入出力コントローラー (IOC) ダンプの開始
start IOCLogコマンドは、ホストとコントローラー間のデータ送信のIOCログをダンプします。
対応アレイ
このコマンドは、DE2000H、DE4000H、DE4000F、DE6000H または DE6000F の個々のストレージ・アレイに適用されます。
ロール
このコマンドをストレージ・アレイに対して実行するには、Storage Admin ロールが必要です。
コンテキスト
コントローラーは「a」または「b」として識別されます。各コントローラーには最大4つのホスト・チャネルがあり、各チャネルは1~4の番号で一意に識別されます。
構文
start IOCLog [(a1 | a2 | a3 | a4 | b1 | b2 | b3 | b4)]
[overwrite=(TRUE | FALSE)]
パラメーター
パラメーター | 説明 |
---|---|
controller-channel identifiers | このパラメーターは、IOCダンプの作成元となるコントローラーとホスト・チャネルを指定します。有効なコントローラー識別子は、 a または b で、 a はスロットAのコントローラー、 b はスロットBのコントローラーです。ホスト・チャネルは番号で識別されます。コントローラーとホスト・チャネルの識別子は角かっこ ([ ]) で囲みます。 有効なコントローラー識別子とホスト・チャネルの値は、 a1 、 a2 、 a3 、 a4 、 b1 、 b2 、 b3 、 b4 です。 コントローラーを指定しない場合、ストレージ管理ソフトウェアは構文エラーを返します。 |
overwrite | このパラメーターを使用すると、新しいIOCログ・ダンプで既存のダンプが上書きされます。既存のダンプを上書きするには、このパラメーターを TRUE に設定します。デフォルト値は FALSE です。 |
注記
このコマンドは、選択したコントローラーのIOCからデバッグ・ログを生成し、コントローラー上の永続的メモリー・バッファにデータを圧縮して格納します。 save IOCLog コマンドを使用すると、デバッグ・ログからデータを取得できます。以下の条件に該当する場合は、コントローラーからエラーが返されます。
コントローラー・プラットフォームとHICがIOCダンプをサポートしていない。
指定したコントローラーに未処理のIOCダンプがあり、overwriteパラメーターがfalseに設定されている。
指定したコントローラー識別子またはチャネル識別子が有効な値でない。