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ハードディスク・ドライブ・バックプレーン (下段トレイ) の取り付け

下段コンピュート・トレイにあるハードディスク・ドライブ・バックプレーンは、サーバーの前面からアクセスできます。ハードディスク・ドライブ・バックプレーンにはさまざまなタイプがあります。バックプレーンに固有のステップは、各手順に記されています。

S002
disconnect all power
注意
装置の電源制御ボタンおよびパワー・サプライの電源スイッチは、装置に供給されている電流をオフにするものではありません。デバイスには 2 本以上の電源コードが使われている場合があります。デバイスから完全に電気を取り除くには電源からすべての電源コードを切り離してください。
注意
この手順を実行する前に、すべてのサーバーの電源コードが電源から切り離されていることを確認してください。
下段コンピュート・トレイにオプションとして、システム・ボード、プロセッサー、メモリー・モジュールを取り付ける場合は、最初に以下のタスクを実行します。システム・ボードの取り付けプロセッサー・ヒートシンク・モジュールの取り付け、またはメモリー・モジュールの取り付けを参照してください。

ハードディスク・ドライブ・バックプレーンを取り付ける前:

  1. 前面カバーが取り付けられている場合は、以下のようにして取り外します。前面カバーの取り外しを参照してください。

  2. 取り付けるバックプレーンの位置を決定します。バックプレーンが以下の順序で取り付けれらています。

    • SAS 専用のドライブ・バックプレーンの場合は、サーバーの正面から見て、バックプレーンを左から右に配置する必要があります (最初にドライブ 0 〜 3 のバックプレーン、次に 4 〜 7 および 8 〜 11)。

    • NVMe/SAS 用のドライブ・バックプレーンの場合は、サーバーの正面から見て、バックプレーンを右から左に配置する必要があります (最初にドライブ 8 〜 11 のバックプレーン、次に 4 〜 7 および 0 〜 3)。

    • これらの取り付け順序によって、ドライブ・バックプレーンのタイプを混在させてサーバーに取り付けることができます。

  3. 前の手順で決定したバックプレーンの位置に基づいて新しいドライブ・ベイ・ラベルを適用します。サポートされているドライブ・バックプレーンのそれぞれのタイプには、いくつかのドライブ・ベイ・ラベルが付いています。サーバーに使用されているラベルのタイプと一致するラベルを取り付けます。

  4. 下段コンピュート・トレイを取り外します。コンピュート・トレイの取り外しを参照してください。

  5. ファン・ケージを取り外します。ファン・ケージ (下段トレイ) の取り外しを参照してください。

  6. ストレージ変換コネクターを移動するかまたは取り外して、ハードディスク・ドライブ・バックプレーンにアクセスします。ストレージ変換コネクター (下段トレイ) の取り外しを参照してください。

  7. ハードディスク・ドライブ・バックプレーンがすでにこの場所に取り付けられている場合は、次のようにします。

    1. 場所をメモしてから、下段コンピュート・トレイに取り付けられているすべてのハードディスク・ドライブを取り外します。ハードディスク・ドライブの取り外しを参照してください。

    2. ハードディスク・ドライブ・バックプレーンを取り外します。ハードディスク・ドライブ・バックプレーン (下段トレイ) の取り外し を参照してください

  8. ケーブルおよびハーネスを移動してハードディスク・ドライブ・バックプレーンとそのコネクターにアクセスするためのクリア・パスを提供します。

ハードディスク・ドライブ・バックプレーン・オプションには、複数の長さのデータ・ケーブルが付属しています。接続をサポートし、バックプレーンと RAID コントローラー (SAS ケーブル) またはシステム・ボード (NVMe ケーブル) 間のケーブル配線を修正できる、最短のデータ・ケーブルを選択します。ドライブのケーブル配線を参照してください。

次のステップを実行して、ハードディスク・ドライブ・バックプレーンを下段コンピュート・トレイに取り付けます。

  1. 電源ケーブルおよびデータ・ケーブルをハードディスク・ドライブ・バックプレーンに接続します。ドライブのケーブル配線を参照してください。
    1. バックプレーンに電源ケーブルを接続します。このケーブルがストレージ変換コネクターに接続されている場合、まずストレージ変換コネクターから切り離し、バックプレーンを取り付けたあとにストレージ変換コネクターに再接続した方が、容易である可能性があります。
    2. データ・ケーブルをバックプレーンに接続します。(SAS バックプレーンにはデータ・ケーブルが 1 つしかありません。NVMe バックプレーンはデータ・ケーブルが 2 つあります。)
  2. ハードディスク・ドライブ・バックプレーンを取り付けます。
    バックプレーンを取り付けるには、既存のケーブルを保持クリップから取り外すか、側面に移動させる必要がある場合があります。
    図 1. ハードディスク・ドライブ・バックプレーン (下段) の取り付け
    Lower hard disk drive backplane installation

    バックプレーンをサーバー内での位置に合わせます。次に、バックプレーンを挿入し、完全に装着されるまで押し下げます。

  3. 下段コンピュート・トレイに取り付けられるハードディスク・ドライブ・バックプレーンごとに、1 および 2 を繰り返します。
  4. データ・ケーブルを配線し、接続します。ドライブのケーブル配線を参照してください。
    • 各 SAS データ・ケーブルを RAID アダプターのコネクターに配線します。次に、SAS ケーブルを接続します。

    • 各 NVMe データ・ケーブルを計算システム・ボードのコネクターに配線します。次に、NVMe ケーブルを接続します。

  5. すべての電源ケーブルがストレージ変換コネクターに接続されていることを確認します。
  6. バックプレーンおよびコネクターにアクセスするために移動されたケーブルを配線します。

ハードディスク・ドライブ・バックプレーンを取り付けたあと:

  1. ストレージ変換コネクターを取り付け、すべてのケーブルを接続します。ストレージ変換コネクター (下段トレイ) の取り付けを参照してください。

  2. ケーブルが接続されたあと、正しく配線されていることを確認します。

  3. ファン・ケージを取り付けます。ファン・ケージ (下段トレイ) の取り付けを参照してください。

  4. 下段コンピュート・トレイに取り付けるその他のオプションがない場合は、シャーシに取り付けます。コンピュート・トレイの取り付けを参照してください。

  5. 下段コンピュート・トレイから取り外したすべてのハードディスク・ドライブを取り付けます。各ドライブは、元の場所に取り付ける必要があります。ハードディスク・ドライブの取り付けを参照してください。

  6. 上段または下段の計算トレイに追加オプションを取り付けない場合は、前面カバーを取り付けます。前面カバーの取り付けを参照してください。

デモ・ビデオ

YouTube で手順を参照