Change configuration settings for a pool
名前、容量アラート設定、変更の優先順位、予約容量など、プールの設定を変更できます。
このタスクについて
このタスクでは、プールの構成設定を変更する方法について説明します。
- ストレージ > プールとボリューム・グループの順に選択します。
- 編集するプールを選択し、[設定の表示 / 編集]をクリックします。[プール設定]ダイアログ ボックスが表示されます。
- [設定]タブを選択し、プールの設定を必要に応じて編集します。
表 1. フィールドの詳細 設定 説明 名前 ユーザが指定したプールの名前を変更できます。プールの名前を指定する必要があります。 容量のアラート プールの空き容量が指定したしきい値以上になった場合に、アラート通知を送信できます。プールに格納されたデータ量が指定したしきい値を超えると、System Managerからメッセージが送信されて、ストレージ スペースを追加したり不要なオブジェクトを削除したりすることができます。
アラートはダッシュボードの[通知]領域に表示されるほか、サーバから管理者にEメールおよびSNMPトラップ メッセージとして送信することができます。
次の容量アラートを定義できます。- 重大アラート - プールの空き容量が指定したしきい値以上になったときに通知されます。しきい値の割合はスピン ボックスで調整できます。この通知を無効にするには、チェック ボックスを選択します。
- 早期アラート - プールの空き容量が指定したしきい値に近付いたときに通知されます。しきい値の割合はスピン ボックスで調整できます。この通知を無効にするには、チェック ボックスを選択します。
修正の優先順位 システム パフォーマンスと比較したプールの変更処理の優先度レベルを指定できます。プールの変更処理の優先度を上げると処理は早く完了しますが、ホストのI/Oパフォーマンスは低下します。優先度を下げると処理には時間がかかりますが、ホストのI/Oパフォーマンスへの影響は小さくなります。
優先度レベルは、最低、低、中、高、最高の5つから選択できます。優先度レベルが高いほど、ホストのI/Oパフォーマンスとシステム パフォーマンスへの影響は大きくなります。
- 重大の再構築優先度 - このスライダ バーは、ドライブ障害が複数発生した場合のデータ再構築処理の優先度を決定します。この状況では、一部のデータの冗長性が失われており、別のドライブ障害が発生した場合はデータの損失を招くおそれがあります。
- デグレードの再構築優先度 - このスライダ バーは、1件のドライブ障害が発生した場合のデータ再構築処理の優先度を決定します。この状況では、データの冗長性は失われておらず、別のドライブ障害が発生してもデータの損失が発生することはありません。
- バックグラウンド処理の優先度 - このスライダ バーは、プールが最適な状態のときに実行されるバックグラウンド処理の優先度を決定します。たとえば、Dynamic Volume Expansion(DVE)、Instant Availability Format(IAF)、交換または追加したドライブへのデータの移行などがあります。
予約済み容量 予約容量: ドライブの数を定義し、潜在的なドライブ障害に備えてプールで予約する容量を決定できます。ドライブ障害が発生すると、予約済み容量を使用して再構築されたデータが格納されます。プールのデータ再構築プロセスでは、ボリューム グループで使用されるホット スペア ドライブではなく、予約済み容量が使用されます。
ドライブ数はスピン ボックスで調整します。指定したドライブ数に応じて、スピン ボックスの横にプールの予約済み容量が表示されます。
予約済み容量については、次の点に注意してください。
- 予約済み容量はプールの合計空き容量から差し引かれるため、確保する容量がボリュームの作成に使用できる空き容量に影響します。予約済み容量に0を指定すると、プールのすべての空き容量がボリュームの作成に使用されます。
- 予約済み容量を減らすと、プール ボリュームに使用できる容量が増えます。
- [保存]をクリックします。