ネットワークの構築
各 Lenovo Converged HX Series アプライアンスには、1 つまたは 2 つのデュアル・ポート 10 GbE ネットワーク・インターフェース・カード、およびオンボード 1 GbE ポートが搭載されています。Nutanix ソフトウェアは、アプライアンスのすべてのネットワーク・ポート (10 GbE と 1 GbE の両方) がプールされるようにハイパーバイザーを構成します。ハイパーバイザー VM 管理はすべて、同じ 10 GbE ネットワークを使用します。
冗長性のために、2 つの TOR スイッチを使用することをお勧めします。2 つ目のネットワーク・インターフェース・カードを使用することで、パフォーマンスが向上し、ネットワーク・インターフェース・カードの 1 つに障害が発生した場合の冗長性レベルが追加されます。
10 GbE TOR スイッチを両方とも取り付けて電源を入れます。スイッチは InterSwitch Links (ISL) を使用して連結している必要があります。
各 10 GbE スイッチを、アプライアンスの各 10 GbE ネットワーク・ポートに接続します。n 個のアプライアンス (n は個数です) に対して、ネットワーク・インターフェース・カードの数によって 2n または 4n 本のケーブルが必要です。
1 GbE TOR スイッチを取り付けて電源を入れます。
1 GbE スイッチを、それぞれ 1 本の 1 GbE ケーブルで各アプライアンスの専用 IMM ポートに接続します。
すべてのネットワーク・ポートがプールされているため、各アプライアンスで必要なのは 2 つの IP アドレスだけです。1 つがハイパーバイザー用、1 つが Nutanix CVM 用です。これらのアドレスは、すべて同じサブネットにある必要があります。
また、IMM ポートにはネットワーク・アドレスが必要です。このアドレスは、お客様の要件に合わせて、プールされたポートと同じサブネットであっても、まったく違うサブネットであってもかまいません。IMM ポートが同じネットワーク上にある利点の 1 つは、Lenovo XClarity Administrator ハードウェア管理 VM を、IMM ポートの 1 GbE ネットワークスイッチに接続された別のサーバーではなく、ESXi クラスター内で実行できることです。