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UEFI イメージのリカバリー

UEFI イメージをリカバリーするには、この情報を使用します。

計算ノードには、計算ノード内の UEFI コードが (更新中の電源障害などが原因で) 損傷した場合に、自動的にバックアップ UEFI ページに切り替える拡張リカバリー機能があります。計算ノードのフラッシュ・メモリーは、プライマリー・ページとバックアップ・ページから構成されます。プライマリー・ページの UEFI コードが損傷した場合、Integrated Management Module II はエラーを検出し、自動的にバックアップ・ページに切り替えて計算ノードを始動します。この状態が発生すると、POST メッセージ「Booted from backup UEFI image」が表示され、チェック・ログ LED が点灯し、自動 BIOS リカバリー (ABR) 状態が発生します。バックアップ・ページのバージョンは、プライマリー・ページのバージョンと同じでないことがあります。この後、元のプライマリー・ページ UEFI をリカバリーあるいは復元することができます。

Lenovo Web サイトは定期的に更新されます。実際の手順は、本書の説明とは少々異なる場合があります。

UEFI コードをリカバリーして、計算ノードの稼働をプライマリー・ページに戻すには、以下のステップを実行してください。

  1. UEFI コードを更新します (ファームウェアおよびデバイス・ドライバーの更新 を参照)。
  2. 計算ノードを再起動します。
  3. 1 次バンクの復元のプロンプトが出されたら、ファームウェア・スプラッシュ画面で F3 キーを押します。計算ノードがプライマリー・バンクからブートします。
    ABR 状態のために計算ノードがバックアップ・ページからブートしている場合にのみ、F3 を押すように求めるプロンプトが表示されます。
プライマリー・ページのフラッシュを試行した結果、計算ノードがブートしなくなり、チェック・ログ LED が点灯しなくなった場合、ユーザーは、手動で UEFI コードを復元することができます。手動で UEFI コードを復元するには、以下のステップを実行してください。
チェック・ログ LED が点灯している場合、計算ノードはバックアップ・イメージからブートしており、「バックアップ UEFI をブート」スイッチを On 位置に変更しても変化はありません。
  1. 作業を開始する前に、安全について、および 取り付け作業上の注意事項をお読みください。
  2. 計算ノードの電源をオフにします (計算ノードの電源オフ を参照)。
  3. 計算ノードを Lenovo Flex System シャーシから取り外します (シャーシからの計算ノードの取り外し を参照)。
  4. カバーを取り外します (計算ノード・カバーの取り外し を参照)。
  5. スイッチ・ブロックにある「バックアップ UEFI をブート」スイッチを見つけ、スイッチを On 位置に変更します (システム・ボード・スイッチ を参照)。
  6. カバーを再取り付けして、計算ノードを Lenovo Flex System シャーシに再取り付けします (計算ノード・カバーの取り付け および シャーシへの計算ノードの取り付け を参照)。
  7. UEFI コードを更新します (ファームウェアおよびデバイス・ドライバーの更新 を参照)。
  8. 計算ノードの電源をオフにして、Lenovo Flex System シャーシから取り外します (計算ノードの電源オフ および シャーシからの計算ノードの取り外し を参照)。
  9. 計算ノードのカバーを取り外します (計算ノード・カバーの取り外し を参照)。
  10. スイッチ・ブロックにある「バックアップ UEFI をブート」スイッチを見つけ、スイッチを Off 位置に変更します (システム・ボード・スイッチ を参照)。
  11. カバーを再取り付けして、計算ノードを Lenovo Flex System シャーシに再取り付けします (計算ノード・カバーの取り付け および シャーシへの計算ノードの取り付け を参照)。
  12. 計算ノードを再始動します (計算ノードの電源オン を参照)。
重要
何度か試行しても UEFI コードを手動で復元できない場合は、システム・ボード・アセンブリーを交換してください (システム・ボード・アセンブリーの取り外しと交換 を参照)。