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イーサネット設定の構成

XClarity Controller がイーサネット接続を使用して通信する方法を表示または変更するには、トピックの情報を使用します。

AMD サーバーではイーサネット・フェイルオーバー機能はサポートされていません。

XClarity Controller は 2 つのネットワーク・コントローラーを使用します。1 つのネットワーク・コントローラーは専用管理ポートに接続され、もうひとつのネットワーク・コントローラーは共有ポートに接続されています。ネットワーク・コントローラーにはそれぞれ、独自の組み込み MAC アドレスが割り当てられています。XClarity Controller に IP アドレスを割り当てるために DHCP が使用されている場合、ユーザーがネットワーク・ポートを切り替えたり、専用ネットワーク・ポートから共有ネットワーク・ポートへのフェイルオーバーが発生すると、別の IP アドレスが DHCP サーバーによって XClarity Controller に割り当てられる場合があります。DHCP を使用する場合は、XClarity Controller へのアクセスは IP アドレスよりもホスト名を使用することをお勧めします。XClarity Controller ネットワーク・ポートが変更されない場合でも、DHCP サーバーのリースが切れた場合や、XClarity Controller がリブートした場合に、DHCP サーバーによって別の IP アドレスが割り当てられる可能性があります。変更されない IP アドレスを使用して XClarity Controller にアクセスする必要がある場合は、DHCP ではなく静的 IP アドレスを使用するように XClarity Controller を構成する必要があります。

BMC 構成」の下にある「ネットワーク」をクリックして XClarity Controller のイーサネット設定を変更します。

XClarity Controller のホスト名の構成

XClarity Controller のデフォルトのホスト名は、文字列「XCC -」の後ろにサーバーのマシン・タイプとサーバーのシリアル番号が続く組み合わせで生成されます (例:「XCC-7X03-1234567890」)。XClarity Controller のホスト名は、このフィールドに 63 文字以内を入力して変更できます。ホスト名にはピリオド (.) は使用できません。アルファベット、数字、ハイフンおよびアンダースコアのみを含めることができます。

イーサネット・ポート

この設定は、管理コントローラーによって使用されるイーサネット・ポート (共有ポートや専用ポートなど) の有効化を制御します。

無効にすると、すべてのイーサネット・ポートに IPv4 や IPv6 のアドレスが割り当てられなくなり、イーサネット構成に対する変更は何もできなくなります。

この設定は、USBLAN インターフェースや、サーバーの前面にある USB 管理ポートには影響しません。これらのインターフェースには、それぞれに独自の有効化設定があります。

IPv4 ネットワーク設定の構成

IPv4 イーサネット接続を使用するには、以下のステップを実行します。
  1. IPv4」オプションを有効にします。
    イーサネット・インターフェースを無効にすることで、外部ネットワークから XClarity Controller へのアクセスを防ぐことができます。
  2. メソッド」フィールドから、以下のいずれかのオプションを選択します。
    • DHCP から IP を取得する: XClarity Controller は DHCP サーバーから IPv4 アドレスを取得します。
    • 静的 IP アドレスを使用する: XClarity Controller は、ユーザーがその IPv4 アドレスに指定した値を使用します。
    • 最初に DHCP、次に静的 IP アドレス: XClarity Controller は DHCP サーバーから IPv4 アドレスを取得しようと試みます。失敗した場合は、ユーザーがその IPv4 アドレスに指定した値を使用します。
  3. 静的アドレス」フィールドに、XClarity Controller に割り当てる IP アドレスを入力します。
    この IP アドレスには 0 から 255 までの 4 つの整数がピリオドで区切られて入っている必要があり、スペースが含まれていてはなりません。メソッドが「DHCP から IP を取得する」に設定されている場合は、このフィールドは構成できません。
  4. ネットワーク・マスク」フィールドに、XClarity Controller が使用するサブネット・マスクを入力します。
    このサブネット・マスクには 0 から 255 までの 4 つの整数がピリオドで区切られて入っている必要があり、スペースや連続したピリオドが含まれていてはなりません。デフォルトの設定値は 255.255.255.0 です。メソッドが「DHCP から IP を取得する」に設定されている場合は、このフィールドは構成できません。
  5. デフォルト・ゲートウェイ」フィールドに、使用するネットワーク・ゲートウェイ・ルーターを入力します。
    このゲートウェイ・アドレスには 0 から 255 までの 4 つの整数がピリオドで区切られて入っている必要があり、スペースや連続したピリオドが含まれていてはなりません。メソッドが「DHCP から IP を取得する」に設定されている場合は、このフィールドは構成できません。

拡張イーサネット設定の構成

イーサネットの追加設定を行うには、「拡張イーサネット」タブをクリックします。
Flex System では、VLAN 設定は Flex System CMM が管理するため、XClarity Controller では変更できません。

仮想 LAN (VLAN) タグ付けを有効にするには、「VLAN を有効にする」チェック・ボックスを選択します。VLAN が有効になり、VLAN ID が構成されると、XClarity Controller は指定された VLAN ID のパケットのみを受け入れます。VLAN ID は、1 から 4094 の数値を使用して構成することができます。

MAC 選択」リストから、以下のいずれかの選択項目を選択します。
  • 出荷時書き込み MAC アドレスを使用する

    出荷時書き込み MAC アドレス・オプションは、製造元によってこの XClarity Controller に割り当てられている固有な物理アドレスです。このアドレスは読み取り専用フィールドです。

  • カスタム MAC アドレスを使用する

    値を指定した場合は、ローカル管理アドレスが組み込み MAC アドレスをオーバーライドします。ローカル管理アドレスは、000000000000 から FFFFFFFFFFFF までの 16 進値である必要があります。この値は xx:xx:xx:xx:xx:xx 形式であり、x は 0 から 9 または a から f までの 16 進数の数字でなければなりません。XClarity Controller では、マルチキャスト・アドレスの使用はサポートされていません。マルチキャスト・アドレスの最初のバイトは奇数です (最下位ビットが 1 にセットされています)。したがって、最初のバイトは偶数でなければなりません。

最大転送単位」フィールドには、使用するネットワーク・インターフェースでのパケットの最大伝送単位 (バイト単位) を指定します。最大伝送単位の範囲は 60 から 1500 までです。このフィールドのデフォルト値は 1500 です。

IPv6 イーサネット接続を使用するには、以下のステップを実行します。

IPv6 ネットワーク設定の構成

  1. IPv6」オプションを有効にします。
  2. 以下のいずれかの割り当て方法を使用して、インターフェースに IPv6 アドレスを割り当てます。
    • ステートレス・アドレス自動構成を使用する
    • ステートフル・アドレス構成 (DHCPv6) を使用する
    • 静的に割り当てられた IP アドレスを使用する
      静的に割り当てられた IP アドレスを使用する」が選択されている場合は、以下の情報の入力を求められます。
      • IPv6 アドレス
      • 接頭部の長さ
      • ゲートウェイ