メインコンテンツまでスキップ

XClarity Controller イベント

ハードウェア・イベントがサーバー上の Lenovo XClarity Controller によって検出されると、Lenovo XClarity Controller はそのイベントをサーバー内のシステム・イベント・ログに書き込みます。

イベント識別子 (ID) は XCC イベントの検索に使用される固有の識別子です。イベント・メッセージには 1 つ以上の引数を含む場合があります。この引数は、FRU 名またはセンサー名の交換可能テキストで、障害が発生したコンポーネントを識別するために使用できます。したがって、1 つの XCC イベント ID は、異なるハードウェア・コンポーネントで起こった一般的なイベントまたは類似の障害を表す可能性があります。一般的な問題判別方法は、イベントを ID で確認し、ハードウェア・コンポーネント名が含まれている場合は、メッセージ引数でハードウェア・コンポーネントを識別してから、ユーザー操作で定義されたアクションを実行します。

例:

FQXSPCA0017M: センサー [SensorElementName] がさほど重大でない状態から、以下のクリティカルな状態に遷移しました
  • FQXSPCA0017M はイベント ID です。

  • [SensorElementName] は、センサー変数で、ハードウェア・コンポーネントの名前を示しています。CPU、PCI アダプター、OCP カード、またはチップ・セットを使用できます。イベント ID FQXSPCA0017M でイベントを検索し、コンポーネントのユーザー操作で定義されたアクションを実行できます。

Lenovo XClarity Controller イベント・ログについて詳しくは、XClarity Controller イベント・ログの表示を参照してください。

それぞれのイベント・コードごとに、以下のフィールドが表示されます。
イベント ID
イベントを一意的に識別する ID。
イベント記述
イベントについて表示される、ログに記録されたメッセージの文字列です。イベント・ログにイベント・ストリングが表示される場合、特定のコンポーネントなどの情報が表示されます。この資料では、この追加情報は変数として表示され、以下を含むがこれに限定されません。
  • [SensorElementName], [ManagedElementName] , [ProcessorElementName], [ComputerSystemElementName], [PowerSupplyElementName], ...

  • [arg1], [arg2], [arg3], [arg4], [arg5]...

説明
追加情報でそのイベントが発生した理由を説明します。
重大度
状態の懸念度が示されます。以下の重大度が表示されることがあります。
  • 通知」。イベントは監査目的で記録されたもので、通常はユーザー操作または正常に動作する状態の変更です。

  • 警告」。このイベントは、エラーほど重大ではありませんが、可能であれば、エラーになる前に状態を修正する必要があります。追加の監視や保守が必要な場合もあります。

  • エラー」。このイベントは、サービスや正常な機能が損なわれる障害状態またはクリティカルな状態です。

アラート・カテゴリー
同類のイベントがカテゴリーごとに分類されます。アラート・カテゴリーの形式は severity - device です。
  • severity は、以下の重大度レベルのいずれかです。

    • クリティカル」。サーバー内の主要コンポーネントが機能していません。

    • 警告」。イベントがクリティカル・レベルに進行する可能性があります。

    • システム」。イベントは、システム・エラーあるいは構成変更の結果です。

  • device は、イベント生成の原因となったサーバー内の特定のデバイスです。

保守可能
問題を修正するためにユーザー操作が必要かどうかを指定します。
CIM 情報
CIM メッセージ・レジストリーによって使用されるメッセージ ID のプレフィックスとシーケンス番号を提供します。
SNMP Trap ID
SNMP アラート管理情報ベース (MIB) にある SNMP trap ID。
自動的にサービスに連絡
特定のタイプのエラーが発生した場合に自動的にサポートに通知するよう (コール・ホームとも呼ばれます)、Lenovo XClarity Administrator を構成することができます。この機能とこのフィールドを「はい」に設定すると、イベントが生成された場合に、Lenovo サポート に自動的に通知されます。Lenovo サポート からの連絡を待つ間に、そのイベントに対する推奨処置を実行することができます。
この資料には、IBM Web サイトへの言及、およびサービスの取得に関する情報が含まれています。IBM は、Lenovo サーバー製品に対する Lenovo の優先サービス・プロバイダーです。

Lenovo XClarity Administrator からのコール・ホームの有効化について詳しくは、Lenovo サポートへの自動問題通知 (コール・ホーム) のセットアップを参照してください。さらに、Lenovo サポート にコール・ホームされるすべての Lenovo XClarity Controller イベントの統合化されたリストについては、自動的にサポートに通知する XCC イベントを参照してください。

ユーザー処置
イベントを解決するために実行すべき処置を示します。問題が解決するまで、このセクションの手順を順番に実行してください。すべてのステップを実行しても問題を解決できない場合、Lenovo サポート にお問い合わせください。