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ODXの有効化または無効化

set storageArray odxEnabledコマンドは、ストレージ・アレイのオフロード・データ転送 (ODX) をオンまたはオフにします。

対応アレイ

このコマンドは、DE2000H、DE4000H、DE4000F、DE6000H または DE6000F の個々のストレージ・アレイに適用されます。

ロール

このコマンドをストレージ・アレイに対して実行するには、Storage Admin または Support Admin ロールが必要です。

コンテキスト

ストレージ・アレイではもともとODXがオンになっています。ODXを実行しない場合や、ODXが原因でストレージ・アレイに問題が発生している場合は、このコマンドを使用してODXをオフにします。影響を受けるストレージ・アレイは、コマンドの実行元のストレージ・アレイのみです。

構文

set storageArray odxEnabled=(TRUE | FALSE)

パラメーター

パラメーター説明
odxEnabled ODXをオンまたはオフにする設定。ODX をオンにするには、このパラメーターを TRUE に設定します。ODX をオフにするには、このパラメーターを FALSE に設定します。デフォルト設定では、ODXはオンになっています。

注記

ODXを使用すると、バッファ読み取りとバッファ書き込みの処理を使用せずにデータを転送できるため、データ転送処理にホストが直接関与する必要はありません。ODXが有効になっていない場合、データはソース・ストレージからホストに読み取られ、その後ホストからターゲット・ストレージに書き込まれます。ODXが有効な場合は、データ転送処理はストレージ・インフラによって直接管理されます。データはホストを経由せずに、ソース・ストレージからターゲット・ストレージへ直接移動されます。