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ブレード・サーバーの SoL 状況が使用可能であるのに作動可能でない (管理モジュール)

SoL が使用可能であるのに作動可能でない場合は、この手順を使用して SoL のトラブルシューティングを行ってください。

問題

拡張管理モジュールのインターフェースの SoL 構成ページで、ブレード・サーバーが使用可能であるのに作動可能でないというメッセージが表示される。

検証

この問題を解決するには、以下のステップを実行します。
  1. I/O モジュール・ベイ 1 に取り付けられているイーサネット・スイッチ・モジュールがパススルー・モジュールではないことを確認します。IBM の銅線のパススルー・モジュールは、SOL (Serial over LAN) をサポートしません。
  2. SOL (Serial over LAN) のポート割り当てが、ブレード・サーバーの内部イーサネット・ポート 2 に変更されていないことを確認します。デフォルトの SoL ポート割り当てはブレード・サーバーの内部イーサネット・ポート 1 であり、これは I/O モジュール・ベイ 1 のスイッチ・モジュールに接続されます。BladeCenter HS40 以外の多くのブレード・サーバーでは、SoL ポート割り当てを変更するための設定がネットワーク・コントローラー・ファームウェアで提供されます。この設定を変更できるのは、ブレード・サーバー・ファームウェアを更新する場合のみです。
  3. SOL (Serial over LAN) が、ブレード・サーバーのファームウェア (BIOS) で正しくセットアップされていることを確認します。
    SOL (Serial over LAN) に対して COM 2 ではなく COM 1 が構成されていると、ブレードが非常に遅い速度でブートするか、あるいは反応しなくなることがあります (または、この両方の状況が起こります)。
    詳しくは、「IBM BladeCenter Serial over LAN セットアップ・ガイド」を参照してください。
  4. SOL (Serial over LAN) IP アドレス範囲 (BSMP) が外部ネットワークですでに使用されていないことを確認します。BladeCenter S シャーシ内の 6 台すべてのブレード・サーバーでデフォルトの BSMP アドレス範囲は 10.1.1.80 から 10.1.1.85 です。ブレード・サーバーまたは他の外部装置がこの範囲のアドレスを実動トラフィックに対して使用している場合は、IP の競合が発生し、SOL (Serial over LAN) トラフィックがブロックされる可能性があります。

    SOL (Serial over LAN) BSMP の開始アドレスは、拡張管理モジュールの Web インターフェースを使用して変更することができます。実動トラフィックに対して同一のアドレスが使用されていない場合は、任意の IP アドレス範囲を使用できます。

  5. ブレード・サーバーがオペレーティング・システムにブートする場合は、イーサネット・ドライバーがロードされて最新であることを確認します。Linux でイーサネット・ドライバーのレベルが低いと、SOL (Serial over LAN) が作動不能状態になる可能性があります。
  6. ブレード・サーバーに電源が入っていることを確認します。一部のブレード・サーバーは、SOL (Serial over LAN) のために電源を入れる必要があります。一部のブレード・サーバーでは、電源が入ってから SoL が作動可能になるまでに最大 2 分かかることがあります。
  7. 拡張管理モジュールが I/O モジュール・ベイ 1 のスイッチ・モジュールと通信できることを確認します。拡張管理モジュールの Web インターフェースから、「I/O Tasks」 > 「Configuration」 > 「Advanced」 > 「Ping Switch Module」の順にクリックします。
  8. I/O モジュール・ベイ 1 のスイッチ・モジュールが SOL (Serial over LAN) に対して正しく構成されていることを確認します。

    多くのスイッチ・モジュールで、拡張管理モジュールとスイッチのデフォルト構成設定値を使用できます。

  9. ブレード・サーバーを再始動します。拡張管理モジュールの Web インターフェースから、「Blade Tasks」 > 「Power/Restart」をクリックします。ブレード・サーバーの横にあるボックスをクリックし、スクロールダウンして「Restart Blade System Mgmt Processor」を選択します。
    1. ブレード・サーバーに電源が供給されていることを確認します。
    2. SOL (Serial over LAN) の状況を確認します。
    3. その状況が作動可能である場合は、SOL (Serial over LAN) コンソールをオープンします。
  10. 拡張管理モジュールの Web インターフェースから、「Blade Tasks」 > 「SOL Management」をクリックします。ブレード・サーバーの SoL を使用不可にして、再度これを使用可能にします。
    1. ブレードに電源が供給されていることを確認します。
    2. SOL (Serial over LAN) の状況を確認します。
    3. その状況が作動可能である場合は、SOL (Serial over LAN) コンソールをオープンします。
  11. 拡張管理モジュールを再始動し、SOL (Serial over LAN) の状況を確認します。 その状況が作動可能である場合は、SOL (Serial over LAN) コンソールをオープンします。
  12. I/O モジュール・ベイ 1 のスイッチ・モジュールを再始動し、SOL (Serial over LAN) の状況を確認します。その状況が作動可能である場合は、SOL (Serial over LAN) コンソールをオープンします。
  13. ブレード・サーバーの電源を切ってリセットし、それを BladeCenter S シャーシから取り外し (リリース・ハンドルを開く)、再度そのブレード・サーバーを取り付けます (リリース・ハンドルを閉じる)。
  14. ブレード・サーバーの電源を入れ、SOL (Serial over LAN) の状況を確認します。 その状況が作動可能である場合は、SOL (Serial over LAN) コンソールをオープンします。
  15. IBM サポートに連絡してください。