ホット・スワップ DC 電源の交換
以下の情報を使用して、ホット・スワップ DC 電源を交換します。
以下に、サーバーがサポートするパワー・サプライのタイプ、およびパワー・サプライを取り付ける際に考慮すべき事項について示します。
- 追加のパワー・サプライの取り付け、あるいは異なるワット数のパワー・サプライとの交換を行う前には、IBM Power Configurator ユーティリティーを使用して現行のシステム電力使用量を確認してください。ユーティリティーの詳しい説明とダウンロードについては、Power Configurator Web サイト にアクセスしてください。
- サーバーには、パワー・サプライ・ベイ 1 に接続する 1 個のホット・スワップ 12 V 出力パワー・サプライが標準で搭載されています。入力電圧は、-48 V DC または -60 V DC の自動検知です。
- サーバーに DC 電源を取り付ける前に、すべての AC 電源を取り外す必要があります。同じサーバー内で AC 電源と DC 電源の両方を使用しないでください。最大 2 つの DC 電源または最大 2 つの AC 電源を取り付けますが、組み合わせることはできません。
- パワー・サプライ 1 がデフォルトであり、1 次パワー・サプライです。パワー・サプライ 1 に障害が発生した場合、直ちに同じワット数のパワー・サプライと交換する必要があります。
- 冗長性を得るためにオプションのパワー・サプライをオーダーできます。
- これらのパワー・サプライは、並列操作向けの設計になっています。パワー・サプライに障害が発生した場合、リダンダント電源がシステムに電源を供給し続けます。このサーバーでは、最大 2 つのパワー・サプライをサポートします。
必要な電源ケーブルは、お客様の責任で準備してください。
感電のリスクを避けるため次のようにしてください。- 適切な回路ブレーカーを使用してください。
- 90°C で 4 mm2 (10 AWG) の銅線を使用してください。
- 配線端子ねじを 0.50 から 0.60 ニュートンメートル (4.43 から 5.31 インチ・ポンド) のトルクで締めてください。
- 電源で丸形端子が必要な場合、圧縮工具を使用して電源コード・ワイヤーに丸形端子を取り付ける必要があります。丸形端子は、UL 規格認定取得済みでなければならず、上記の注記で説明しているワイヤーに対応している必要があります。
安全 29:
注意
この装置は、DC 給電回路の接地導線と装置側の接地導線との接続が可能な設計になっています。
この装置は、DC 給電回路の接地導線と装置側の接地導線との接続が可能な設計になっています。この接続を行う場合は、以下の条件をすべて満たしている必要があります。
- この装置が DC 供給システムの接地導線に直接接続されること、または DC 供給システムの接地導線が接続されている接地端子バーあるいはバスからの接合ジャンパーに直接接続されること。
- この装置が接続されているものと同一の DC 供給回路および接地線に接続されている他の装置が設置されている場所、および DC システムの接地点が設置された場所のすぐ近くのエリア (隣接したキャビネットなど) に、この装置が配置されること。DC システムが他の場所に接地されていないこと。
- DC 供給源はこの装置と同じ建物内に設置されていること。
- DC 電源と接地電極導線の接続点とを結ぶ接地回路線の途中に、切り替え機または切断機を設置しないこと。
注記 31
危険
危険
電源ケーブルや電話線、通信ケーブルからの電流は危険です。
感電を防ぐために次の事項を守ってください。
- 雷雨中にケーブルの接続および切り離し、本製品の設置、保守、再構成は行わないでください。
- すべての電源コードは、正しく配線され接地された電源に接続してください。
- ご使用の製品に接続するすべての装置は、正しく配線された電源に接続してください。
- 信号ケーブルの接続または切り離しは可能なかぎり片手で行ってください。
- 火災、水害、または建物に構造的損傷の形跡が見られる場合は、どの装置の電源もオンにしないでください。
- 取り付けおよび構成手順で特別に指示される場合を除き、デバイスのカバーを開く場合は、その前に、接続されている AC 電源コード、DC 電源、ネットワーク接続、通信システム、およびシリアル・ケーブルを必ず切り離してください。
- ご使用の製品または接続されたデバイスの取り付け、移動、またはカバーの取り外しを行う場合には、次の表の説明に従ってケーブルの接続および切り離しを行ってください。
ケーブルの接続手順: | ケーブルの切り離し手順: |
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注記 33
注意
この製品には、電源制御ボタンが備わっていません。ブレードの電源をオフにしたり、電源モジュールや I/O モジュールを取り外しても、製品への電流はオフになりません。この製品には、複数の電源コードが使用されている場合があります。この製品から完全に電流を除去するには、電源からすべての電源コードを切り離してください。
安全 34
注意
感電のリスクを避けるため次のようにしてください。
- この装置は、訓練を受けたサービス技術員が、NEC および IEC 60950-1 First Edition, The Standard for Safety of Information Technology Equipment で定義されたアクセス制限のある場所に設置する必要があります。
- 装置は正しく接地された安全特別低電圧 (SELV) 電源に接続してください。SELV 電源とは、正常時、または単一の障害が発生しても、その出力電圧が安全レベルの 60 V DC を超えないように設計された 2 次側の回路です。
- フィールド配線には市販品で容量が十分な切断機を設置してください。
- 分岐回路の過電流保護のために必要な回路ブレーカーの定格については、製品資料に記載の仕様を参照してください。
- 銅線のみを使用してください。必要なワイヤー・サイズについては、製品資料に記載されている仕様を参照してください。
- 配線端子ねじの締め付けトルクに必要な値については、製品資料に記載の仕様を参照してください。
ホット・スワップ DC 電源を取り付けるには、次の手順を実行します。
重要
IBM サービス技術員以外では、トレーニングを受けたサービス担当員のみが、-48 ボルト DC 電源の取り付けおよび取り外し、-48 ボルト DC 電源の接続および切り離しを行うことを許可されています。IBM サービス技術員は、-48 ボルト電源ケーブルの取り付けおよび取り外しの認定や許可を受けていません。トレーニングを受けたサービス担当員のみが -48 ボルト電源ケーブルの取り付けまたは取り外しを行っていることは、お客様の責任で確認してください。
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