マルチパス接続のコントローラー - スタック間接続を配線するためのワークシートの読み方

この例では、マルチパス接続で IOM12 モジュールのあるディスク・シェルフのコントローラー - スタック間接続を配線するために、完成したワークシートの読み方および適用方法について説明します。

このタスクについて

• この手順では、コントローラー - スタック間接続を配線するためのワークシートの読み方を示すために、次のワークシートと配線例を参照します。

  この例で使用されている構成は、各コントローラーに 2 個のクアッド・ポート SAS HBA (8 個の SAS ポート) と、IOM12 モジュールを搭載したディスク・シェルフのスタック 2 個を持つマルチパス HA 構成です。ポート・ペアは、ワークシートで 1 つおきにスキップして配線されます。

  注

  ご使用のシステム内にスタックのケーブル接続に必要な数を超えるポート・ペアがある場合は、システム上の SAS ポートを最適化するために、いくつかのポート・ペアをスキップすることをお勧めします。SAS ポートを最適化することで、ご使用のシステムのパフォーマンスが最適化されます。
• 必要に応じて、コントローラーのスロット番号付け規則、シェルフ間接続、コントローラー - シェルフ間接続 (ポート・ペアの使用を含む) の詳細について、SAS 配線規則セクションを参照できます。

ポート・ペアは、ワークシートで 1 つおきのポート・ペアを使用して配線されます (1a/2b および 1c/2d)。リスト内で 1 つおきに使用されているポート・ペア: 1a/2b と 1c/2d。

1. 各コントローラーのポート・ペア 1a/2b をスタック 1 に配線します。
   1. コントローラー 1 のポート 1a をスタック 1、最初のシェルフ IOM A のポート 1 に配線します。
   2. コントローラー 2 のポート 1a をスタック 1、最初のシェルフ IOM B のポート 1 に配線します。
   3. コントローラー 1 のポート 2b をスタック 1、最後のシェルフ IOM B のポート 3 に配線します。
   4. コントローラー 2 のポート 2b をスタック 1、最後のシェルフ IOM A のポート 3 に配線します。
2. 各コントローラーのポート・ペア 1c/2d をスタック 2 に配線します。
   1. コントローラー 1 のポート 1c をスタック 2、最初のシェルフ IOM A のポート 1 に配線します。
   2. コントローラー 2 のポート 1c をスタック 2、最初のシェルフ IOM B のポート 1 に配線します。
   3. コントローラー 1 のポート 2d をスタック 2、最後のシェルフ IOM B のポート 3 に配線します。
   4. コントローラー 2 のポート 2d をスタック 2、最後のシェルフ IOM A のポート 3 に配線します。