Ethernet over USB の構成
サーバーと XClarity Controller 間のインバンド通信に使用する Ethernet over USB インターフェースを制御するには、このトピックの情報を使用します。
「BMC 構成」の下にある「ネットワーク」をクリックして XClarity Controller の Ethernet over USB 設定を表示または変更します。
Ethernet Over USB を無効にすると、XClarity Essentials インバンド更新ユーティリティーを使用する XClarity Controller ファームウェアまたはサーバー・ファームウェアのインバンド更新を実行できません。ファームウェアを更新するには、XClarity Controller Web インターフェースの「ファームウェア更新」オプションまたは XClarity Essentials アウト・オブ・バンド更新ユーティリティーを使用します。
USB インバンド・インターフェースが無効になっているときにサーバーが予期せず再起動しないように、ウォッチドッグ・タイムアウトを無効にすることが重要です。
このインターフェースを使用するには、この機能をサポートするオペレーティング・システム・ドライバー (Windows の場合は RNDIS、Linux の場合は cdc_ether および usbnet) がインストールされている必要があります。XClarity Controller は、Windows が XClarity Controller USB デバイスを RNDIS デバイスとして認識できるようにする Windows 用の INF ファイルを提供します。
Ethernet over USB に IPv6 リンク・ローカル・アドレスを使用する:
この方法は、Ethernet over USB インターフェースのエンドポイントに割り当てられた MAC アドレスに基づく IPv6 アドレスを使用します。通常、IPv6 リンク・ローカル・アドレスは、MAC アドレス (RFC 4862) を使用して生成されていますが、Windows 2008 および最新の 2016 オペレーティング・システムでは、インターフェースのホスト側で静的リンク・ローカル IPv6 アドレスをサポートしません。代わりに、デフォルトの Windows の動作では、実行中にランダムなリンク・ローカル・アドレスを再生成します。XClarity Controller Ethernet over USB インターフェースが IPv6 リンク・ローカル・アドレス・モードを使用するように構成されている場合、Windows がこのインターフェースに割り当てたアドレスが XClarity Controller 側でわからないため、このインターフェースを利用するさまざまな機能が動作しなくなります。サーバーで Windows を実行している場合は、他の Ethernet over USB アドレス構成方法を使用するか、コマンド netsh interface ipv6 set global randomizeidentifiers=disabled を使用してデフォルトの Windows の動作を無効にしてくださいEthernet over USB の IPv4 設定を構成する:
この方法では、XClarity Controller および Ethernet over USB インターフェースのサーバー側に割り当てる IP アドレスとネットワーク・マスクを指定します。注XClarity Controller の IP アドレス、OS の IP アドレス、およびネットワーク・マスクを構成した後、ローカル・オペレーティング・システムで Ethernet over USB インターフェースの IP アドレスを手動で構成する必要があります。
OS の IP アドレス設定は、ウォッチドッグ・ステータス監視やインバンド・ファームウェア更新などの通信目的で、XClarity Controller に Ethernet over USB ネットワーク (オペレーティング・システム) の反対側を認識させるために使用されます。
外部イーサネット・ポート番号から USB 上のイーサネット・ポート番号へのマッピングを制御するには、「外部イーサネットから Ethernet over USB ポートへの転送を有効にする」チェック・ボックスをクリックして、管理ネットワーク・インターフェースからサーバーに転送するポートのマッピング情報を入力します。