インストールに関する問題の解決
サーバーの電源がオンにならない
電源制御ボタンが正しく機能していることを確認します。
サーバーの電源コードを切り離します。
電源コードを再接続します。
(トレーニングを受けた技術員のみ) オペレーター情報パネル・ケーブルを取り付け直してから、ステップ 1a および 1b を繰り返します。
(トレーニングを受けた技術員のみ) サーバーが起動する場合は、オペレーター情報パネルを取り付け直します。問題が解決しない場合は、オペレーター情報パネルを交換します。
サーバーが始動しない場合は、強制パワーオン・ジャンパーを使用して電源制御ボタンをバイパスします。サーバーが起動する場合は、オペレーター情報パネルを取り付け直します。問題が解決しない場合は、オペレーター情報パネルを交換します。
以下のようにして、リセット・ボタンが正しく機能していることを確認します。
サーバーの電源コードを切り離します。
電源コードを再接続します。
(トレーニングを受けた技術員のみ) オペレーター情報パネル・ケーブルを取り付け直してから、ステップ 2a および 2b を繰り返します。
(トレーニングを受けた技術員のみ) サーバーが始動する場合は、オペレーター情報パネルを交換します。
サーバーが始動しない場合は、ステップ 3 に進みます。
サーバーに取り付けられているパワー・サプライが、どちらも同一のタイプであることを確認します。サーバー内で異なるパワー・サプライを混用すると、システム・エラーの原因となります (前面パネルのシステム・エラー LED がオンになる)。
- 次の点を確認します。
電源コードがサーバーと、通電されている電源コンセントに正しく接続されている。
取り付けたメモリーのタイプが正しい。
DIMM が完全に差し込まれている。
パワー・サプライ上の LED が問題があることを示していない。
プロセッサーが正しい順序で取り付けられている。
以下のコンポーネントを取り付け直します。
オペレーター情報パネル・コネクター
パワー・サプライ
以下のコンポーネントを交換し、その都度サーバーを再起動します。
オペレーター情報パネル・コネクター
パワー・サプライ
オプション・デバイスを取り付けた場合は、それを取り外してから、サーバーを再起動してください。これでサーバーが起動する場合は、パワー・サプライがサポートできる数を超えるデバイスが取り付けられていることが考えられます。
パワー・サプライ LED を参照してください。
サーバーをオンにすると、すぐに POST イベント・ビューアーが表示される
Lightpath 診断 LED によって示されているエラーがあればすべて訂正します。
サーバーがすべてのプロセッサーをサポートし、プロセッサーの速度とキャッシュ・サイズが相互に一致していることを確認します。
システム・セットアップからプロセッサーの詳細を表示できます。
プロセッサーがサーバーでサポートされているかどうかを判別するには、Lenovo ServerProven Web サイト を参照してください。
(トレーニングを受けた技術員のみ) プロセッサー 1 が正しく取り付けられていることを確認します。
(トレーニングを受けた技術員のみ) プロセッサー 2 を取り外して、サーバーを再起動します。
次のコンポーネントを、リストに示されている順序で一度に 1 つずつ交換し、そのたびにサーバーを再起動します。
(トレーニングを受けた技術員のみ) プロセッサー
(トレーニングを受けた技術員のみ) システム・ボード
組み込みハイパーバイザーがブート・リストにない
オプションの組み込みハイパーバイザー・フラッシュ・デバイスが、起動時にブート・マネージャーの「<F12> Select Boot Device」で選択されていることを確認します。
組み込みハイパーバイザー・フラッシュ・デバイスがコネクターに正しく取り付けられていることを確認します。
オプションの組み込みハイパーバイザー・フラッシュ・デバイスに付属の資料を参照して、デバイスが正しく構成されていることを確認します。
他のソフトウェアがサーバー上で動作することを確認します。
サーバーがハードディスク・ドライブを認識しない
関連する黄色のハードディスク・ドライブ状況 LED を確認します。LED が点灯している場合、ドライブに障害があることを示します。
状況 LED が点灯している場合、ベイからドライブを外し、45 秒間待ちます。その後ドライブ・アセンブリーがハードディスク・ドライブ・バックプレーンに接続していることを確認して、ドライブを再度取り付けます。
関連する緑色のハードディスク・ドライブ活動 LED および黄色の状況 LED を確認し、以下のような状況に応じて操作を実行します。
緑色の活動 LED が点滅していて、黄色の状況 LED が点灯していない場合、コントローラーがドライブを認識し、正常に作動していることを示します。ハードディスク・ドライブに対して診断テストを実行します。サーバーを起動して画面の指示に従ってキーを押すと、デフォルトでは、LXPM が表示されます。(詳しくは、Lenovo XClarity Provisioning Manager ポータル・ページにあるご使用のサーバーと互換性のある LXPM 資料の「起動」セクションを参照してください。このインターフェースからハードディスク・ドライブ診断を実行できます。)「診断」ページから、 の順にクリックします。*
緑色の活動 LED が点滅していて、黄色の状況 LED がゆっくり点滅している場合、コントローラーがドライブを認識し、再作成していることを示します。
いずれの LED も点灯または点滅していない場合は、ハードディスク・ドライブ・バックプレーンが正しく取り付けられているかどうかを確認します。詳細については、ステップ 4 に進んでください。
緑色の活動 LED が点滅していて、黄色の状況 LED が点灯している場合、ドライブを交換します。LED の活動状況が変わらない場合、ステップ「ハードディスク・ドライブの問題」に進んでください。LED の活動に変化がある場合は、ステップ 1 に戻ります。
ハードディスク・ドライブ・バックプレーンが正しく取り付けられていることを確認します。正しく取り付けられている場合、バックプレーンを曲げたり、動かすことなく、ドライブ・アセンブリーをバックプレーンに正常に接続することができます。
バックプレーン電源ケーブルを取り付け直し、ステップ 1 から 3 までを繰り返します。
バックプレーン信号ケーブルを取り付け直し、ステップ 1 から 3 までを繰り返します。
バックプレーン信号ケーブルまたはバックプレーンに問題がある可能性があります。
影響を受けたバックプレーン信号ケーブルを交換します。
影響を受けたバックプレーンを交換します。
ハードディスク・ドライブに対して診断テストを実行します。サーバーを起動して画面の指示に従ってキーを押すと、デフォルトでは、LXPM が表示されます。(詳しくは、Lenovo XClarity Provisioning Manager ポータル・ページにあるご使用のサーバーと互換性のある LXPM 資料の「起動」セクションを参照してください。このインターフェースからハードディスク・ドライブ診断を実行できます。)このインターフェースからハードディスク・ドライブ診断を実行できます。「診断」ページから、 の順にクリックします。*
これらのテストに基づいて以下を実行します。バックプレーンがテストに合格したがドライブが認識されない場合は、バックプレーン信号ケーブルを交換してテストを再度実行します。
バックプレーンを交換します。
アダプターがテストに失敗する場合は、バックプレーン信号ケーブルをアダプターから切り離してから再度テストを実行します。
アダプターがこのテストに失敗する場合は、アダプターを交換します。
表示されるシステム・メモリーが取り付けられている物理メモリーよりも小さい
- 次の点を確認します。
オペレーター情報パネル上のエラー LED がどれも点灯していない。
システム・ボードのメモリー・モジュール・エラー LED が何も点灯していない。
メモリー・ミラーリング・チャネルが不一致の原因ではない。
メモリー・モジュールが正しく取り付けられている。
正しいタイプのメモリー・モジュールを取り付けた (要件については、仕様またはDC Persistent Memory Module (DCPMM) のセットアップ) を参照)。
メモリー・モジュールを変更または交換すると、Setup Utility でメモリー構成がそれに応じて更新されます。
すべてのメモリー・バンクが有効になっている。サーバーが問題を検出したときにメモリー・バンクを自動的に無効にしたか、メモリー・バンクが手動で無効にされた可能性があります。
サーバーを最小メモリー構成にしたときに、メモリー・ミスマッチがない。
DCPMM が取り付けられている場合:
アプリ・ダイレクト・モードまたは混在メモリー・モードでメモリーが設定されている場合は、DCPMM を交換する前に、保存したデータをバックアップします。作成したネームスペースはすべて削除されます。
を参照して、表示されているメモリーがモードの説明に適合するかどうかを参照してください。
DCPMM で最近になってメモリー・モードに設定した場合、アプリ・ダイレクト・モードに戻し、削除されたネームスペースがないことを確認します (の「Intel Optane DC Persistent Memory (DCPMM) のセットアップDC Persistent Memory Module (DCPMM) のセットアップ」を参照してください)。
Setup Utility を起動し、
を選択して、すべての DCPMM ユニットのロックが解除されていることを確認します。
メモリー・モジュールを取り付け直し、サーバーを再起動します。
以下のようにして、POST エラー・ログをチェックします。
メモリー・モジュールがシステム管理割り込み (SMI) によって無効にされていた場合は、そのメモリー・モジュールを交換します。
メモリー・モジュールがユーザーまたは POST によって無効にされた場合は、メモリー・モジュールを取り付け直します。その後、Setup Utility を実行して、メモリー・モジュールを有効にします。
メモリー診断を実行します。ソリューションを起動して画面の指示に従ってキーを押すと、デフォルトでは、LXPM インターフェースが表示されます。(詳しくは、Lenovo XClarity Provisioning Manager ポータル・ページにあるご使用のサーバーと互換性のある LXPM 資料の「起動」セクションを参照してください。このインターフェースからハードディスク・ドライブ診断を実行できます。)このインターフェースでメモリー診断を実行できます。診断ページから、 または DCPMM テストを選択します。
注DCPMM が取り付けられている場合、現在設定されているモードに基づいて診断を実行します。アプリ・ダイレクト・モード:
DRAM メモリー・モジュールのメモリー・テストを実行します。
DCPMM の DCPMM テストを実行します。
メモリーおよび混在メモリー・モード:
DCPMM のメモリー・テストと DCPMM テストをともに実行します。
- (同じプロセッサーの) チャネル間でモジュールの位置を逆にしてから、サーバーを再始動します。問題がメモリー・モジュールに関連したものである場合は、障害のあるメモリー・モジュールを交換します。注DCPMM が取り付けられている場合、メモリー・モードではこの方法のみを選択してください。
Setup Utility を使用してすべてのメモリー・モジュールを再度使用可能にし、サーバーを再始動します。
(トレーニングを受けた技術員のみ) 障害のあるメモリー・モジュールを、プロセッサー 2 のメモリー・モジュール・コネクター (取り付けられている場合) に取り付け、問題がプロセッサーに関するものでないこと、あるいはメモリー・モジュール・コネクターに関するものでないことを確認します。
(トレーニングを受けた技術員のみ) システム・ボードを交換します。
新たに取り付けられた Lenovo オプション・デバイスが作動しない
- 次の点を確認します。
デバイスがサーバーでサポートされている (Lenovo ServerProven Web サイト を参照)。
デバイスに付属の取り付け手順に従い正しい取り付けがされている。
取り付けた他のデバイスやケーブルを外していない。
システム・セットアップで構成情報を更新した。サーバーを起動して画面の指示に従ってキーを押すと、デフォルトでは、Setup Utility が表示されます。(詳しくは、Lenovo XClarity Provisioning Manager ポータル・ページにあるご使用のサーバーと互換性のある LXPM 資料の「起動」セクションを参照してください。このインターフェースからハードディスク・ドライブ診断を実行できます。)メモリーまたは他のデバイスを変更する場合は、必ず構成を更新する必要があります。
直前に取り付けたデバイスを取り付け直します。
直前に取り付けたデバイスを交換します。
ケーブルの接続を抜き差しして、ケーブルに物理的損傷がないことを確認します。
ケーブルに損傷がある場合は、ケーブルを交換します。