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ウォッチドッグ・タイムアウト・メッセージ

ウォッチドッグ・タイムアウト・メッセージは、拡張管理モジュールのイベント・ログに表示されます。これらのメッセージは、ハードウェアまたはソフトウェアの問題によりブレード・サーバーの CPU が反応しなくなった場合に表示されることがあります。

各ブレード・サーバーにはサービス・プロセッサー (ベースボード管理コントローラーまたは BMC と呼ばれる) があり、これはブレード・サーバーの CPU とは独立して作動します。これはブレード・サーバーが BladeCenter S システムに取り付けられ、活動状態のパワー・サプライに接続されていると作動します。ブレード・サーバーの電源がオンである必要はありません。

サービス・プロセッサーは拡張管理モジュールと通信して、ブレード・サーバーに関する重要プロダクト・データとヘルス状況を提供します。 また、サービス・プロセッサーは、拡張管理モジュールを使用してブレード・サーバーをリモートで管理する際に、ブレード・サーバーの電源オンまたはオフ、および再始動などのタスクを実行するのに使用されます。

サービス・プロセッサーは、ウォッチドッグ・タイマーと呼ばれるタイマーを使用してブレード・サーバーのイベントを測ります。
  • BIOS または POST ウォッチドッグ・タイマーは、ブレード・サーバーが POST 処理中に反応しなくなった場合にウォッチドッグ・イベントをトリガーします。
  • OS ウォッチドッグ・タイマーは、ブレード・サーバーがオペレーティング・システムの始動中に反応しなくなった場合にウォッチドッグ・イベントをトリガーします。
    ブレード・サーバーには Automatic Server Restart (ASR) ドライバーがインストールされている必要があります。このドライバーはブレードのサービス・プロセッサーと通信し、システム・プロセッサーが実行されている間は、ウォッチドッグ・タイマーが 0 までカウントダウンしないようにします。 このドライバーを検索するには、Sofware and device drivers - IBM® BladeCenter® にアクセスし、設置されているブレード・サーバーを選択します。これは、通常、「Advanced Systems Management」下に表示されます。

    OS ウォッチドッグ・タイマーは、ブレード・サーバーのタイプに応じてデフォルトで使用可能または使用不可になっています。これはブレード・サーバーの BIOS 構成ユーティリティーの拡張設定を使用して、使用可能または使用不可にすることができます。