メモリー・モジュールの取り付け
以下の注意事項は、ノードがサポートする DIMM のタイプと、DIMM を取り付ける際に考慮すべきその他の情報についての説明です。
メモリーの構成およびセットアップについて詳しくは、のメモリー・モジュールの取り付け順序「メモリー・モジュールの取り付けの規則および順序」を参照してください。
- 取り付ける DIMM をノードがサポートしていることを確認します (Lenovo ServerProven Web サイトを参照)。
- DIMM を取り付けまたは取り外すと、ノード構成情報が変更されます。ノードを再始動すると、システムにより、メモリー構成が変更されたことを示すメッセージが表示されます。Setup Utility を使用して、ノード構成情報を表示することができます。詳しくは、システム構成を参照してください。
- 使用されるメモリー・モードの装着順序に従って、より容量が大きい (ランクの高い) DIMM から取り付けます。
- このノードは、業界標準の double-data-rate 4 (DDR4)、2666 MT/s、PC4-21300 (single-rank または dual-rank)、エラー修正コード (ECC) 付き unbuffered または SDRAM (synchronous dynamic random-access memory) デュアル・インライン・メモリー・モジュール (DIMM) のみをサポートします。
同じノード内で RDIMM、LRDIMM、3DS DIMM を混用しないでください。
- ノードの最大作動速度は、ノードに取り付けられた最も遅い DIMM により決まります。
- DIMM のペアを DIMM コネクター 1 および 3 に取り付ける場合は、DIMM コネクター 1 および 3 に取り付ける DIMM のサイズと速度が相互に一致している必要があります。ただし、DIMM コネクター 2 と 4 に取り付けた DIMM とサイズおよび速度が同じである必要はありません。
- 互換性があれば、さまざまなメーカーの DIMM を同じペアに使用することができます。
- DDR4 DIMM の仕様は、DIMM 上のラベルに以下のフォーマットで記載されています。
gggGBpheRxff PC4-wwwwaa-mccd-bb
ここで、それぞれ以下の意味があります。- gggGB は、プライマリー・バス (ECC はカウントせず) 4GB、8GB、16GB などの合計容量 (ギガバイト) です (数字と単位の間にスペースなし)。
- pheR は、取り付けられているメモリーのパッケージ・ランクの数字およびパッケージ・ランクごとの論理ランクの数字です。
- p =
- 1 = 1 パッケージ・ランクの SDRAM が取り付けられています
- 2 = 2 パッケージ・ランクの SDRAM が取り付けられています
- 3 = 3 パッケージ・ランクの SDRAM が取り付けられています
- 4 = 4 パッケージ・ランクの SDRAM が取り付けられています
- he = モノリシック DRAM では空白、その他はスタック DRAM を使用するモジュールです。
- h = DRAM のパッケージ・タイプ
- D = マルチロード DRAM スタック (DDP)
- Q = マルチロード DRAM スタック (QDP)
- S = シングルロード DRAM スタック (3DS)
- e = SDP、DDP および QDP では空白、3DS スタックを使用するモジュールではパッケージ・ランク当たりの論理ランクです。
- 2 = 各パッケージ・ランクに 2 論理ランク
- 4 = 各パッケージ・ランクに 4 論理ランク
- 8 = 各パッケージ・ランクに 8 論理ランク
- h = DRAM のパッケージ・タイプ
- R = ランク
- xff = このアセンブリーに使用されている SDRAM のデバイス編成 (データ・ビット幅) です。
- x4 = x4 編成 (1 SDRAM あたり 4 本の DQ 線)
- x8 = x8 編成
- x16 = x16 編成
- p =
- wwwww は、DIMM 帯域幅 (Mbps 単位) です。2133、2400、2666、2933、3200 があります。
- aa は、SDRAM のスピード・グレードです。
- m は、DIMM のタイプです。
- E = ECC 付きの unbuffered DIMM (UDIMM)、x64 基本 + 8 ビット ECC モジュール・データ・バス
- L = Load Reduced DIMM (LRDIMM)、x64 基本 + 8 ビット ECC モジュール・データ・バス
- R = Registered DIMM (RDIMM)、x64 基本 + 8 bit ECC モジュール・データ・バス
- U = ECC なし Unbuffered DIMM (UDIMM) (x64 ビット基本データ・バス)
- cc は、この設計のリファレンス設計ファイルです。
- d は、使用された参照設計の改訂番号です。
- bb は、この DIMM で使用された JEDEC SPD 改訂のエンコードおよび追加レベルです。
下図は、システム・ボード上の DIMM コネクターの位置を示しています。
図 1. システム・ボード上の DIMM コネクターの位置
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