システム パフォーマンスを向上させるために、SSDキャッシュ機能を使用して、アクセス頻度が特に高いデータ(「ホット」データ)を低レイテンシのソリッド ステート ドライブ(SSD)にキャッシュすることができます。SSDキャッシュは、ホスト読み取りにのみ使用されます。
始める前に
ストレージ アレイにSSDドライブが含まれている必要があります。
このタスクについて
SSDキャッシュを作成するときは、1つまたは複数のドライブを使用することができます。読み取りキャッシュはストレージ アレイ内にあるため、ストレージ アレイを使用するすべてのアプリケーションでキャッシュが共有されます。キャッシュするボリュームを選択すると、あとは動的に自動でキャッシングが実行されます。
SSDキャッシュを作成する際は、次のガイドラインに従ってください。
- SSDキャッシュのセキュリティを有効にできるのは作成時だけで、あとから有効にすることはできません。
- SSDキャッシュはストレージ アレイごとに1つだけサポートされます。
- ストレージ アレイで使用できるSSDキャッシュの最大容量は、コントローラのプライマリ キャッシュ容量で決まります。
- SSDキャッシュはSnapshotイメージではサポートされません。
- ボリュームでSSDキャッシュが有効になっているかどうかにかかわらず、ボリュームをインポートまたはエクスポートしてもキャッシュ データはインポートまたはエクスポートされません。
- コントローラのSSDキャッシュを使用するように割り当てられたボリュームは、自動ロード バランシングによる転送の対象外となります。
- 関連するボリュームがセキュリティ有効の場合は、セキュリティ有効のSSDキャッシュを作成してください。
- の順に選択します。
- をクリックします。
[SSD キャッシュの作成]ダイアログ ボックスが表示されます。
- SSDキャッシュの名前を入力します。
- 次の特性に基づいて使用するSSDキャッシュ候補を選択します。
特性 | 用途 |
---|
容量 | 使用可能な容量(GiB)を示します。アプリケーションのストレージ ニーズに応じて容量を選択します。 SSDキャッシュの最大容量は、コントローラのプライマリ キャッシュ容量で決まります。SSDキャッシュに最大容量を超える容量を割り当てた場合、超過した容量は使用できません。 SSDキャッシュの容量は、全体の割り当て容量にカウントされます。 |
合計ドライブ数 | このSSDキャッシュで利用できるドライブの数を示します。必要なドライブ数のSSD候補を選択します。 |
セキュリティ対応 | SSDキャッシュがセキュリティ対応ドライブだけで構成されているかどうかを示します。セキュリティ対応ドライブには、Full Disk Encryption(FDE)ドライブと連邦情報処理標準(FIPS)ドライブがあります。 セキュリティ有効のSSDキャッシュを作成するには、[セキュリティ対応]列が[はい - FDE]または[はい - FIPS]になっているものを探します。 |
セキュリティを有効化 | セキュリティ対応ドライブでドライブ セキュリティ機能を有効にするためのオプションです。セキュリティ有効のSSDキャッシュを作成するには、[セキュリティを有効化]チェックボックスを選択します。 セキュリティは一度有効にするとあとで無効にすることはできません。SSDキャッシュのセキュリティを有効にできるのは作成時だけで、あとから有効にすることはできません。 |
DA 対応 | このSSDキャッシュ候補でData Assurance(DA)を使用できるかどうかを示します。データ保証 (DA) は、データがコントローラーを経由でドライブに転送された場合に発生する可能性があるエラーをチェックして、修正します。 DAを使用する場合は、DAに対応したSSDキャッシュ候補を選択します。このオプションはDA機能が有効になっている場合にのみ使用できます。 SSDキャッシュにはDAに対応したドライブとDAに対応していないドライブの両方を含めることができますが、DAを使用するためにはすべてのドライブがDAに対応している必要があります。 |
- SSDの読み取りキャッシュを実装するボリュームにSSDキャッシュを関連付けます。SSDキャッシュを互換性があるボリュームでただちに有効にするには、[ホストにマッピングされている既存の互換性があるボリュームで SSD キャッシュを有効にする]チェックボックスを選択します。
互換性があるボリュームとは、ドライブ セキュリティ機能とDA機能の設定が同じボリュームです。
- [作成]をクリックします。