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ボリューム所有権

ミラー ペア内の優先コントローラ所有者を変更できます。

ミラーリング・ペアのプライマリー・ボリュームがコントローラー A により所有されている場合、セカンダリー・ボリュームもリモート・ストレージ・アレイのコントローラー A により所有されます。プライマリー・ボリュームの所有者を変更すると、セカンダリー・ボリュームの所有者が自動的に変更され、両方のボリュームが同じコントローラーにより所有されます。プライマリー側の現在の所有権を変更すると、セカンダリー側の対応する現在の所有権の変更に自動的に反映されます。

たとえば、プライマリー・ボリュームがコントローラー A により所有された後、コントローラーの所有者をコントローラー B に変更します。この場合、次回リモートでの書き込みがあると、セカンダリー・ボリュームのコントローラー所有者がコントローラー A からコントローラー B に変更されます。セカンダリー側でのコントローラーの所有権の変更はプライマリー側によって制御されるため、ストレージ管理者による特別な操作は必要ありません。

コントローラのリセット

コントローラーをリセットすると、プライマリー側のボリュームの所有権が、優先コントローラー所有者からストレージ・アレイの代替コントローラーに変更されます。

セカンダリー・ボリュームに書き込まれる前に、リモートでの書き込みがコントローラーのリセットやストレージ・アレイの電源サイクルによって中断される場合があります。この場合、コントローラーはミラーリングされたペアの完全な同期を実行する必要はありません。

コントローラーのリセット中にリモートでの書き込みが中断されると、プライマリー側の新しいコントローラー所有者は、優先コントローラー所有者の予約済み容量ボリューム内のログ・ファイルに格納された情報を読み取ります。続いて、新しいコントローラー所有者は、影響を受けたデータ・ブロックをプライマリー・ボリュームからセカンダリー・ボリュームにコピーします。そのため、ミラーリングされたボリュームの完全な同期が不要になります。