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ホット・スワップ・パワー・サプライの取り付け

ホット・スワップ・パワー・サプライを取り付けるには、この情報を使用します。

以下の注意事項では、このサーバーがサポートしている AC 電源のタイプ、およびパワー・サプライを取り付けるときに考慮する必要があるその他の情報を記載しています。
  • 取り付けるデバイスがサポートされていることを確認します。サーバーでサポートされているオプションのデバイスのリストについては、Lenovo ServerProven Web サイト を参照してください。
  • 追加のパワー・サプライの取り付け、あるいは異なるワット数のパワー・サプライとの交換を行う前には、Power Configurator ユーティリティーを使用して現行のシステム電力使用量を確認してください。ユーティリティーの詳しい説明とダウンロードについては、「System x、BladeCenter、および Flex System 用 IBM Power Configurator」Web サイト にアクセスしてください。
  • サーバーには、パワー・サプライ・ベイ 1 に接続する 1 個のホット・スワップ 12 V 出力パワー・サプライが付属しています。入力電圧は、110 V AC または 220 V AC の自動検知です。
  • サーバーが適切に作動することを確実にするために、サーバー内のパワー・サプライは、電力定格 (ワット数) が同一でなければなりません。
  • パワー・サプライ 1 がデフォルトであり、1 次パワー・サプライです。パワー・サプライ 1 に障害が発生した場合、直ちに同じワット数のパワー・サプライと交換する必要があります。
  • 冗長性を得るためにオプションのパワー・サプライをオーダーできます。
  • これらのパワー・サプライは、並列操作向けの設計になっています。パワー・サプライに障害が発生した場合、リダンダント電源がシステムに電源を供給し続けます。このサーバーでは、最大 2 つのパワー・サプライをサポートします。
注記 5
安全の注記 5 を示す図形
注意
装置の電源制御ボタンおよび電源機構の電源スイッチは、装置に供給されている電流をオフにするものではありません。デバイスには 2 本以上の電源コードが使われている場合があります。デバイスから完全に電気を取り除くには電源からすべての電源コードを切り離してください。

電源コードの切り離しを示す図
注記 8
安全の注記 8 を示す図形
注意
電源機構 (パワー・サプライ) または次のラベルが貼られている部分のカバーは決して取り外さないでください。
安全の注記 8 を示す図
このラベルが貼られているコンポーネントの内部には、危険な電圧、強い電流が流れています。これらのコンポーネントの内部には、保守が可能な部品はありません。これらの部品に問題があると思われる場合はサービス技術員に連絡してください。

安全についておよび 取り付け作業上の注意事項に記載されている安全上の注意をお読みください。

重要
サーバーの電源がオンになっているときにサーバーの内部コンポーネントに静電気が放電されると、サーバーが停止するおそれがあり、それによってデータが失われる可能性があります。このような問題が起きないように、電源をオンにしたサーバー内部の作業を行うときは、常に静電気放電用のリスト・ストラップを着用するか、またはその他の静電気防止対策を採用してください。

ホット・スワップ・パワー・サプライを取り付ける場合は、以下の手順を実行してください。

  1. サーバーの塗装されていない金属面に、ホット・スワップ・パワー・サプライが入っている帯電防止パッケージを触れさせてから、パワー・サプライをパッケージから取り出し、静電気防止板の上に置きます。
  2. パワー・サプライ・ベイにパワー・サプライ・フィラー・パネルが取り付けられている場合は、それを取り外します。
    図 1. パワー・サプライ・フィラー・パネルの取り外し
    パワー・サプライ・フィラー・パネルの取り外し
  3. パワー・サプライを取り付け、所定の位置にロックされるまで押し入れます。
    1. サーバーにホット・スワップ・パワー・サプライが 1 台しか取り付けられていない場合は、空のパワー・サプライ・ベイにパワー・サプライ・フィラーを取り付ける必要があります。
    2. サーバー内で異なるワット数のパワー・サプライを混用しないでください。
  4. ハンドルおよびケーブル・タイ (ある場合) を通して電源コードを配線し、誤ってプラグから抜けないようにします。
  5. 新しいパワー・サプライ用の電源コードの一方の端をパワー・サプライの後部のコネクターに接続した後、電源コードの他方の端を適切に接地された電源コンセントに接続します。
    サーバーの電源がオフになっている場合は、サーバーの電源コードを電源コンセントに接続した後、約 3 分間待たないと電源制御ボタンがアクティブになりません。
  6. AC 電源上の AC 電源 LED および DC 電源 LED が点灯し、パワー・サプライが正常に動作していることを示していることを確認します。これら 2 つの緑色の LED は、電源コード・コネクターの右にあります。
  7. パワー・サプライがゼロ出力モードに構成されている場合、12 Vaux をオンにしたまま、12 V 出力をスリープ状態にして電力消費量を最小にします。同時に、パワー・サプライは DC_GOOD 信号を表示し続け、ファンは回転し続け、DC GOOD の緑色の LED は 1Hz で点滅します。
  8. パワー・サプライを異なるワット数のパワー・サプライと交換する場合は、新しいパワー・サプライに付属の電力情報ラベルを、サーバー上の既存の電力情報ラベルの上に貼ってください。
    図 2. パワー・サプライの交換
    パワー・サプライ・フィラー・パネルの取り外し