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ストレージ・アレイの NVMe over RoCE 接続の構成

コントローラーに NVMe over RoCE (RDMA over Converged Ethernet) が含まれている場合、ThinkSystem System Manager の「ハードウェア」ページまたは「システム」ページから NVMe ポート設定を構成できます。

  • コントローラーには、NVMe over RoCE ホスト・ポートが含まれている必要があります。含まれていない場合、NVMe over RoCE 設定を ThinkSystem System Manager で使用することはできません。
  • ホスト接続の IP アドレスを把握する必要があります。
NVMe over RoCE 構成には、「ハードウェア」ページまたは「設定」 > 「システム」からアクセスできます。このタスクでは、「ハードウェア」ページからポートを構成する方法について説明しています。
NVMe over RoCE の設定と機能は、ストレージ・アレイのコントローラーに NVMe over RoCE ポートが含まれている場合のみ表示されます。
  1. ハードウェア」を選択します。
  2. 構成する NVMe over RoCE ポートのあるコントローラーをクリックします。
    コントローラーのコンテキスト・メニューが表示されます。
  3. NVMe over RoCE ポートの構成」を選択します。
    NVMe over RoCE ポートの構成」ダイアログ・ボックスが開きます。
  4. ドロップダウン・リストで、構成するポートを選択してから、「次へ」をクリックします。
  5. 使用するポート構成設定を選択してから、「次へ」をクリックします。
    ポート設定をすべて表示するには、ダイアログ・ボックスの右にある「ポート設定をさらに表示」リンクをクリックします。
    ポート設定説明
    構成されたイーサネット・ポートの速度希望する速度を選択します。

    ドロップダウン・リストに表示されるオプションは、お使いのネットワークがサポートする最高速度によって異なります (たとえば、10 Gbps)。次の値が使用可能です。

    • オート・ネゴシエーション
    • 10 Gbps
    • 25 Gbps
    • 40 Gbps
    • 50 Gbps
    • 100 Gbps
    構成済みの NVMe over RoCE ポートの速度は、選択されたポートの SFP の速度機能と一致させる必要があります。すべてのポートは、同じ速度に設定する必要があります。
    IPv4 の有効化および IPv6 の有効化IPv4 および IPv6 ネットワークのサポートを有効にするには、いずれかまたは両方のオプションを選択します。
    MTU サイズ

    (「ポート設定をさらに表示」をクリックすることで使用可能です。)

    必要に応じて、最大転送単位 (MTU) にバイト単位で新しいサイズを入力します。

    デフォルトの MTU サイズは、各フレーム 1500 バイトです。1500 ~ 4200 の値を入力する必要があります。

    IPv4 の有効化」を選択した場合、「次へ」をクリックすると、IPv4 設定を選択するためのダイアログ・ボックスが開きます。「IPv6 の有効化」を選択した場合、「次へ」をクリックすると、IPv6 設定を選択するためのダイアログ・ボックスが開きます。両方のオプションを選択した場合、まず IPv4 設定のダイアログ・ボックスが開いてから、「次へ」をクリックすると、IPv6 設定のダイアログ・ボックスが開きます。
  6. 自動または手動で IPv4 または IPv6 の設定を構成します。ポート設定をすべて表示するには、ダイアログ・ボックスの右にある「詳細設定の表示」リンクをクリックします。
    ポート設定説明
    DHCP サーバーからの構成の自動取得構成を自動的に取得するには、このオプションを選択します。
    静的構成の手動指定このオプションを選択してから、フィールドに静的アドレスを入力します。IPv4 の場合、ネットワークのサブネット・マスクとゲートウェイを含めます。IPv6 の場合、ルーティング可能な IP アドレスおよびルーターの IP アドレスを含めます。
    ルーティング可能な IP アドレスが 1 つだけある場合、残りのアドレスを 0:0:0:0:0:0:0:0 に設定します。
    VLAN サポートの有効化

    (「詳細設定の表示」をクリックすることで使用可能です。)

    重要
    このオプションは、iSCSI 環境でのみ使用可能です。NVMe over RoCE 環境では使用できません。

    VLAN を有効にするには、このオプションを選択して、その ID を入力します。VLAN は、同じスイッチ、同じルーター、またはその両方によってサポートされている他の物理または仮想ローカル・エリア・ネットワーク (LAN) から物理的に分離されているように動作する論理ネットワークです。

    イーサネット優先順位の有効化

    (「詳細設定の表示」をクリックすることで使用可能です。)

    重要
    このオプションは、iSCSI 環境でのみ使用可能です。NVMe over RoCE 環境では使用できません。

    ネットワークにアクセスする優先順位を決定するパラメーターを有効にするには、このオプションを選択します。スライダーを使用して、1 ~ 7 の優先順位を選択します。

    イーサネットなどの共有ローカル・エリア・ネットワーク (LAN) 環境では、多くのステーションがネットワークへのアクセスにおいて競合している場合があります。アクセスは、最初に到達したものから処理されます。2 つのステーションが同時にネットワークにアクセスを試みた場合、両方のステーションは再試行する前に中断して待機することになります。このプロセスがをスイッチ・イーサネットでは最小限に抑えられており、1 つのステーションだけがスイッチ・ポートに接続されます。

  7. 終了」をクリックします。