ロック・ステップ・モードでのメモリー・ミラーリング
ロック・ステップ・メモリー・モードでのメモリー・ミラーリング機能の使用に関する注記と詳細については、この情報を使用してください。
メモリー・ミラーリングは、コンピュート・ブックと DDR3 または DDR4 チャネルの 4 つのすべてのメモリー・チャネル間で同時にデータを複製して、DIMM に保管します。障害が起こると、メモリー・コントローラーは、プライマリー・チャネルの DIMM から、バックアップ・チャネルの DIMM に切り替えます。
Setup Utility を使ってメモリー・ミラーリングを有効にするには、「System Settings」→「Memory」→「Memory Mode」の順に選択します。詳しくは、Setup Utility の使用を参照してください。DIMM の取り付けについての詳細情報および注意は、メモリー・モジュールの取り付けおよびロック・ステップ・メモリー・モード を参照してください。
ロック・ステップ・メモリー・モードでメモリー・ミラーリング機能を使用する場合は、以下の情報を検討してください。
- コンピュート・ブックのメモリー・チャネル 0 はメモリー・チャネル 1 をミラーリングし、メモリー・チャネル 2 はメモリー・チャネル 3 をミラーリングします。このミラーリングでは、メモリーの冗長性が確保されますが、合計メモリー容量が半分に減ります。
- ロック・ステップ・モードでメモリー・ミラーリング機能を使用する場合は、コンピュート・ブックごとにメモリー・チャネル全体に DIMM を取り付ける必要があります。
- メモリー・チャネル 0 とメモリー・チャネル 1 の DIMM 装着は (サイズ、編成などが) 同一でなければなりません。また、メモリー・チャネル 2 とメモリー・チャネル 3 の DIMM 装着は同一でなければなりません。
- メモリー・ミラーリングにより、最大使用可能メモリーは取り付けられているメモリーの半分に減少します。たとえば、サーバーに 64 GB のメモリーが取り付けられている場合、メモリー・ミラーリングを有効にすると 32 GB のアドレス可能メモリーのみが有効です。
- 次の表は、ロック・ステップ・メモリー・モードでのメモリー・ミラーリングの DIMM 取り付け順序をリストしています。
表 1. ロック・ステップ・モードでメモリー・ミラーリングが有効または無効になっている場合の DIMM 装着順序. ロック・ステップ・メモリー・モードでメモリー・ミラーリングが有効または無効になっている装着順序をリストする、ヘッダー付きの 3 列の表
DIMM の取り付け順序 メモリー・ミラーリングが無効になったロック・ステップ・モード メモリー・ミラーリングが有効になったロック・ステップ・モード 1 DIMM コネクター 9 および 15 DIMM コネクター 1 および 9、ならびに DIMM コネクター 15 および 19 2 DIMM コネクター 6 および 24 DIMM コネクター 6 および 10、ならびに DIMM コネクター 16 および 24 3 DIMM コネクター 1 および 19 DIMM コネクター 2 および 8、ならびに DIMM コネクター 14 および 20 4 DIMM コネクター 10 および 16 DIMM コネクター 5 および 11、ならびに DIMM コネクター 17 および 23 5 DIMM コネクター 8 および 14 DIMM コネクター 3 および 7、ならびに DIMM コネクター 13 および 21 6 DIMM コネクター 5 および 23 DIMM コネクター 4 および 12、ならびに DIMM コネクター 18 および 22 7 DIMM コネクター 2 および 20 8 DIMM コネクター 11 および 17 9 DIMM コネクター 7 および 13 10 DIMM コネクター 4 および 22 11 DIMM コネクター 3 および 21 12 DIMM コネクター 12 および 18
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