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パワー・サプライの再取り付け

以下の手順を使用して、パワー・サプライを NeXtScale n1200 Enclosureに取り付けます。 パワー・サプライの取り付けは、NeXtScale n1200 Enclosureの電源がオンのときに行うことができます。

手順

重要
  • 各シャーシ内では、同じ電力定格またはワット数のパワー・サプライのみを使用してください。
  • 入力電力が、相関あるいは相-中性点間の、公称電圧 100 から 127 ボルト AC、50/60 Hz (低回線の場合) か、公称電圧 200 から 240 ボルト AC、50/60 Hz (高回線の場合) のパワー・サプライであることを確認します。
  • 900 ワットのパワー・サプライでは、低回線入力電圧 (AC 100V から 127V) で作動している場合、可能な電力出力は最大で 600 ワットのみです。高回線出力電圧 (AC 200V から 240V) で作動している場合は、最大 900 ワットです。
  • GPU トレイがシャーシに取り付けられている場合、使用できるのは、高回線入力電圧 (AC 200V から 240V) の 1300 ワット・パワー・サプライのみです。
  • パワー・サプライをシャーシに取り付ける際には、電源コードがパワー・サプライに接続されていないことを確認してください。
  • 面ファスナー・ストラップをパワー・サプライの後部から取り外さないでください。

下記の表では、ノードにあるすべての DIMM スロット、PCIe スロット、およびハード・ディスクに中身が搭載されていると仮定した場合に、特定のプロセッサー・タイプにおいてシャーシに取り付け可能なノードの数量を示しています。 この表は、900 ワットまたは 1300 ワットのパワー・サプライ、および指定された電源設定に基づいています。 ただし、NeXtScale n1200 エンクロージャーのソリューションを構築する場合、選択されたパワー・サプライの数がシャーシ構成のサポートに適切であるか確認するため、最新バージョンの IBM Power Configurator を使用して、構成の電源要件の妥当性を検査する必要があります。IBM Power Configurator ツールを使用して構成の妥当性検査を行わなかった場合、システム・エラーが発生したり、電源が入らなかったり、マイクロプロセッサーのスロットルが発生したり、マイクロプロセッサーのパフォーマンスをフル活用するシステムの能力が制限される可能性があります。Power Configurator ツールは、http://www-03.ibm.com/systems/bladecenter/resources/powerconfig.html にあります。 構成および Power Configurator に関して質問または問題がある場合は、power@us.ibm.com までお問い合わせください。

表 1. サポートされるコンピュート・ノード (高回線 AC 入力、900 ワットのパワー・サプライを 6 個使用)
マイクロプロセッサー SKU (W)

マイクロプロセッサー数

冗長性なしまたは N+1 (OVS1、N=5)N+1 冗長性 (N=5)N+N 冗長性 (N=3)N+N 冗長性 (OVS1、N=3)
50112121212
212121112
60112121212
212121012
70112121212
21212811
80112121112
2121289
95112121012
21212610
11511212810
2121058
1301121279
210847
1. 電源システムの OVS (オーバーサブスクリプション) を使用すると、使用可能なシステム電源の使用効率を上げることができます。
表 2. サポートされるコンピュート・ノード (低回線 AC 入力、900 ワットのパワー・サプライを 6 個使用)
マイクロプロセッサー SKU (W)

マイクロプロセッサー数

冗長性なしまたは N+1 (OVS1、N=5)N+1 冗長性 (N=5)N+N 冗長性 (N=3)N+N 冗長性 (OVS1、N=3)
5011212911
21212610
601121279
212957
701121279
212957
801121268
210957
951121167
29746
115111956
27635
13019845
26534
1. 電源システムの OVS (オーバーサブスクリプション) を使用すると、使用可能なシステム電源の使用効率を上げることができます。
表 3. サポートされるコンピュート・ノード (高回線 AC 入力、1300 ワットのパワー・サプライを 6 個使用)
マイクロプロセッサー SKU (W)

マイクロプロセッサー数

冗長性なしまたは N+1 (OVS1、N=5)N+1 冗長性 (N=5)N+N 冗長性 (N=3)N+N 冗長性 (OVS1、N=3)
50112121212
212121212
60112121212
212121212
70112121212
212121212
80112121212
212121212
95112121212
212121012
115112121212
21212812
130112121212
21212711
1. 電源システムの OVS (オーバーサブスクリプション) を使用すると、使用可能なシステム電源の使用効率を上げることができます。
表 4. サポートされるコンピュート・ノードおよび 2 つの 130 ワット2 GPU (高回線 AC 入力、1300 ワットのパワー・サプライを 6 個使用)
マイクロプロセッサー SKU (W)

マイクロプロセッサー数

冗長性なしまたは N+1 (OVS1、N=5)N+1 冗長性 (N=5)N+N 冗長性 (N=3)N+N 冗長性 (OVS1、N=3)
5016666
26666
6016666
26666
7016666
26666
8016666
26666
9516666
2665 + 1 マイクロプロセッサー・ノード6
11516666
26656
1301665 + 1 マイクロプロセッサー・ノード6
2664 + 1 マイクロプロセッサー・ノード5 + 1 マイクロプロセッサー・ノード
  1. 電源システムの OVS (オーバーサブスクリプション) を使用すると、使用可能なシステム電源の使用効率を上げることができます。
  2. 130 ワットの GPU は、IBM オプション部品番号 00J6165 です。
表 5. サポートされるコンピュート・ノードおよび 2 つの 225 ワット2 GPU (高回線 AC 入力、1300 ワットのパワー・サプライを 6 個使用)
マイクロプロセッサー SKU (W)

マイクロプロセッサー数

冗長性なしまたは N+1 (OVS1、N=5)N+1 冗長性 (N=5)N+N 冗長性 (N=3)N+N 冗長性 (OVS1、N=3)
501665 + 1 マイクロプロセッサー・ノード6
26656
6016656
2664 + 1 マイクロプロセッサー・ノード5 + 1 マイクロプロセッサー・ノード
7016656
2664 + 1 マイクロプロセッサー・ノード5 + 1 マイクロプロセッサー・ノード
8016656
2664 + 1 マイクロプロセッサー・ノード5 + 1 マイクロプロセッサー・ノード
951664 + 2 マイクロプロセッサー・ノード6
26645
1151664 + 1 マイクロプロセッサー・ノード5 + 1 マイクロプロセッサー・ノード
2663 + 1 マイクロプロセッサー・ノード4 + 1 マイクロプロセッサー・ノード
1301664 + 1 マイクロプロセッサー・ノード5
2663 + 1 マイクロプロセッサー・ノード4 + 1 マイクロプロセッサー・ノード
  1. 電源システムの OVS (オーバーサブスクリプション) を使用すると、使用可能なシステム電源の使用効率を上げることができます。
  2. 225 ワットの GPU には、IBM オプション部品番号 00D4192、00J6161、00J6163、および 00J6165 があります。
表 6. サポートされるコンピュート・ノードおよび 2 つの 235 ワット2 GPU (高回線 AC 入力、1300 ワットのパワー・サプライを 6 個使用)
マイクロプロセッサー SKU (W)

マイクロプロセッサー数

冗長性なしまたは N+1 (OVS1、N=5)N+1 冗長性 (N=5)N+N 冗長性 (N=3)N+N 冗長性 (OVS1、N=3)
501665 + 1 マイクロプロセッサー・ノード6
2664 + 1 マイクロプロセッサー・ノード6
6016656
2664 + 1 マイクロプロセッサー・ノード5 + 1 マイクロプロセッサー・ノード
7016656
2664 + 1 マイクロプロセッサー・ノード5 + 1 マイクロプロセッサー・ノード
8016656
2664 + 1 マイクロプロセッサー・ノード5 + 1 マイクロプロセッサー・ノード
951664 + 2 マイクロプロセッサー・ノード5 + 1 マイクロプロセッサー・ノード
26645
1151664 + 1 マイクロプロセッサー・ノード5 + 1 マイクロプロセッサー・ノード
2663 + 1 マイクロプロセッサー・ノード4 + 1 マイクロプロセッサー・ノード
13016645
2663 + 1 マイクロプロセッサー・ノード4
  1. 電源システムの OVS (オーバーサブスクリプション) を使用すると、使用可能なシステム電源の使用効率を上げることができます。
  2. 235 ワットの GPU は、IBM オプション部品番号 00FL133 です。
表 7. サポートされるコンピュート・ノードおよび 2 つの 300 ワット2 GPU (高回線 AC 入力、1300 ワットのパワー・サプライを 6 個使用)
マイクロプロセッサー SKU (W)

マイクロプロセッサー数

冗長性なしまたは N+1 (OVS1、N=5)N+1 冗長性 (N=5)N+N 冗長性 (N=3)N+N 冗長性 (OVS1、N=3)
501664 + 2 マイクロプロセッサー・ノード5 + 1 マイクロプロセッサー・ノード
26645
6016645
2663 + 2 マイクロプロセッサー・ノード4 + 2 マイクロプロセッサー・ノード
7016645
2663 + 2 マイクロプロセッサー・ノード4 + 2 マイクロプロセッサー・ノード
8016645
2663 + 2 マイクロプロセッサー・ノード4 + 2 マイクロプロセッサー・ノード
9516644 + 2 マイクロプロセッサー・ノード
2663 + 1 マイクロプロセッサー・ノード4 + 1 マイクロプロセッサー・ノード
1151663 + 2 マイクロプロセッサー・ノード4 + 2 マイクロプロセッサー・ノード
265 + 1 マイクロプロセッサー・ノード33 + 2 マイクロプロセッサー・ノード
1301663 + 2 マイクロプロセッサー・ノード4 + 1 マイクロプロセッサー・ノード
265 + 1 マイクロプロセッサー・ノード33 + 2 マイクロプロセッサー・ノード
  1. 電源システムの OVS (オーバーサブスクリプション) を使用すると、使用可能なシステム電源の使用効率を上げることができます。
  2. 300 ワットの GPU は、IBM オプション部品番号 00J6162 です。

1300 ワットのパワー・サプライのサポート可能性

下記の表では、パフォーマンスと電源効率を上げるためのサポート可能性について記載しています。

表 8. 1300 ワットのパワー・サプライのサポート可能性
1300 ワットのパワー・サプライの数量FPC 電源バンク
冗長性なしN+1 冗長性N+N 冗長性
2サポートサポート対象外
3
4
5
6サポート
ノードの電源をオンにした後に FPC を介して電源冗長性の設定を行うと、現行の電源バンクが不足して N+1 構成または N+N 構成に対応できない可能性があります。冗長性ポリシーを適用する前に、一部またはすべてのノードを取り外すか、ノード構成を軽減してください。

パワー・サプライを取り付けるには、次のステップを実行してください。

図 1. パワー・サプライの取り付け
パワー・サプライの取り付けを示す図

  1. パワー・サプライ・ハンドルをつかみ、所定の位置にロックされるまでパワー・サプライをスライドさせてベイに挿入します。
  2. 電源コードをパワー・サプライに接続します。
    1. パワー・サプライに取り付けられている面ファスナー・ストラップを緩めます。ただし、取り外さないでください。
    2. パワー・サプライ・ハンドルに電源コードの位置を合わせ、面ファスナー・ストラップを使用してコードをハンドルに固定します。
    3. 電源コード・コネクターをループ状にして、パワー・サプライに接続します。
      図 2. パワー・サプライ・コードのストレイン・リリーフ
      パワー・サプライ・コードのストレイン・リリーフを示す図
    4. ストレイン・リリーフ・タイを通して電源コードを逆方向に押し、ループから余分なケーブルを取り除きます。