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アレイ側のネットワークの構成 - iSCSI、Windows

ThinkSystem System Manager GUI を使用して、アレイ側の iSCSI ネットワークを構成します。

始める前に

  • いずれかのストレージ・アレイ・コントローラーの IP アドレスまたはドメイン名を把握する必要があります。
  • ストレージ・アレイへの適切なセキュリティー・アクセスのために、自分、あるいはシステム管理者が System Manager GUI のパスワードをセットアップするか、役割ベースのアクセス制御 (RBAC) や LDAP およびディレクトリー・サービスを構成する必要があります。アクセス管理の詳細については、「ThinkSystem System Manager オンライン・ヘルプ」を参照してください。

このタスクでは、「ハードウェア」ページから iSCSI ポート構成にアクセスする方法について説明しています。「システム」 > 「設定」 > 「iSCSI ポートの構成」からも構成にアクセスできます。

  1. ブラウザーで、次の URL を入力します。https://<DomainNameOrIPAddress>

    IPAddress は、いずれかのストレージ・アレイ・コントローラーのアドレスです。

    構成したことのないアレイで、ThinkSystem System Manager を初めて開いたときは、Set Administrator Password プロンプトが表示されます。役割ベースのアクセスの管理により、adminsupportsecurity、および monitor という 4 つのローカル・ロールが構成されます。後の 3 つの役割に対して、推測不可能なランダムなパスワードが割り当てられます。admin 役割のパスワードを設定した後、admin 資格情報を使用して、これらすべてのパスワードを変更することができます。4 つのローカル・ユーザー役割について詳しくは、「ThinkSystem System Manager オンライン・ヘルプ」を参照してください。
  2. admin の役割に対応する System Manager パスワードを、「Set Administrator Password」と「Confirm Password」の各フィールドに入力し、「パスワードの設定」ボタンを選択します。
    System Manager を開いた時点で、プール、ボリューム・グループ、ワークロード、または通知が構成されていない場合、セットアップ・ウィザードが起動します。
  3. セットアップ・ウィザードを閉じます。
    追加のセットアップ・タスクを完了するために後でウィザードを使用します。
  4. ハードウェア」を選択します。
  5. 図にドライブが表示されている場合、「シェルフの背面を表示」をクリックします。
    図が変化し、ドライブの代わりにコントローラーが表示されます。
  6. 構成する iSCSI ポートのあるコントローラーをクリックします。
    コントローラーのコンテキスト・メニューが表示されます。
  7. iSCSI ポートの構成」を選択します。
    「iSCSI ポートの構成」ダイアログ・ボックスが開きます。
  8. ドロップダウン・リストで、構成するポートを選択してから、「次へ」をクリックします。
  9. 構成ポート設定を選択してから、「次へ」をクリックします。
    ポート設定をすべて表示するには、ダイアログ・ボックスの右にある「ポート設定をさらに表示」リンクをクリックします。
    ポート設定説明
    構成されたイーサネット・ポートの速度希望する速度を選択します。

    ドロップダウン・リストに表示されるオプションは、お使いのネットワークがサポートする最高速度によって異なります (たとえば、10 Gbps)。

    DE6000H コントローラーおよび DE6000F コントローラーのオプションの iSCSI ホスト・インターフェース・カードは速度のオート・ネゴシエーションを行いません。各ポートの速度を 10 Gb または 25 Gb のいずれかに設定する必要があります。すべてのポートは、同じ速度に設定する必要があります。
    IPv4 の有効化 / IPv6 の有効化IPv4 および IPv6 ネットワークのサポートを有効にするには、いずれかまたは両方のオプションを選択します。
    TCP リスニング・ポート

    (「ポート設定をさらに表示」をクリックすることで使用可能です。)

    必要に応じて、新しいポート番号を入力します。

    リスニング・ポートは、コントローラーがホスト iSCSI イニシエーターから iSCSI ログインをリッスンするために使用する TCP ポート番号です。デフォルトのリスニング・ポートは 3260 です。3260 または 49152 ~ 65535 の値を入力する必要があります。

    MTU サイズ

    (「ポート設定をさらに表示」をクリックすることで使用可能です。)

    必要に応じて、最大転送単位 (MTU) にバイト単位で新しいサイズを入力します。

    デフォルトの最大転送単位 (MTU) サイズは、各フレーム 1500 バイトです。1500 ~ 9000 の値を入力する必要があります。

    ICMP PING の応答の有効化Internet Control Message Protocol (ICMP) を有効にするには、このオプションを選択します。ネットワーク接続されたコンピューターのオペレーティング・システムは、このプロトコルを使用してメッセージを送信します。これらの ICMP メッセージは、ホストが到達可能であるか、そのホストとのパケット取得に要する時間を決定します。
    IPv4 の有効化」を選択した場合、「次へ」をクリックすると、IPv4 設定を選択するためのダイアログ・ボックスが開きます。「IPv6 の有効化」を選択した場合、「次へ」をクリックすると、IPv6 設定を選択するためのダイアログ・ボックスが開きます。両方のオプションを選択した場合、まず IPv4 設定のダイアログ・ボックスが開いてから、「次へ」をクリックすると、IPv6 設定のダイアログ・ボックスが開きます。
  10. 自動または手動で IPv4 または IPv6 の設定を構成します。ポート設定をすべて表示するには、ダイアログ・ボックスの右にある「詳細設定の表示」リンクをクリックします。
    ポート設定説明
    構成の自動取得構成を自動的に取得するには、このオプションを選択します。
    静的構成の手動指定このオプションを選択してから、フィールドに静的アドレスを入力します。IPv4 の場合、ネットワークのサブネット・マスクとゲートウェイを含めます。IPv6 の場合、ルーティング可能な IP アドレスおよびルーターの IP アドレスを含めます。
    VLAN サポートの有効化

    (「詳細設定の表示」をクリックすることで使用可能です。)

    重要
    このオプションは、iSCSI 環境でのみ使用可能です。

    NVMe over RoCE 環境では使用できません。

    VLAN を有効にするには、このオプションを選択して、その ID を入力します。VLAN は、同じスイッチ、同じルーター、またはその両方によってサポートされている他の物理または仮想ローカル・エリア・ネットワーク (LAN) から物理的に分離されているように動作する論理ネットワークです。

    イーサネット優先順位の有効化

    (「詳細設定の表示」をクリックすることで使用可能です。)

    重要
    このオプションは、iSCSI 環境でのみ使用可能です。

    NVMe over RoCE 環境では使用できません。

    ネットワークにアクセスする優先順位を決定するパラメーターを有効にするには、このオプションを選択します。スライダーを使用して、1 ~ 7 の優先順位を選択します。

    イーサネットなどの共有ローカル・エリア・ネットワーク (LAN) 環境では、多くのステーションがネットワークへのアクセスにおいて競合している場合があります。アクセスは、最初に到達したものから処理されます。2 つのステーションが同時にネットワークにアクセスを試みた場合、両方のステーションは再試行する前に中断して待機することになります。このプロセスがをスイッチ・イーサネットでは最小限に抑えられており、1 つのステーションだけがスイッチ・ポートに接続されます。

  11. 終了」をクリックします。
  12. System Manager を閉じます。