ボリューム・グループの設定 (名前と RAID レベルを含む) を編集できます。
始める前に
ボリューム・グループにアクセスしているアプリケーションのパフォーマンス・ニーズに合わせて RAID レベルを変更する場合は、以下の前提条件を満たしていることを確認してください。
- ボリューム グループのステータスが最適である必要があります。
- ボリューム グループに、新しいRAIDレベルに変更するための十分な容量が必要です。
- の順に選択します。
- 編集するボリューム グループを選択し、[設定の表示 / 編集]をクリックします。
[ボリューム グループ設定]ダイアログ ボックスが表示されます。
- 「設定」タブを選択し、必要に応じてボリューム・グループ設定を編集します。
表 1. IPv4、IPv6、またはその両方を、自動または手動で設定します。設定 | 説明 |
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名前 | ボリューム・グループのユーザーが指定した名前を変更します。ボリューム・グループの名前の指定は必須です。 |
RAIDレベル | ドロップダウン・メニューから新しい RAID レベルを選択します。- RAID 0 ストリッピング:ハイパフォーマンスを実現できますが、データの冗長性は確保されません。ボリューム グループ内の1本のドライブで障害が発生すると、関連付けられているすべてのボリュームで障害が発生し、すべてのデータが失われます。ストライピングRAIDグループは、2つ以上のドライブを1つの大容量論理ドライブにまとめます。
- RAID 1 ミラーリング:ハイパフォーマンスと最高レベルのデータの冗長性を確保できるため、企業または個人レベルの機密データの格納に適しています。一方のドライブの内容をミラー ペアの2つ目のドライブに自動的にミラーリングすることで、データを保護します。単一ドライブ障害からの保護を提供します。
- RAID 10 ストリッピング/ミラーリング:RAID 0(ストライピング)とRAID 1(ミラーリング)を組み合わせたもので、ドライブを4本以上選択した場合に可能な構成です。RAID 10は、ハイパフォーマンスとフォールト トレランスが必要な、データベースなどの大量のトランザクションを処理するアプリケーションに適しています。
- RAID 5:標準的なI/Oサイズが小さく読み取り処理の割合が高いマルチユーザ環境(データベースやファイルシステム ストレージなど)に最適です。
- RAID 6:RAID 5を超える冗長性が求められるが高い書き込みパフォーマンスは必要がない環境に最適です。
RAID 3をボリューム グループに割り当てるには、コマンドライン インターフェイスを使用する必要があります。 RAID レベルを変更すると、この操作を開始した後にキャンセルすることはできません。この変更中もデータは使用できます。 |
- [保存]をクリックします。
RAIDレベルの変更によって、容量が減ったり、ボリュームの冗長性が失われたり、シェルフ / ドロワー損失の保護が失われた場合は、確認ダイアログ ボックスが表示されます。[はい]を選択して続行するか、[いいえ]をクリックします。
ボリューム・グループの RAID レベルを変更した場合、System Manager により、ボリューム・グループを構成するすべてのボリュームの RAID レベルが変更されます。この処理の実行中は、パフォーマンスが若干低下することがあります。