ホスト側のネットワークの構成—iSCSI

Microsoft iSCSI イニシエーターがアレイとのセッションを確立できるように、ホスト側で iSCSI ネットワークを構成する必要があります。

始める前に

ISCSI ストレージ・トラフィックの伝送に使用する複数のスイッチを完全に構成しました。
エンド・ツー・エンドで送受信のハードウェア・フロー制御を有効にし、優先順位のフロー制御を無効にする必要があります。
アレイ側の iSCSI の構成が完了しました。
コントローラーの各ポートの IP アドレスを把握する必要があります。

以下の手順では、iSCSI トラフィックで 2 つの NIC ポートを使用することを想定します。

ネットワーク・アダプターで使用していないプロトコルを無効にします。
このようなプロトコルに該当するのは、QoS、ファイルとプリンタの共有、NetBIOS ですが、これらに限定されません。
ホストの端末ウィンドウで > iscsicpl.exe を実行し、「iSCSI イニシエーターのプロパティ」ダイアログ・ボックスを開きます。
「検出」タブで、「ポータルの検出」を選択し、いずれかの iSCSI ターゲット・ポートの IP アドレスを入力します。
「ターゲット」タブで、検出した最初のターゲット・ポートを選択し、「接続」を選択します。
「マルチ・パスを有効化」、「この接続をよく使うターゲットのリストに追加します」、「詳細」の順に選択します。
「ローカル・アダプター」で、「Microsoft iSCSI Initiator」を選択します。
「イニシエーター IP」で、いずれかの iSCSI ターゲットと同じサブネットまたは VLAN に属しているポートの IP アドレスを選択します。
「ターゲット IP」で、上記の手順で選択した「イニシエーター IP」と同じサブネットに属しているポートの IP アドレスを選択します。
残りのチェック・ボックスをデフォルト値のままにして、「OK」を選択します。
「ターゲットへの接続」ダイアログ・ボックスに戻ったときに、もう一度「OK」を選択します。
セッションを確立しようとするストレージ・アレイの各イニシエーター・ポートとセッション (論理パス) で、この手順を繰り返します。

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