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RDIMMメモリー ミラーリング・モードのインストール順序

メモリー・ミラーリング・モードは、合計システム・メモリー容量を半分に減少しながら完全なメモリー冗長性を提供します。メモリー・チャネルはペアでグループ化され、ペアのチャネルはそれぞれ同じデータを受信します。障害が起こると、メモリー・コントローラーは、1 次チャネルの DIMM から、バックアップ・チャネルの DIMM に切り替えます。メモリー・ミラーリングの DIMM 取り付け順序は、サーバーに取り付けられているプロセッサーおよび DIMM の数によって異なります。

メモリー・ミラーリングのガイドライン

  • メモリー・ミラーリングは、クラスター内の 2 つのメモリー・コントローラー間でサポートされます。

  • ミラーリングは、隣接する IMC ペア (IMC 0 & 1、IMC 2 & 3 など) でのみサポートされます。ミラーリングは、隣接していない IMC ペア (IMC 1と2など) ではサポートされていません。

  • ミラーリングは、チャネルのペア (つまり、2 つのチャネル) に制限されます。3 チャネル・ミラーリングはサポートされていません。

  • BIOS は、ペアの 1 つのIMCをプライマリとして設定し、もう 1 つの IMC をセカンダリとして設定する必要があります。

  • ミラーリングは 1LM モードでサポートされます。

  • ミラーリングされたメモリー領域は、同一の密度と容量 (つまり、同じサイズとタイプ) でなければなりません。

プロセッサー 2 個の場合

次の表は、2 個のプロセッサーが取り付けられている場合の、メモリー・ミラーリング・モードの DIMM 装着順序を示しています。

表 1. 2 個のプロセッサーでのメモリー・ミラーリング
DIMM 合計プロセッサー 1
16151413121110987654321
16 個の DIMM161412107531
32 個の DIMM16151413121110987654321
DIMM 合計プロセッサー 2
32313029282726252423222120191817
16 個の DIMM3230282623211917
32 個の DIMM32313029282726252423222120191817
  • サポートされているDIMM容量とタイプ:

    • 16 個の DIMM: 64/96/128 GB RDIMM または 256 GB 3DS RDIMM

    • 32 個の DIMM: 64/96/128 GB RDIMM または 256 GB 3DS RDIMM

    装着するすべての DIMM は、同じタイプで同じ容量である必要があります。

  • UEFI 経由で有効にできる Sub NUMA Clustering (SNC) 機能をサポートする DIMM 構成。DIMM の装着が上の表で示された順序に従っていない場合、SNC はサポートされません。

プロセッサー 4 個の場合

次の表は、4 個のプロセッサーが取り付けられている場合の、メモリー・ミラーリング・モードの DIMM 装着順序を示しています。

表 2. 4 個のプロセッサーでのメモリー・ミラーリング
DIMM 合計プロセッサー 1
16151413121110987654321
32 個の DIMM161412107531
64 個の DIMM16151413121110987654321
DIMM 合計プロセッサー 2
32313029282726252423222120191817
32 個の DIMM3230282623211917
64 個の DIMM32313029282726252423222120191817
DIMM 合計プロセッサー 3
33343536373839404142434445464748
32 個の DIMM3335373942444648
64 個の DIMM33343536373839404142434445464748
DIMM 合計プロセッサー 4
49505152535455565758596061626364
32 個の DIMM4951535558606264
64 個の DIMM49505152535455565758596061626364
  • サポートされているDIMM容量とタイプ:

    • 32 個の DIMM: 32/64/96/128 GB RDIMM または 256 GB 3DS RDIMM

    • 64 個の DIMM: 32/64/96/128 GB RDIMM または 256 GB 3DS RDIMM

    装着するすべての DIMM は、同じタイプで同じ容量である必要があります。

  • UEFI 経由で有効にできる Sub NUMA Clustering (SNC) 機能をサポートする DIMM 構成。DIMM の装着が上の表で示された順序に従っていない場合、SNC はサポートされません。