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ストレージ・アレイのサポート・データの保存

save storageArray supportDataコマンドは、ストレージ・アレイのサポート関連情報をファイルに保存します。

対応アレイ

このコマンドは、DE2000H、DE4000H、DE4000F、DE6000H または DE6000F の個々のストレージ・アレイに適用されます。

ロール

このコマンドをストレージ・アレイに対して実行するには、Storage Admin または Support Admin ロールが必要です。

コンテキスト

次の表に、収集可能なサポート・データの種類を示します。

データの種類ファイルの名前と説明
自動ロード・バランシングの統計情報

alb-statistics-A.txt

alb-statistics-B.txt

このファイル (コントローラーごとに1つ) には、自動ロード・バランシング機能に関連する各種の統計情報が格納され、オフラインの分析ツールを使用して詳しく分析することができます。

コア・ダンプ・メタデータ

all-coredump.xml

このファイルには、アレイのコア・ダンプ・メタデータが格納されます。

自動サポートのステータス

autosupport.xml

このファイルには、特定のアレイについてのASUPの現在のステータスが格納されます。

自動サポート履歴ファイル

autosupport-history.xml

このファイルには、特定のアレイのすべてのASUPメッセージ (標準メッセージと自動サポート・オンデマンド・メッセージの両方) が格納されます。テーブル内の各エントリは、特定のアレイのいずれかのリポジトリに現在あるASUPメッセージに対応します。

自動サポート・ログ

asup-transmission-logs.txt

このファイルには、送信されたすべての自動サポート・メッセージが格納されます。

Web サーバーのクライアント情報

client-info.txt

このファイルには、Webサービスの各種のクライアント情報が格納されます。

ドライブ接続トポロジーconnection.txt

このファイルには、ディスク・トレイ環境サービス・モジュール (ESM) とコントローラー・ペアの間の接続に関する情報が格納されます。

累積統計のバンドル

cumulative-drive-vol-stats.xml

このファイルには、コントローラーの累積統計が格納されます。

動作不良ドライブのログ

controller-drive-error-event-log.txt

このファイルには、ストレージ・アレイ・コントローラーのドライブに関するエラーとイベント・ログ・メッセージが格納されます。

コントローラー・ヘルス・イメージのメタデータ

all-coredump.xml

このファイルには、DPLコントローラーのヘルス・イメージの情報が格納されます。

コントローラー A の DOM 0 ジャーナル・ファイル

dom0-complete-journal-A.7z

このファイル (コントローラーごとに1つ) には、Linuxシステムの詳細なログが格納されます。Linuxパッケージや標準のLinuxユーティリティとサービスのログが含まれます。

コントローラー B の DOM 0 ジャーナル・ファイル

dom0-complete-journal-B.7z

このファイル (コントローラーごとに1つ) には、Linuxシステムの詳細なログが格納されます。Linuxパッケージや標準のLinuxユーティリティとサービスのログが含まれます。

コントローラー A のその他の DOM 0 ログ・ファイル

dom0-misc-logs-A.7z

このファイル (コントローラーごとに1つ) には、ジャーナルに含めることができないシステム・ログが格納されます。RAIDアプリケーションのシリアル・ログやハイパーバイザーのデバッグ・ログが含まれます。

コントローラー B のその他の DOM 0 ログ・ファイル

dom0-misc-logs-B.7z

このファイル (コントローラーごとに1つ) には、ジャーナルに含めることができないシステム・ログが格納されます。RAIDアプリケーションのシリアル・ログやハイパーバイザーのデバッグ・ログが含まれます。

ドライブのコマンド・エージング・タイムアウト値drive-command-aging-timeout.txt

このファイルには、すべてのドライブについて、コマンド・エージング・タイムアウト・フィールドのデフォルト値と現在の値が格納されます。

ドライブの健常性ログdrive-health-data.bin

このファイルには、健常性に関連する各種のドライブ情報が格納されます。

このファイルはバイナリ・ファイルであり、判読可能な形式に変換するにはオフライン・パーサーが必要になります。
ドライブのパフォーマンス分析データ

drive-performance-log.txt

このファイルには、ドライブのパフォーマンス・データが格納されます。パフォーマンスが想定よりも低いドライブを特定するのに役立ちます。

リポジトリ障害の分析

failed-repository-analysis.txt

このファイルには、リポジトリの障害に関する分析情報が格納されます。

ストレージ・アレイの機能feature-bundle.txt

このファイルには、ストレージ・アレイで使用可能なボリューム、ドライブ、ドライブ・トレイの数、および使用可能な機能および制限事項の情報が格納されます。

ファームウェア・インベントリーfirmware-inventory.txt

このファイルには、ストレージ・アレイ内のすべてのコンポーネントについて、すべてのファームウェア・バージョンの一覧が格納されます。

I/Oパス統計情報io-path-statistics.7z

このファイルには、各コントローラーの生のパフォーマンス・データが格納されます。アプリケーションのパフォーマンス問題の分析に使用できます。

ホスト・インターフェース・チップのIOCダンプ情報ioc-dump-info.txt

このファイルには、ホスト・インターフェース・チップのIOCダンプ情報が格納されます。

ホスト・インターフェース・チップのIOCダンプ・ログioc-dump.gz

このファイルには、コントローラーのホスト・インターフェース・チップのログ・ダンプが格納されます。このファイルはgz形式で圧縮されています。zipファイルは、カスタマー・サポート・バンドル内にファイルとして保存されます。

iSCSI接続 (iSCSIのみ)iscsi-session-connections.txt

このファイルには、現在のすべてのiSCSIセッションの一覧が格納されます。

iSCSI統計 (iSCSIのみ)iscsi-statistics.csv

このファイルには、イーサネットのMACとTCP / IP、およびiSCSIターゲットの統計情報が格納されます。

メジャー・イベント・ログmajor-event-log.txt

このファイルには、ストレージ・アレイで発生したイベントの詳細なリストが格納されます。このリストは、ストレージ・アレイ内のディスクのリザーブされた領域に保存されます。リストには、ストレージ・アレイの設定イベントとコンポーネント障害が記録されます。

マニフェスト・ファイル

manifest.xml

このファイルには、アーカイブ・ファイルに含まれるファイルと各ファイルから収集されたステータスがテーブル形式で格納されます。

ストレージ管理ソフトウェアの稼働情報

msw-runtime-info.txt

このファイルには、ストレージ管理ソフトウェア・アプリケーションの稼働情報が格納されます。ストレージ管理ソフトウェアで使用中のJREバージョンが含まれます。

NVMe-oFの統計

nvmeof-statistics.csv

このファイルには、NVMe コントローラー、NVMe キュー、および転送プロトコルのインターフェースの統計情報が格納されます。

NVSRAMデータnvsram-data.txt

このファイルには、コントローラーのデフォルト設定が格納されます。

オブジェクト・バンドルobject-bundle.bin

object-bundle.json

このバンドルには、ファイルが生成された時点における、ストレージ・アレイとそのコンポーネントのステータスの詳細な説明が格納されます。

パフォーマンス統計の概要perf-stat-daily-summary-a.csv

perf-stat-daily-summary-b.csv

このファイル (コントローラーごとに1つ) には、コントローラーの各種のパフォーマンス統計が格納されます。

永続的予約と登録persistent-reservations.txt

このファイルには、ストレージ・アレイのボリュームの永続的な予約および登録に関する詳細なリストが格納されます。

Recovery Guruの手順recovery-guru-procedures.html

このファイルには、ストレージ・アレイで検出された問題に対して発行されたすべてのRecovery Guruトピックの詳細なリストが格納されます。このファイルには、リカバリー Guru の詳細のみが格納され、HTMLファイルは含まれません。

リカバリー・プロファイルrecovery-profile.csv

このファイルには、最新のリカバリー・プロファイル・レコードと履歴データの詳細な説明が格納されます。

SAS PHYエラー・ログ

sas-phy-error-logs.csv

このファイルには、SAS PHYのエラー情報が格納されます。

状態キャプチャー・データstate-capture-data.txt

このファイルには、ストレージ・アレイの現在の状態の詳細な説明が格納されます。

ストレージ・アレイ構成storage-array-configuration.cfg

このファイルには、ストレージ・アレイの論理構成の詳細な説明が格納されます。

ストレージ・アレイ・プロファイルstorage-array-profile.txt

このファイルには、ストレージ・アレイのすべてのコンポーネントとプロパティの説明が格納されます。

トレース・バッファの内容trace-buffers.7z

このファイルには、デバッグ情報を記録するために使用されるコントローラーのトレース・バッファーの内容が含まれています。

トレイ・キャプチャー・データtray-component-state-capture.7z

トレイにドロワーが搭載されている場合、この zip ファイルに診断データがアーカイブされます。この zip ファイルには、ドロワーを搭載するトレイごとにテキスト・ファイルが含まれています。zipファイルは、カスタマー・サポート・バンドル内にファイルとして保存されます。

読み取り不能セクターunreadable-sectors.txt

このファイルには、ストレージ・アレイに記録されたすべての読み取り不能セクターの詳細なリストが格納されます。

Web サービス・トレース・ログ

web-server-trace-log-A.7z

web-server-trace-log-B.7z

このファイル (コントローラーごとに1つ) には、Webサービスのトレース・バッファ (デバッグ情報の記録に使用される) が格納されます。

ワークロード・キャプチャー分析ログ・ファイルwlc-analytics-a.lz4

wlc-analytics-b.lz4

このファイル (コントローラーごとに1つ) には、LBAヒストグラムやすべてのアクティブ・ボリュームの読み取り / 書き込み比率およびI/Oスループットなど、主要なワークロード特性の算出値が格納されます。

Xヘッダー・データ・ファイルx-header-data.txt

この自動サポート・メッセージ・ヘッダーは、プレーン・テキストのキーと値のペアで構成されます。アレイとメッセージ・タイプに関する情報が含まれます。

構文

save storageArray supportData file="filename" [force=(TRUE | FALSE)]

save storageArray supportData file="<var id="GUID-C4D9080C-D77A-41F1-8B0B-2CDDD9DA55B7__V1111201" className="keyword varname">filename</var>" 
[force=(TRUE | FALSE) |
csbSubsetid=(basic | weekly | event | daily | complete) |
csbTimeStamp=<var id="GUID-C4D9080C-D77A-41F1-8B0B-2CDDD9DA55B7__V1630894" className="keyword varname">hh:mm</var>]

パラメーター

パラメーター説明
file

ストレージ・アレイのサポート関連データの保存先となるファイル・パスとファイル名。ファイル・パスとファイル名は、二重引用符 (" ") で囲みます。次に例を示します。

file="C:\Program Files\CLI\logs\supdat.7z"

force

コントローラー処理をロックできなかった場合に、サポート・データを強制的に収集するためのパラメーター。サポート・データを強制的に収集するには、このパラメーターを TRUE に設定します。デフォルト値は FALSE です。

csbSubsetid

このパラメーターを指定すると、サポート・バンドル内のデータのサブセットが収集されます。データのサブセットを指定するオプションは次のとおりです。

  • basic - ストレージ・アレイの検出に関するサポート・バンドル・データを収集する場合は、このオプションを使用します。
  • weekly - サポート・バンドル・データを毎週収集する場合は、このオプションを使用します。
  • event - 重大イベントが発生したときにサポート・バンドル・データを収集する場合は、このオプションを使用します。
  • daily - サポート・バンドル・データを毎日収集する場合は、このオプションを使用します。
  • complete - サポート・バンドル・データをすべて収集する場合は、このオプションを使用します。これがデフォルトのオプションです。
csbTimeStamp

このパラメーターを指定すると、サポート・バンドルにタイム・スタンプが追加されます。24時間形式で時間と分を入力します。たとえば、午後1時30分の場合は「13:30」と入力します。