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プールの手動作成

プールの自動構成機能でニーズに合うプールが提示されない場合は、プールを(一連の候補から)手動で作成できます。プールは必要な論理ストレージ容量を提供します。この容量から個々のボリュームを作成し、アプリケーションをホストすることができます。

始める前に

  • ドライブ タイプ(HDDまたはSSD)が同じドライブが少なくとも11本必要です。

  • シェルフ損失の保護を有効にするには、プールを構成するドライブが少なくとも6台のドライブ シェルフに配置されていて、同じシェルフのドライブが3本以上含まれていないことが必要です。

  • ドロワー損失の保護を有効にするには、プールを構成するドライブが少なくとも5つのドロワーに同じ数ずつ配置されている必要があります。

  1. ストレージ > プールとボリューム・グループの順に選択します。
  2. 「作成」 > 「プール」をクリックします。
    [プールの作成]ダイアログ ボックスが表示されます。
  3. プールの名前を入力します。
  4. (オプション)ストレージ アレイに複数のタイプのドライブがある場合、使用するドライブ タイプを選択します。
    作成可能なすべてのプールの候補が表示されます。
  5. 次の特性に基づいて使用するプールの候補を選択し、[作成]をクリックします。

    特性用途
    空き容量

    プール候補の空き容量(GiB)を示します。アプリケーションのストレージ ニーズに応じて、必要な容量のプール候補を選択します。

    プールには予約済み(スペア)容量も含まれますが、これは空き容量には含まれません。

    合計ドライブ数

    プール候補に含まれるドライブの数を示します。

    System Managerは、できるだけ多くのドライブを予約済み容量として自動的に確保します(System Managerではプール内の6本につき1本のドライブを予約済み容量として確保します)。

    ドライブ障害が発生すると、予約済み容量を使用して再構築されたデータが格納されます。

    セキュリティ対応

    プール候補がセキュリティ対応ドライブだけで構成されているかどうかを示します。セキュリティ対応ドライブには、Full Disk Encryption(FDE)ドライブと連邦情報処理標準(FIPS)ドライブがあります。

    • プールはドライブ セキュリティを使用して保護できますが、この機能を使用するためにはすべてのドライブがセキュリティ対応である必要があります。

    • FDE 専用プールを作成する場合、

      「セキュア対応」列で「はい - FDE」を見つけます。FIPSのみのプールを作成するには、[セキュリティ対応]列が[はい - FIPS]になっているプールを探します。
    • セキュリティ対応かどうかがドライブによって異なるプールや、セキュリティ レベルが異なるドライブが混在したプールを作成することもできます。プールにセキュリティ対応でないドライブが含まれている場合、プールをセキュリティ対応にすることはできません。

    セキュリティを有効化セキュリティ対応ドライブでドライブ セキュリティ機能を有効にするためのオプションです。プールがセキュリティ対応で、セキュリティ キーを作成している場合、チェックボックスを選択してセキュリティを有効にできます。
    一度有効にしたドライブ セキュリティは、プールを削除してドライブを消去しないかぎり解除できません。
    DA 対応

    プール候補でData Assurance(DA)を使用できるかどうかを示します。DA は、データがコントローラーとストレージ・アレイ上のドライブの間で送信された場合に発生する可能性があるエラーをチェックして、修正します。

    DAを使用する場合は、DAに対応したプールを選択します。このオプションはDA機能が有効になっている場合にのみ使用できます。

    プールにはDAに対応したドライブとDAに対応していないドライブを含めることができますが、DAを使用するためにはすべてのドライブがDAに対応している必要があります。

    シェルフ損失の保護

    シェルフ損失の保護が使用可能かどうかを示します。

    シェルフ損失の保護が有効な場合、1台のドライブ シェルフとの通信が完全に失われた場合でもプール内のボリューム上のデータへのアクセスが保証されます。

    ドロワー損失の保護

    ドロワー損失の保護が使用可能かどうかを示します。この保護は、使用しているドライブ シェルフにドロワーが搭載されている場合にのみ提供されます。

    ドロワー損失の保護が有効な場合、ドライブ シェルフの1台のドロワーとの通信が完全に失われた場合でもプール内のボリューム上のデータへのアクセスが保証されます。