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メモリー・ミラーリング・モード

メモリー・ミラーリング・モードは、合計システム・メモリー容量を半分に減少しながら完全なメモリー冗長性を提供します。メモリー・チャネルはペアでグループ化され、ペアのチャネルはそれぞれ同じデータを受信します。障害が起こると、メモリー・コントローラーは、1 次チャネルの DIMM から、バックアップ・チャネルの DIMM に切り替えます。メモリー・ミラーリングの DIMM 取り付け順序は、サーバーに取り付けられているプロセッサーおよび DIMM の数によって異なります。

重要
ThinkSystem ST650 V3のメモリー・ミラーリングのガイドライン:
  • M2M/iMC マルチノード・システム内ミラーリングは、2 つのチャネル間で構成できます。

  • 1 次チャネルと 2 次チャネルの合計 DDR5 メモリー・サイズは同じでなければなりません。

  • 9x4 RDIMM (Value RDIMM) は、ミラーリング・モードをサポートしません。

  • 各 DIMM は、サイズおよびアーキテクチャが同一でなければなりません。

  • 各メモリー・チャネルの DIMM は同一の密度でなければなりません。

  • 2 つのメモリー・チャネルに DIMM がある場合、ミラーリングは、2 個の DIMM にわたって発生します (チャネル 0/1 は両方ともプライマリー/セカンダリー・メモリー・キャッシュを含みます)。

  • 3 つのメモリー・チャネルに DIMM がある場合、ミラーリングは、3 個の DIMM にわたって発生します (チャネル 0/1、チャネル 1/2、およびチャネル 2/0 はすべて、プライマリー/セカンダリー・メモリー・キャッシュを含みます)。

  • パーシャル・メモリー・ミラーリングは、メモリー・ミラーリングのサブ機能です。メモリー・ミラーリング・モードのメモリー取り付け順序に従う必要があります。

チャネルチャネル 0チャネル 1
スロットスロット 1スロット 0スロット 1スロット 0
同一の DDR5 DIMM の取り付けが必要 Y Y
フル・チャネル・ミラーリングの場合は同一の DDR5 DIMM の取り付けが必要YYYY

プロセッサー 1 つのミラー・メモリー・モード

表 1. プロセッサー 1 つのミラー・モード
DIMM 合計プロセッサー 1DIMM 合計
12345678910111213141516
811357101214168*
161,21234567891011121314151616*
  1. Sub NUMA Clustering (SNC2) 機能は、DIMM がこの指定された順序で投入された場合にのみ、有効にできます。SNC2 機能は、UEFI 経由で有効にできます。

  2. この構成では、容量 48 GB (第 5 世代 Intel プロセッサー用) はサポートされていません。

プロセッサー 2 つのミラー・メモリー・モード

表 2. プロセッサー 2 個の場合のミラー・モード (プロセッサー 1)
DIMM 合計プロセッサー 1DIMM 合計
12345678910111213141516
16113571012141616*
3211234567891011121314151632*
表 3. プロセッサー 2 個の場合のミラー・モード (プロセッサー 2)
DIMM 合計プロセッサー 2DIMM 合計
32313029282726252423222120191817
161323028262321191716*
321,23231302928272625242322212019181732*
  1. Sub NUMA Clustering (SNC2) 機能は、DIMM がこの指定された順序で投入された場合にのみ、有効にできます。SNC2 機能は、UEFI 経由で有効にできます。

  2. この構成では、容量 48 GB (第 5 世代 Intel プロセッサー用) はサポートされていません。