メインコンテンツまでスキップ

インストールに関する問題の解決

この情報を使用して、システムのセットアップ時に発生する可能性のある問題を解決します。

サーバーの電源がオンにならない

問題が解決するまで、以下のステップを実行します。
  1. AC 電源がサーバーに正しく供給されていることを確認します。電源コードがサーバーと、通電されている電源コンセントに正しく接続されていることを確認します。

  2. 電源を投入していないサーバーに関連するイベントがないか、イベントログをチェックしてください。

  3. 橙色で点滅している LED がないかチェックしてください。

  4. システム・ボード上の電源 LED をチェックしてください。

  5. パワー・サプライを取り付け直します。
  6. パワー・サプライを交換してください。

サーバーをオンにすると、すぐに POST イベント・ビューアーが表示される

問題が解決するまで、以下のステップを実行します。
  1. BMC イベント・ログを確認し、イベント・ログのエラーを解決します。

  2. UEFI のファームウェアと BMC ファームウェアが最新バージョンであることを確認します。

  3. システムを最小構成に戻します。

  4. Lightpath 診断 LED によって示されているエラーがあればすべて訂正します。

  5. サーバーがすべてのプロセッサーをサポートし、プロセッサーの速度とキャッシュ・サイズが相互に一致していることを確認します。

    システム・セットアップからプロセッサーの詳細を表示できます。

    プロセッサーがサーバーでサポートされているかどうかを判別するには、Lenovo ServerProven Web サイト を参照してください。

  6. (トレーニングを受けた技術員のみ) プロセッサーが正しく取り付けられていることを確認します。

  7. 次のコンポーネントを、リストに示されている順序で一度に 1 つずつ交換し、そのたびにサーバーを再起動します。

    1. (トレーニングを受けた技術員のみ) プロセッサー

    2. (トレーニングを受けた技術員のみ) システム・ボード

組み込みハイパーバイザーがブート・リストにない

問題が解決するまで、以下のステップを実行します。
  1. サーバーの取り付け、移動、あるいは保守を最近行った場合、あるいは組み込みハイパーバイザーを初めて使用する場合は、デバイスが適切に接続されていること、およびコネクターに物理的損傷がないことを確認します。

  2. オプションの組み込みハイパーバイザー・フラッシュ・デバイスに付属の資料を参照して、セットアップおよび構成情報を確認します。

  3. Lenovo ServerProven Web サイト で、組み込みハイパーバイザー・デバイスがサーバーでサポートされていることを確認します。

  4. 組み込みハイパーバイザー・デバイスが使用可能なブート・オプションのリストに含まれていることを確認します。管理コントローラーのユーザー・インターフェースから、「サーバー構成」 > 「ブート・オプション」の順にクリックします。

    管理コントローラー・ユーザー・インターフェースへのアクセスについては、ThinkSystem System Manager の資料を参照してください。

    Lenovo ThinkSystem System Manager ユーザー・ガイド

  5. Lenovo データセンターサポート で、組み込みハイパーバイザーおよびサーバーに関連する技術ヒント (service bulletins) がないかを確認します。

  6. サーバー上で他のソフトウェアが作動していることを確認し、サーバーが正常に機能していることを確認します。

サーバーがハードディスク・ドライブを認識しない

問題が解決するまで、以下のステップを実行します。
  1. 関連する黄色のハードディスク・ドライブ状況 LED を確認します。LED が点灯している場合、ドライブに障害があることを示します。

  2. LED が点灯している場合、ベイからドライブを外し、45 秒間待ちます。その後ドライブ・アセンブリーがハードディスク・ドライブ・バックプレーンに接続していることを確認して、ドライブを再度取り付けます。

  3. 関連する緑色のハードディスク・ドライブ活動 LED および黄色の状況 LED を確認します。

    • 緑色の活動 LED が点滅していて、黄色の状況 LED が点灯していない場合、コントローラーがドライブを認識し、正常に作動していることを示します。ハードディスク・ドライブに対して診断テストを実行します。サーバーを起動し、画面の指示に従ってキーを押すと、デフォルトで LXPM が表示されます。(詳細については、Lenovo XClarity Provisioning Manager ポータル・ページ にある、ご使用のサーバーと互換性のある LXPM に関する資料の「起動」セクションを参照してください)。このインターフェースからハードディスク・ドライブ診断を実行できます。「診断」ページから、「診断の実行」 > 「HDD test/ディスク・ドライブ・テスト」の順にクリックします。

    • 緑色の活動 LED が点滅していて、黄色の状況 LED がゆっくり点滅している場合、コントローラーがドライブを認識し、再作成していることを示します。

    • いずれの LED も点灯または点滅していない場合は、ハードディスク・ドライブ・バックプレーンを確認します。

    • 緑色の活動 LED が点滅していて、黄色の状況 LED が点灯している場合、ドライブを交換します。LED の活動状況が変わらない場合、ステップ「ハードディスク・ドライブの問題」に進んでください。LED の活動に変化がある場合は、ステップ 1 に戻ります。

  4. ハードディスク・ドライブ・バックプレーンが正しく取り付けられていることを確認します。正しく取り付けられている場合、バックプレーンを曲げたり、動かすことなく、ドライブ・アセンブリーをバックプレーンに正常に接続することができます。

  5. バックプレーン電源ケーブルを取り付け直し、ステップ 1 から 3 までを繰り返します。

  6. バックプレーン信号ケーブルを取り付け直し、ステップ 1 から 3 までを繰り返します。

  7. バックプレーン信号ケーブルまたはバックプレーンに問題がある可能性があります。

    • 影響を受けたバックプレーン信号ケーブルを交換します。

    • 影響を受けたバックプレーンを交換します。

  8. ハードディスク・ドライブに対して診断テストを実行します。サーバーを起動し、画面の指示に従ってキーを押すと、デフォルトで LXPM が表示されます。(詳細については、Lenovo XClarity Provisioning Manager ポータル・ページ にある、ご使用のサーバーと互換性のある LXPM に関する資料の「起動」セクションを参照してください)。このインターフェースからハードディスク・ドライブ診断を実行できます。「診断」ページから、「診断の実行」 > 「HDD test/ディスク・ドライブ・テスト」の順にクリックします。

    これらのテストに基づいて以下を実行します。
    • アダプターがテストに合格したがドライブが認識されない場合は、バックプレーン信号ケーブルを交換してテストを再度実行します。

    • バックプレーンを交換します。

    • アダプターがテストに失敗する場合は、バックプレーン信号ケーブルをアダプターから切り離してから再度テストを実行します。

    • アダプターがこのテストに失敗する場合は、アダプターを交換します。

表示されるシステム・メモリーが取り付けられている物理メモリーよりも小さい

問題が解決するまで、以下のステップを実行します。
DIMM の取り付けあるいは取り外しを行う場合は、必ずサーバーを電源から切り離す必要があります。サーバーを再起動する場合は、10 秒間待ってから行ってください。
  1. 次の点を確認します。
    • オペレーター情報パネル上のエラー LED がどれも点灯していない。

    • システム・ボードの DIMM エラー LED が何も点灯していない。

    • メモリー・ミラーリング・チャネルが不一致の原因ではない。

    • メモリー・モジュールが正しく取り付けられている。

    • 正しいタイプのメモリーが取り付けられている。

    • メモリーを変更した場合、Setup Utility でメモリー構成を更新した。

    • すべてのメモリー・バンクが有効になっている。サーバーが問題を検出したときにメモリー・バンクを自動的に無効にしたか、メモリー・バンクが手動で無効にされた可能性があります。

    • サーバーを最小メモリー構成にしたときに、メモリー・ミスマッチがない。

  2. メモリー・モジュールのイベント・ログを確認し、メモリー・モジュール診断を実行します。
    1. 障害のあるメモリー・モジュールを特定し、障害のあるメモリー・モジュールを別のスロットに取り付けます。

    2. サーバーを再起動、メモリー・モジュールのイベント・ログを確認します。問題がメモリー・モジュール・スロットに関連したものである場合は、障害のあるメモリー・モジュールを交換します。

  3. DIMM を取り付け直し、サーバーを再起動します。

  4. ソリューションを起動し、画面の指示に従ってキーを押すと、デフォルトでは、LXPM インターフェースが表示されます。(詳細については、Lenovo XClarity Provisioning Manager ポータル・ページ にある、ご使用のサーバーと互換性のある LXPM に関する資料の「起動」セクションを参照してください)。このインターフェースでメモリー診断を実行できます。診断ページで、「診断の実行」 > 「メモリー・テスト」の順にクリックします。

  5. 以下のようにして、POST エラー・ログをチェックします。

    • DIMM がシステム管理割り込み (SMI) によって無効にされていた場合は、その DIMM を交換します。

    • DIMM がユーザーまたは POST によって無効にされた場合は、DIMM を取り付け直します。その後、Setup Utility を実行して、DIMM を有効にします。

  6. DIMM を取り付け直します。

  7. サーバーを再起動します。

新たに取り付けられた Lenovo オプション・デバイスが作動しない

  1. 次の点を確認します。
    • デバイスがサーバーでサポートされている (Lenovo ServerProven Web サイト を参照)。

    • デバイスに付属の取り付け手順に従い正しく取り付けられている。

    • 取り付けた他のデバイスやケーブルを外していない。

    • システム・セットアップで構成情報を更新した。サーバーを起動し、画面の指示に従ってキーを押して、セットアップ・ユーティリティーを表示する場合。(詳細については、Lenovo XClarity Provisioning Manager ポータル・ページ にある、ご使用のサーバーと互換性のある LXPM に関する資料の「起動」セクションを参照してください)。メモリーまたは他のデバイスを変更する場合は、必ず構成を更新する必要があります。

  2. 取り付けたデバイスを取り付け直します。

  3. 取り付けたデバイスを交換します。

電圧システム・ボード障害がイベント・ログに表示される

問題が解決するまで、以下のステップを実行します。
  1. BMC イベント・ログを確認し、「ThinkSystem System Manager ユーザー・ガイド」に従ってイベント・ログに記載されているエラーを解決します。Lenovo ThinkSystem System Manager ユーザー・ガイドを参照してください。

  2. UEFI ファームウェアおよび BMC ファームウェアを最新のバージョンに更新します。

  3. システムを最小構成に戻します。最低限必要なプロセッサーと DIMM の数については、仕様を参照してください。

  4. システムを再起動します。

    • システムが再起動する場合は、取り外した部品を一度に 1 つずつ追加して、そのたびにシステムを再起動し、これをエラーが発生するまで繰り返します。エラーが発生した部品を交換します。

    • システムが再起動しない場合は、システム・ボードが原因の可能性があります。