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重要プロダクト・データ (VPD) の更新

重要プロダクト・データ (VPD) を更新するには、このトピックを使用します。

  • (必須) マシン・タイプ

  • (必須) シリアル番号

  • (必須) システム・モデル

  • (オプション) 資産タグ

  • (オプション) UUID

ノード固有のシリアル番号の作成

新しく取り付けたプロセッサー・ボードのVPDを更新する場合は、トレイのシリアル番号を使用しないでください。代わりに、VPDの更新時に各ノードに固有のシリアル番号を使用する必要があります。次の手順に従って、有効なノード固有のシリアル番号を作成します。

  1. トレイの前面にあるトレイのシリアル番号ラベルを見つけます。トレイのシリアル番号をメモします。(次の図はご使用のハードウェアと多少異なる場合がありますが、場所は同じです)。

    1 トレイ・シリアル番号ラベル



  2. 下の図に表示されているように、上から見て右側にトレイ・ハンドルを配置します。

  3. プロセッサーは、以下の図で指定されている位置Aまたは位置Bに取り付けることができます。新しく取り付けたプロセッサー・ボードが位置Aにあるか、位置Bにあるかを確認します。

  4. ノード固有のシリアル番号を作成するには、新しく取り付けたプロセッサー・ボードの位置に応じて、トレイのシリアル番号の末尾に「A」または「B」を追加します。

    例えば、トレイのシリアル番号がAB12CDEFで、プロセッサー・ボードが位置Aに取り付けられている場合、有効なノード固有のシリアル番号はAB12CDEFAです。

    プロセッサー・ボードが位置Bに取り付けられている場合は、トレイのシリアル番号の末尾にBを追加します。

  5. ノード固有のシリアル番号を使用してVPDを更新します。エラー防止のため、トレイのシリアル番号は使用しないでください。

    図 1. プロセッサー・ボードの位置

    1 トレイハンドル



推奨ツール:

  • Lenovo XClarity Provisioning Manager

  • Lenovo XClarity Essentials OneCLI コマンド

Lenovo XClarity Provisioning Manager の使用

手順:

  1. サーバーを起動して画面の指示に従ってキーを押します。デフォルトでは、Lenovo XClarity Provisioning Manager インターフェースが表示されます。

  2. Lenovo XClarity Provisioning Manager メイン・インターフェースの右上隅の をクリックします。

  3. VPD の更新」をクリックし、画面の指示に従って VPD を更新します。

ノード固有のシリアル番号の作成で作成したノード固有のシリアル番号を必ず使用してください。

Lenovo XClarity Essentials OneCLI コマンドを使用する場合

  • マシン・タイプの更新

    onecli config set VPD.SysInfoProdName10 <m/t_model> [access_method]
  • シリアル番号の更新

    onecli config set VPD.SysInfoSerialNum10 <s/n> [access_method]
  • システム・モデルの更新

    onecli config set VPD.SysInfoProdIdentifier <system model> [access_method]
  • 資産タグの更新

    onecli config set VPD.SysEncloseAssetTag <asset_tag> [access_method]
  • UUID の更新

    onecli config createuuid VPD.SysInfoUUID [access_method]
変動要素説明
<m/t_model>

サーバーのマシン・タイプおよび型式番号。

xxxxyyyyyy と入力します。ここで、xxxx はマシン・タイプ、yyyyyy はサーバー・モデルの番号です。

<s/n>

サーバーのシリアル番号。

zzzzzzzz (長さ 8 ~ 10 文字) と入力します。ここで zzzzzzzz はシリアル番号です。

<system model>

サーバー上のシステム・モデル。

system yyyyyyyy と入力します。ここで、yyyyyyyy は製品 ID です。

<asset_tag>

サーバーの資産タグ番号。

aaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa と入力します。ここで、aaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa は資産タグ番号です。

[access_method]

ユーザーが選択したターゲット・サーバーへのアクセス方式。

  • オンライン KCS (非認証およびユーザー制限付き): このコマンドから直接 [access_method] を削除できます。

  • オンライン認証 LAN:この場合、OneCLI コマンドの最後に以下の LAN アカウント情報を指定します。

    --bmc-username <user_id> --bmc-password <password>
  • リモート WAN/LAN:この場合、OneCLI コマンドの最後に以下の XCC アカウント情報と IP アドレスを指定します。

    --bmc <bmc_user_id>:<bmc_password>@<bmc_external_IP>
    • <bmc_user_id>BMC アカウント名 (12 アカウントのうちの 1 つ)。デフォルト値は USERID です。

    • <bmc_password>BMC アカウントのパスワード (12 アカウントのうちの 1 つ)。