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パワー・サプライ

NeXtScale n1200 Enclosureは、6 個のオートレンジ・パワー・サプライをサポートします。

次の図は、パワー・サプライを示しています。

図 1. パワー・サプライの前面図
パワー・サプライの前面図

パワー・サプライは、100 - 127 V AC または 200 - 240 V AC 給電部から電力供給を受け、AC 入力を 12 V 出力に変換します。 パワー・サプライは、入力電圧範囲内でのオートレンジに対応しています。シャーシには共通の電源ドメインが 1 つ存在し、システム・ミッドプレーン経由でそれぞれのノードとモジュールに電源を配分します。

AC の冗長性は、独立した AC 回路間で AC 電源コードの接続を分配することによって実現します。

ノードの電源をオンにした後に、ファン/電源コントローラーを介してパワー・サプライの冗長性ポリシーを適用すると、パワー・サプライの現行の冗長状態で N+1 または N+N 構成を許容するには不足が生じる場合があります。 パワー・サプライの冗長性ポリシーを変更する前に、IBM 電源コンフィギュレーター・ユーティリティーを使用して、現行のシステム電力使用量を確認することができます。 詳しい情報およびユーティリティーのダウンロードについては、http://www-03.ibm.com/systems/bladecenter/resources/powerconfig.html にアクセスしてください。

それぞれのパワー・サプライに、ファンとコントローラーが内蔵されています。パワー・サプライ・コントローラーの電源は、ミッドプレーン経由で電源を供給しているいずれかの取り付け済みパワー・サプライによって供給できます。

重要
パワー・サプライには冷却ファンが内蔵されています。ファンの排気口をふさがないでください。

パワー・サプライのタイプ、シャーシの電源負荷、または選択したシャーシの電源ポリシーに関係なく、6 個のパワー・サプライをすべて取り付ける必要があります。

NeXtScale n1200 Enclosure は、入力電圧が低いパワー・サプライと入力電圧が高いパワー・サプライの混用をサポートしません。例えば、200 - 240 V AC パワー・サプライが給電しているシャーシに、入力電圧が 100 - 127 V AC パワー・サプライを取り付けると、100 - 127 V パワー・サプライの電源はオンになりません。100 - 127 V AC パワー・サプライが給電しているシャーシにも同じ制限が適用されます。100 - 127 V AC パワー・サプライが給電しているシャーシに 200 - 240V AC パワー・サプライを取り付けると、200 - 240 V AC パワー・サプライの電源はオンになりません。

パワー・サプライのコントロールおよびインディケーター

それぞれのパワー・サプライに、次の 3 つの LED が備わっています。
AC 電源 LED
この LED が点灯 (緑色) している場合は、パワー・サプライに AC 電源が供給されていることを示しています。
DC 電源 LED
この LED が点灯 (緑色) している場合は、パワー・サプライからシャーシのミッドプレーンに DC 電源が供給されていることを示しています。
障害 LED
この LED が点灯 (黄色) している場合は、パワー・サプライに障害があることを示しています。
パワー・サプライから AC 電源コードを抜く場合、またはシャーシからパワー・サプライを取り外す場合は、事前に残りのパワー・サプライの容量がシャーシ内のすべてのコンポーネントに必要な最小消費電力を満たしているかどうかを確認してください。