケージに追加できません)」が表示されることがあります。
「OK」をクリックすると、もう 1 つのエラー・メッセージ「CreateTaskSequenceTemplate: Could not create task sequence package (CreateTaskSequenceTemplate: タスク・シーケンス・パッケージを作成できません)」が表示されます。
回避策: Microsoft System Center Configuration Manager サーバーを再起動してから、タスク・シーケンスの作成を再試行してください。
タスク・シーケンスの作成中に「Do not select now (今は選択しない)」を選択すると、タスク・シーケンスが自動的にオペレーティング・システム・イメージを選択します。
タスク・シーケンスを作成しているときに、オペレーティング・システム・イメージについて「Do not select now (今は選択しない)」を選択すると、タスク・シーケンスはデフォルトで、作成された後で使用可能なオペレーティング・システム・イメージを選択します。このタスク・シーケンスを適用すると、いくつかのフィールドに無効な値があることを示すエラー・メッセージが表示されます。
回避策: この問題は、デフォルトのオペレーティング・システム選択メカニズムが原因で発生します。この問題を解決するには、もう一度デフォルト・オペレーティング・システムを選択し、「OK」をクリックし、さらに「Apply (適用)」をクリックしてください。
グループが無効になっていても、タスク・シーケンス編集の間にサブ項目を検査する必要があります。
タスク・シーケンスを編集するとき、グループを無効にしていても、そのグループのサブ項目を検査する必要があります。
回避策: サブ項目の適切な値を選択し、それらをエラー・アイコンに応じて検査し、タスク・シーケンスを適用してください。
すべてのフィールドに有効な値が入っていても、「Logs/Return Files (ログ/戻りファイル)」タブにエラーが表示されます。
Lenovo タスク・シーケンスで取得アクションを構成しようとすると、すべてのフィールドに有効な値が含まれていても、「Logs/Return Files (ログ/戻りファイル)」タブにエラー・アイコンが表示されます。この場合、「Apply (適用)」または「OK」をクリックしても、構成を保存できません。
回避策: このタブの別のフィールド (テキスト・ボックスなど) をクリックします。エラー・アイコンが消え、構成設定を保管できるようになります。
いくつかのフィールドが欠落しているため、赤いエラー・アイコンが表示されていても、タスク・シーケンスを保存することができます。
いくつかのフィールドにエラーがある新しいタスク・シーケンスを生成すると、そのタスク・シーケンスは起動することも閉じることもでき、メッセージは出されません。このタスクでは、タスク・エディターが閉じるまでエラー検査は行われません。
回避策: このタブで別のフィールド (テキスト・ボックスやチェック・ボックスなど) をクリックすると、エラー・アイコンは消えます。これで、構成設定を保存できるようになります。
Lenovo Deployment Pack で「Set RAID Config (RAID 構成の設定)」タスクを実行するためには、ディスクがアクティブまたは「unconfig good」状態でなければなりません。
ディスク状態がアクティブでも「unconfig good」でもなければ、「Set RAID Config (RAID 構成の設定)」タスクは失敗します。ディスク状態は、WEBBIOS/RAID 構成ページで調べることができます。
回避策: リブートしてから、WEBBIOS/RAID 構成でディスクをアクティブ状態に設定してください。
アカウントに SCCM 管理者権限がない場合、アンインストール操作によってコンポーネントのすべてが削除されるわけではありません。
SCCM 管理者権限がない状態で Lenovo Deployment Pack のアンインストールを試みても、アンインストールによってコンポーネントのすべてが削除されるわけではありません。Lenovo Deployment Pack は「Add/Remove program (プログラムの追加と削除)」リストで削除できますが、Microsoft SCCM コンソールにパッケージ、ドライバー、およびその他のドライバー・パッケージ項目が残ります。Lenovo Deployment Pack をアンインストールするには、アカウントがシステム管理者グループと SCCM 管理者グループに属していることを確認してください。
回避策: システム管理者および SCCM 管理者権限がある状態で Lenovo Deployment Pack を削除してください。
Lenovo Deployment Pack のアンインストール後、いくつかのファイルがインストール・フォルダーに残ります。
Lenovo Deployment Pack がアンインストールされた後でも、インストール・フォルダー内のいくつかのファイルが削除されていません。
回避策: ファイルは、手動で削除してください。
Lenovo Deployment Pack がインポート・ウィザードを使用して、またはアンインストール・プロセス中に削除された場合、Configuration Manager インストール・パスにあるインポート済みファイルのいくつかが削除されないことがあります。
Lenovo Deployment Pack をインポート・ウィザードを使用して、またはアンインストール・プロセス中に削除した後、Configuration Manager インストール・パスにあるインポート済みファイルのいくつかが削除されないことがあります。
回避策: 次のインポートまたはインストール手順に影響はありません。マシンを再起動して、ファイルを手動で削除してください。詳しくは、ユーザーズ・ガイドでトラブルシューティングに関するセクションを参照してください。
Lenovo Deployment Pack がインポート・ウィザードを使用して、またはアンインストール・プロセス中に削除された後、Configuration Manager コンソール内のメニューのいくつかが削除されないことがあります。
Lenovo Deployment Pack をインポート・ウィザードを使用して、またはアンインストール・プロセス中に削除した場合、Lenovo Deployment Pack のインポート時に生成された、Configuration Manager コンソール内のメニューのいくつかが削除されないことがあります。
回避策: 次のインポートまたはインストール手順に影響はありません。これらのファイルを手動で削除し、Configuration Manager コンソールを再起動してください。詳しくは、ユーザーズ・ガイドでトラブルシューティングに関するセクションを参照してください。
Lenovo の「Bare Metal Server Deployment (ベア・メタル・サーバー・デプロイメント)」タスク・シーケンスを作成する際に、ブート・イメージが自動的に選択されません。
Lenovo の「Bare Metal Server Deployment (ベア・メタル・サーバー・デプロイメント)」タスク・シーケンスを作成する際に、タスクでブート・イメージが自動的に選択されません。
回避策: これは既知の問題です。以下の手順で新しいブート・イメージを選択できます。- 作成したタスク・シーケンスを右クリックして、「Properties (プロパティ)」を選択します。
- 「Advanced (詳細)」タブに切り替えて、「Use a boot image (ブート・イメージを使用する)」チェック・ボックスを選択してから、ブート・イメージを見つけて選択します。
Lenovo Deployment Pack をアンインストールしている間に「Cancel (キャンセル)」ボタンをクリックすると、予期しないエラーが発生します。
Lenovo Deployment Pack をアンインストールしている間に「Cancel (キャンセル)」ボタンをクリックすると、いくつかの情報をロールバックできないことがあります。Lenovo Deployment Pack を再度アンインストールすることはできません。
回避策: これは既知の問題です。MicrosoftWindows Installer CleanUp Utility を使用して、残っている情報をクリーンアップしてください。Installer CleanUp Utility について詳しくは、IBM サポート対象製品リスト Web ページを参照してください。
アンインストールを確認するウィンドウが、インストール・プログラムの処理バーに妨害されることがあります。
システム制御パネルから製品をアンインストールしている際に、アンインストール・プロセスの終わりで確認ウィンドウが開きますが、処理バーによってアンインストールの確認が妨げられます。
回避策:- 下にあるアンインストール確認ウィンドウをクリックしてアクティブにし、次に「OK」をクリックしてアンインストールを完了します。
- 「Start (スタート)」メニューからアンインストール・ショートカット・オプションを使用して製品をアンインストールします。この方法では、確認メッセージ・ウィンドウは妨害されません。