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熱伝導グリース

ヒートシンクをマイクロプロセッサー上部から取り外して再利用する場合、またはグリースにごみが付いている場合は、必ず熱伝導グリースを交換してください。以下の情報を使用して、マイクロプロセッサーおよびヒートシンク上の損傷した、あるいは汚染された熱伝導グリースを交換します。

ヒートシンクが取り付けられていたマイクロプロセッサーにそのヒートシンクを再取り付けする場合は、以下の要件を満たしていることを確認してください。
  • ヒートシンクおよびマイクロプロセッサー上の熱伝導グリースが汚れていない。
  • ヒートシンクおよびマイクロプロセッサー上に既に付いている熱伝導グリースに、熱伝導グリースを追加していない。

マイクロプロセッサーとヒートシンク上の損傷または汚染した熱伝導グリースを交換するには、次の手順を実行してください。

  1. ヒートシンクを清潔な作業台に置きます。
  2. クリーニング・パッドをパッケージから取り出し、完全に広げます。
  3. クリーニング・パッドで、ヒートシンクの底に付いた熱伝導グリースをふき取ります。
    すべての熱伝導グリースが除去されたことを確認してください。
  4. クリーニング・パッドのきれいな部分を使って、マイクロプロセッサーから熱伝導グリースを拭き取ります。熱伝導グリースがすべて除去された後で、クリーニング・パッドを廃棄してください。
    図 1. マイクロプロセッサー上部の等間隔の 9 カ所
    マイクロプロセッサー上部の等間隔の 9 カ所
  5. 熱伝導グリースの注射器を使用して、マイクロプロセッサーの上部に、等間隔の 9 カ所に点状に 0.02 mL ずつグリースを配置します。最も外側のドットをマイクロプロセッサーの端から約 5 mm 内に置く必要があります。これを行うのは、グリースを均等に配置するためです。
    図 2. 熱伝導グリースの注射器
    熱伝導グリースの注射器
    注射器の 1 目盛りが 0.01 mL です。グリースが適切に塗布されると、注射器には約半分 (0.22 mL) のグリースが残ります。
  6. ヒートシンクをマイクロプロセッサーに取り付けます (マイクロプロセッサーおよびヒートシンクの取り付けを参照)。