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NVMe over RoCE Express のセットアップ

NVMe は、RDMA over Converged Ethernet (RoCE) ネットワーク・プロトコルで使用できます。

  1. Linux の構成がサポートされていることを確認
    信頼性の高い動作を確保するために、実装計画を作成し、Lenovo 相互運用性マトリックスを使用して全体の構成がサポートされていることを確認します。
  2. DHCP を使用した IP アドレスの構成
    管理ステーションとストレージ・アレイの間の通信を迅速に構成するこの方法では、動的ホスト構成プロトコル (DHCP) を使用して IP アドレスを提供します。各ストレージ・アレイには、1 つのコントローラー (単一) または 2 つのコントローラー (二重) があり、各コントローラーに 2 つのストレージ管理ポートがあります。各管理ポートには IP アドレスが割り当てられます。
  3. System Manager からの SMcli のダウンロードとセットアップ
    ThinkSystem ソフトウェア・バンドル 11.60.2 以降では、ThinkSystem Secure CLI (SMcli) が ThinkSystem SAN OS に含まれており、ThinkSystem System Manager からダウンロードできます。ThinkSystem System Manager を使用して SMcli をダウンロードする方法の詳細については、コマンド・ライン・インターフェース (CLI) リファレンス の「コマンド・ライン・インターフェース (CLI) のダウンロード」を参照してください。
  4. ThinkSystem System Manager にアクセスしてセットアップ・ウィザードを使用する
    ThinkSystem System Manager のセットアップ・ウィザードを使用してストレージ・アレイを構成します。
  5. スイッチの構成
    NVMe over RoCE に関するベンダーの推奨事項に従って、スイッチを構成します。これらの推奨事項には、構成指示とコードの更新の両方が含まれる場合があります。
  6. ホスト側での NVMe over RoCE のセットアップ
    NVMe-RoCE 環境の NVMe イニシエーター構成には、rdma-core および nvme-cli パッケージのインストールと構成、イニシエーター IP アドレスの構成、ホスト上での NVMe-oF レイヤーのセットアップが含まれています。
  7. ストレージ・アレイの NVMe over RoCE 接続の構成
    コントローラーに NVMe over RoCE (RDMA over Converged Ethernet) が含まれている場合、ThinkSystem System Manager の「ハードウェア」ページまたは「システム」ページから NVMe ポート設定を構成できます。
  8. ストレージの検出とホストからの接続
    ThinkSystem System Manager で各ホストの定義を作成する前に、ホストからターゲット・コントローラー・ポートを検出した後、NVMe 接続を確立する必要があります。
  9. ホストの定義
    ThinkSystem System Manager を使用し、ストレージ・アレイにデータを送信するホストを定義します。ホストの定義は、ストレージ・アレイに接続されているホストを認識させ、ボリュームへの I/O アクセスを許可するために必要なステップの 1 つです。
  10. ボリュームの割り当て
    I/O 操作に使用できるように、ホストまたはホスト・クラスターにボリューム (名前空間) を割り当てる必要があります。この割り当ては、ストレージ・アレイ内の 1 つ以上の名前空間へのアクセスをホストまたはホスト・クラスターに許可します。
  11. ホストでのフェイルオーバーのセットアップ
    マルチパス・ソフトウェアは、物理的なパスの 1 つが中断された場合に、ストレージ・アレイに冗長パスを提供します。現在、NVMe に使用可能なマルチパス方式は 2 つあり、使用する方式は実行している OS のバージョンによって異なります。SLES 12 SP5 以降の場合、デバイス・マッパー・マルチパス (DMMP) が使用されます。
  12. NVMe ボリュームへのアクセス
    Linux バージョンに基づいてデバイス・ターゲットに向けた I/O を構成できます。
  13. ファイル・システムの作成
    ファイル・システムを名前空間またはネイティブの nvme デバイスに作成し、ファイル・システムをマウントします。
  14. ホストでストレージとのアクセスを確認する
    名前空間を使用する前に、ホストが名前空間にデータを書き込み、それを読み戻すことができることを検証します。
  15. Linux 向け NVMe over RoCE 固有情報の記録
    プロトコル固有のストレージ構成情報の記録先となる NVMe over RoCE ワークシートを選択します。この情報は、プロビジョニング・タスクの実行に必要です。