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メモリー・ミラーリング・チャネル

メモリー・ミラーリング・チャネル・モードでは、データが 2 つのチャネル内の 2 ペアの DIMM に同時に複製および保管されます。

メモリー・ミラーリング・チャネル・モードでは、メモリの内容がチャネル 0 とチャネル 1 の間およびチャネル 2 とチャネル 3 の間でミラーリングされます。ミラーリングの結果、システムで使用可能な物理メモリーの合計は装着されているサイズの半分になります。ミラーリング・チャネル・モードでは、チャネル 0 とチャネル 1 の間およびチャネル 2 とチャネル 3 の間で、装着されているサイズと編成が同一である必要があります。チャネル内での DIMM スロットの装着が同一である必要はありませんが、チャネル 0 とチャネル 1、およびチャネル 2 とチャネル 3 における同じ DIMM スロットの位置は同様に装着されていなければなりません。

障害が発生すると、メモリー・コントローラーはプライマリー・ペアの DIMM からバックアップ・ペアの DIMM に切り替えます。Setup Utility を使用してメモリー・ミラーリング・チャネルを有効にするには、「System Settings」 > 「Memory」を選択します。詳しくは、Setup Utility の使用を参照してください。メモリー・ミラーリング・チャネル機能を使用する場合、以下の情報について考慮してください。
  • メモリー・ミラーリング・チャネルを使用する場合は、DIMM をペアで同時に取り付ける必要があります。各ペアの 2 個の DIMM は、サイズ、タイプ、ランク (single、dual、または quad)、および編成が同一である必要がありますが、速度が同一である必要はありません。チャネルは、すべてのチャネル内で最も遅い速度の DIMM に合わせて稼働します。
  • メモリー・ミラーリング・チャネルを使用可能にした場合、最大使用可能メモリーは取り付け済みのメモリーの半分に減少します。たとえば、RDIMM を使用して 8 GB のメモリーを取り付ける場合、メモリー・ミラーリング・チャネルを使用すると 4 GB のアドレス可能メモリーのみが使用可能です。

次の表は、メモリー・ミラーリング・チャネル・モードでの取り付け順序を示しています。

表 1. メモリー・ミラーリング・チャネル・モードでの DIMM の装着順序.

メモリー・ミラーリング・チャネル・モードにおける取り付け済みのマイクロプロセッサーの数と DIMM コネクターの装着順序を示した 2 列の表。

取り付け済みのマイクロプロセッサー数DIMM コネクター取り付け順序
マイクロプロセッサーを 1 つ取り付け済み6, 8-> 1, 3-> 5, 7-> 2, 4
マイクロプロセッサーを 2 つ取り付け済み6, 8-> 9, 11-> 1, 3-> 14, 16-> 5, 7-> 10, 12-> 2, 4-> 13, 15