ラックへのサーバーの取り付け (スライド・レール)

このセクションの手順に従って、スライド・レールを装備したラックにサーバーを取り付けます。

S036


18 ～ 32 kg (39 ～ 70 ポンド)	32 ～ 55 kg (70 ～ 121 ポンド)

注意

装置を持ち上げる場合には、安全に持ち上げる方法に従ってください。

R006

注意

ラックに装着されたデバイスを棚として使用する場合を除いて、ラックに装着されたデバイスの上にはものを置かないでください。

注意

潜在的な安定性の危険が存在します。ラックが転倒し、重大な人的傷害の原因となる場合があります。
ラックを取り付け位置まで引き出す前に、取り付けのガイドラインをお読みください。取り付け位置には、スライド・レールが取り付けられた装置に負荷をかけないでください。取り付け位置には、スライド・レールが取り付けられた装置を放置しないでください。

このタスクについて

重要

安全に作業を行うために、取り付けのガイドラインおよび安全検査のチェックリストをお読みください。
サーバーと周辺機器の電源をオフにし、電源コードとすべての外部ケーブルを取り外します。サーバーの電源をオフにするを参照してください。
静電気の影響を受けやすいコンポーネントは取り付け時まで帯電防止パッケージに収め、システム停止やデータの消失を招く恐れのある静電気にさらされないようにしてください。また、このようなデバイスを取り扱う際は静電気放電用リスト・ストラップや接地システムなどを使用してください。

注意

けがを防止するために、3 人でサーバーの取り付け手順を実行してください。

ファームウェアとドライバーのダウンロード: コンポーネントの交換後、ファームウェアやドライバーの更新が必要になる場合があります。

ご使用のサーバーでのファームウェアとドライバーの最新の更新を確認するには、ThinkSystem SR630 V4 のドライバーおよびソフトウェアのダウンロード Web サイトを参照してください。
ファームウェア更新ツールについては、ファームウェアの更新を参照してください。

手順

ラックの前部から、レールを止まるところまで引き出し、内部レールを取り外します。
重要
レールが完全に伸びている場合のみ、サーバーを正しく取り付けることができます。
図 1. レールの引き出し
ラック前面
1. 内部レールを伸ばします。
2. ラッチを押し上げて、内部レールを中間レールから外します。
3. 内部レールを取り外します。
内部レールをサーバーに取り付けます。内側レールのスロットを、サーバー側面の対応する T ピンに合わせします。次に、T ピンが内側レールの所定の位置にロックされるまで内側レールを前方にスライドさせます。
注
1. 内部レールをサーバーに組み立てるときは、「Front」のスタンプが常に前を向いていることを確認してください。
2. 「L」と「R」のスタンプは、レールの左右を示します。
図 2. 内部レールの取り付け
他のレールについても前の手順を繰り返します。
3 人でサーバーを慎重に持ち上げます。
注意
1 の持ち上げポイントを持って、必ず 3 人でバーを持ち上げてください。
図 3. サーバーを持ち上げる
ラック前面
ラックの前部から、サーバーをレールに取り付けます。
注
内部レールを中間レールに取り付ける前に、両側のボール保持器具が一番外側の位置に到達していることを確認します。保持器具の位置が正しくない場合は、止まるまで前面にスライドさせます。
図 4. インターロッキング・レール

図 5. レールのロックとサーバーのスライド
1. レールのラッチを押し上げます。
2. 両方のラッチがカチッと音がして所定の位置にロックされるまで、サーバーをラックの奥まで押し込みます。
サーバーをラックへ固定します。
1. サーバーをラックの前面に固定します。
  図 6. サーバーをラックの前面に固定する
  ラック前面
  - ラック・ラッチのカバーを下に倒します。
  - ねじを締めてサーバーを固定します。
2. (オプション) 各レールに 1 本の M6 ねじを取り付け、サーバーをラックの背面に固定します。
  図 7. サーバーをラックの背面に固定する
  ラック背面

完了したら

取り外した電源コードおよびすべてのケーブルを再接続します。
サーバーおよび周辺機器の電源をオンにします。サーバーの電源をオンにするを参照してください。
サーバー構成を更新します。部品交換の完了を参照してください。

フィードバックを送る