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トラブルシューティング

問題が発生する場合は、セットアップ時の設定の欠陥や意図しない欠落が原因であることがよくあります。多くの場合、問題の症状は、問題の理由を示す手掛かりとなります。一般に、トラブルシューティングは、特定のタスクが実行されたことの確認から始めます。

このタスクについて

トラブルシューティングを開始するには、以下の基本ステップに従います。

手順

  1. 資料を読みます。

    この製品の使用に関する問題の多くは、資料内でカバーされています。サポートに連絡する前に、資料を確認してください。

  2. アクション設定を確認します。

    タスク・シーケンスが失敗する原因として最も多いのは、タスク・シーケンスのステップで入力した設定に関連しています。

    以下のタスク・シーケンス・ステップを確認します。
    • 環境変数またはタスク・シーケンス変数の参照が有効であること。
    • ファイル参照が有効であること。可能な場合は、必ず DOS 8.3 命名を使用します。スペースが組み込まれたファイル名は絶対に使用しないでください。
    • ディレクトリー参照が有効であること。ターゲット・コンピューターからファイルをキャプチャーする場合、保存先のディレクトリーが既に存在していることを確認してください。プロセスはディレクトリー構造を自動的に作成しません。
  3. ログ・ファイルを確認し、デバッグ・ロギングを使用します。

    この展開キットのカスタム・アクションは、WinPE から SMSTS.LOG ファイルをキャプチャーし、キャプチャーしたファイルを Configuration Manager サーバーに送り返します。

    問題のトラブルシューティングに役立てるために、カスタム・アクションを使用して拡張ロギングを実行することもできます。このロギングは、シーケンス・アクションの「Logs / Return Files (ログ/戻りファイル)」タブで有効にします。

  4. その他もすべて失敗する場合は、ヘルプおよび技術サポートの入手の説明に従って、Lenovo サポートに連絡してください。サポートに連絡する前に、問題に関連する適切な情報を収集しておいてください。Lenovo サポートに連絡する場合は、問題を効率的に解決できるように、必ず情報セットを提供してください。連絡する前に、適切な情報を収集してください。以下に、収集する情報についてのガイドを示します。
    1. 使用していたタスク・シーケンスを右クリックして「Export (エクスポート)」を選択し、エクスポートします。
    2. 問題がインターフェースで確認できる場合は、該当する部分のスクリーン・キャプチャーを収集します。
    3. 問題が製品のインストールに関連する場合、あるいはインストールの直後に発生する場合は、次のことを行います。
      1. 一時ファイル・ディレクトリー (%TEMP% 環境変数で指定されています) 内にある MSI インストール・ログのコピーを収集します。通常、このファイルは「1」ディレクトリー内にあり、ランダムな名前 (MSIrandom_characters.LOG の形式) が付いています。
      2. _Installer.Log ファイルと _InstalledComponents.Xml ファイルを収集します。これらのファイルは、次のディレクトリー内にあります。AdminUI Install Directory\XmlStorage\Extensions\bin\Deployment\Lenovo\Lenovo Deployment Pack\setup
        ログ・ファイルの場所はマシンによって異なります。
    4. タスク・シーケンスの実行中に問題が発生した場合は、以下のことを行います。
      1. WinPE から SMSTS.LOG ファイルのコピーを収集します。

        このログは、PXE ブートの場合、X:\Windows\Temp\Smstslog ディレクトリー内にあります。また、このログは、ローカル・ドライブの \Smstslog ディレクトリー内にもあります。ログ名の形式は、SMSTSLOGtime_based_name>.LOG です。

      2. カスタム・アクションの「Logs / Return Files (ログ/戻りファイル)」タブで「Retrieve the task sequence log file from the client when this action runs (この操作の実行時にクライアントからタスク・シーケンス・ログ・ファイルを取得する)」チェック・ボックスを使用して、保存されているカスタム・アクション・ログのコピーを収集します。「Enable extended/debug logging by this action (このアクションで拡張/デバッグ・ロギングを有効にする)」のチェック・ボックスも選択する必要があります。
      3. 構成タスクに対する入力データとして使用されたファイル (INI または XML ファイルなど) のコピーを収集します。
    5. 問題の完全かつ詳細な説明には、次の情報が含まれます。
      1. 失敗した正確なポイント (処理が失敗したときに実行されていたアクションなど)、エラー・メッセージ、エラー・コード、およびその他の関連事実の説明あるいはスクリーン・キャプチャー。
      2. 構成中のコンピューターに関する詳細な説明 (モデル、ハードウェア構成、RAID コントローラー、およびその他の特性など)。
      3. 以下の質問に関連する状況説明。
        • このタスク・シーケンスあるいはアクションが過去に動作していたかどうか。動作が停止したのはいつか。
        • 以前に動作していた場合、今回との違いは何か。このタスク・シーケンスが他のコンピューター・タイプに適用されているかどうか。他の構成ファイルやタスク・シーケンス変数を使用しているかどうか、あるいは他に変更されたものがないか。