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機能

計算ノードの設計においては、パフォーマンス、使いやすさ、信頼性、および拡張機能などが重要な考慮事項でした。これらの設計機能を用いることで、現在のニーズに応じてシステム・ハードウェアをカスタマイズしたり、将来に備えて柔軟性の高い機能拡張を準備したりすることができます。

計算ノードは、次の機能とテクノロジーを実装しています。
  • UEFI 準拠のサーバー・ファームウェア

    Lenovo Lenovo ThinkSystem ファームウェアは、Unified Extensible Firmware Interface (UEFI) 2.1 に対応しています。UEFI は、BIOS に代わるものであり、オペレーティング・システム、プラットフォーム・ファームウェア、外部デバイス間の標準インターフェースを定義します。

    Lenovo Lenovo ThinkSystem は、UEFI 準拠オペレーティング・システム、BIOS ベースのオペレーティング・システム、および BIOS ベースのアダプターのほか、UEFI 準拠アダプターをブートすることができます。

    この計算ノードでは、DOS (ディスク・オペレーティング・システム) はサポートされていません。
  • 大容量のシステム・メモリーの互換性

    計算ノードは、業界標準の double-data-rate 4 DIMM (DDR4)、registered DIMM (RDIMM)、または load reduced DIMM (LRDIMM)、3DS RDIMM、および DC Persistent Memory Module の 48 コネクターをサポートします。

  • フレキシブルなネットワーク・サポート

    計算ノードは、計算ノードにネットワーク通信機能を追加するためのオプションの拡張アダプター用のコネクターをシステム・ボード上に備えています。ネットワーク・サポート用に最大 4 個の I/O 拡張アダプターを取り付けることができます。これにより、各種のネットワーク通信テクノロジーをサポートする拡張アダプターを柔軟に取り付けることができます。

  • Light path 診断

    Light path 診断は、 問題の診断に役立つ LED を提供します。Light Path 診断について詳しくは、light path 診断パネルおよび light Path 診断パネル LED を参照してください。

  • Lenovo Service Information Web サイトへのモバイル・アクセス

    サーバーには、サーバーのカバーにあるシステム・サービス・ラベルに QR コードが記載されています。モバイル・デバイスの QR コード・リーダーとスキャナーを使用してこのコードをスキャンすると、Lenovo Service Information Web サイトにすぐにアクセスすることができます。Lenovo Service Information Web サイトでは、追加情報として部品の取り付けや交換用のビデオ、およびサーバー・サポートのためのエラー・コードが提供されます。

  • RAID サポート

    RAID アダプターは、構成を形成するためのハードウェア RAID (新磁気ディスク制御機構) サポートを提供します。オプションの RAID アダプターには 2 つのタイプがあります。基本的な RAID アダプター (フラッシュ電源モジュールなし) は RAID 0、1、5、および 10 をサポートします。拡張 RAID アダプター (フラッシュ電源モジュールあり) は RAID 0、1、5、6、および 10 をサポートします。ソフトウェア RAID は RAID 0、1、5、および 10 をサポートします。

  • 電力スロットル

    電源ドメイン需要過多として知られている電源ポリシーを実行することにより、Flex System シャーシは複数のパワー・サプライ・モジュール間で電力負荷を分配し、Flex System シャーシ内の各デバイスに対して十分な電力を確実に供給します。このポリシーは、Flex System シャーシに最初に電源が供給された時、あるいは Flex System シャーシに計算ノードが挿入されたときに実行されます。

    この方式には、以下の設定を使用できます。
    • 基本的な電源管理
    • 電源モジュールの冗長性
    • 計算ノードの減速による電源モジュールの冗長性が許可されています

    Chassis Management Module を使用して、電源環境を構成およびモニターすることができます。詳しくは、Flex System Chassis Management Module: Command-Line Interface リファレンス・ガイドを参照してください。

  • Active Memory

    Active Memory 機能は、メモリー・ミラーリングを使用してメモリーの信頼性を向上させます。メモリー・ミラーリング・モードでは、2 つのチャネル内の 2 ペアの DIMM にあるデータが同時に複製および保管されます。障害が発生すると、メモリー・コントローラーはプライマリー・ペアの DIMM からバックアップ・ペアの DIMM に切り替えます。

  • Lenovo XClarity Controller (XCC)

    Lenovo XClarity Controller は、Lenovo Lenovo ThinkSystem サーバー・ハードウェア用の共通管理コントローラーです。Lenovo XClarity Controller は、複数の管理機能を、サーバーのシステム・ボードにある単一のチップに統合します。

    Lenovo XClarity Controller に固有の機能として、パフォーマンスの改善、リモート・ビデオの解像度の向上、およびセキュリティー・オプションの強化が挙げられます。Lenovo XClarity Controller に関する追加情報については、Lenovo XClarity Controller オンライン・ドキュメントを参照してください。

  • システム管理サポート

    計算ノードの XClarity Controller は、リモート・システム管理をサポートするための Web インターフェースを提供します。このインターフェースを使用して、システム・ステータスの表示と、システム管理機能およびベースボード管理設定の制御を行うことができます。

    XClarity Controller は、Lenovo Flex System Chassis Management Module (CMM) および Lenovo XClarity Administrator アプリケーション (インストールされている場合) と通信します。
    • CMM は、Flex System シャーシ内のすべてのコンポーネントに対するシステム管理機能を提供するホット・スワップ・モジュールです。CMM は、リモート接続用のシリアル・ポートと、1 Gbps イーサネット・リモート管理接続を制御します。詳しくは、Flex System Chassis Management Module: Command-Line Interface リファレンス・ガイドを参照してください。
    • Lenovo XClarity Administrator は、セキュアな環境で Flex System シャーシを管理する際に使用できる仮想アプライアンスです。Lenovo XClarity Administrator には一元管理インターフェースが用意されており、すべての管理対象エンドポイントに対して以下の機能を実行します。
      • ユーザーの管理
      • ハードウェアの監視および管理
      • 構成の管理
      • オペレーティング・システムのデプロイメント
      • ファームウェアの管理

      詳しくは、Lenovo XClarity Administrator の情報ページ を参照してください。

  • 内蔵 Trusted Platform Module (TPM)

    この内蔵セキュリティー・チップは、暗号機能を実行し、セキュアな秘密鍵と公開鍵を保管します。これは Trusted Computing Group (TCG) 仕様に対するハードウェア・サポートを提供します。TCG 仕様をサポートするためのソフトウェアをダウンロードできます (ソフトウェアが利用可能な場合)。
    中華人民共和国のお客様の場合は、内蔵 TPM はサポートされません。ただし、中華人民共和国のお客さまが Trusted Cryptographic Module (TCM) アダプターまたは Lenovo が認定した TPM アダプター (ドーター・カードと呼ばれることもあります) を取り付けることはできます。