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SAS RAID コントローラー・モジュールの計画

SAS RAID コントローラー・モジュールは、SAS スイッチと RAID コントローラーを単一モジュールにパッケージ化したものです。 これは、内蔵ストレージを BladeCenter S シャーシ内のすべてのブレード・サーバー間での共有、およびそのストレージへの RAID ソリューションのインプリメントを可能にする設計です。

SAS RAID コントローラー・モジュールには内部ポートが提供され、各ストレージ・モジュール内のハード・ディスクとの通信に使用されます。 さらに、SAS RAID コントローラー・モジュールは、ブレード・サーバーに取り付けられた SAS 拡張カード・オプション上の各ポートとも通信します (この SAS 拡張カード・オプションは 2 つのポートを装備しています)。 これにより、SAS RAID コントローラー・モジュールへの冗長パスが実現します。
SAS RAID コントローラー・モジュールの外部ポートは、現在サポートされていません。
2 つの SAS RAID コントローラー・モジュールを (1 つは I/O モジュール・ベイ 3、もう 1 つを I/O モジュール・ベイ 4) 取り付ける必要があります。また、内蔵共用ストレージにアクセスする各ブレード・サーバーに、SAS 拡張カード・オプションを取り付ける必要もあります。
  • SAS ハード・ディスクのみが、SAS RAID コントローラー・モジュールによりサポートされます。
  • 両方の ストレージ・モジュールを取り付ける場合、ハード・ディスクストレージ・モジュール間に均等に取り付けなければなりません。そうすることにより、ご使用のストレージ・プール構成に応じて 1 次および 2 次ボリュームの分割が可能になり、その結果、ストレージ・モジュールのどちらかがオフラインになってもストレージ・プールを使用可能に維持できます。
バッテリー・バックアップ装置は、SAS RAID コントローラー・モジュール・キャッシュのバックアップを提供するため、仮に電源障害イベントが発生してもデータは失われません。 バッテリー・バックアップ装置は必須です。 それぞれのバッテリー・バックアップ装置は、SAS RAID コントローラー・モジュールの 1 つに対してバックアップ・サポートを提供します。
  • バッテリー・バックアップ装置 1 は、I/O モジュール・ベイ 3 に取り付けられた SAS RAID コントローラー・モジュールにバックアップ・サポートを提供します。
  • バッテリー・バックアップ装置 2 は、I/O モジュール・ベイ 4 に取り付けられた SAS RAID コントローラー・モジュールにバックアップ・サポートを提供します。