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クアッド・パス接続のコントローラー - スタック間配線ワークシートのテンプレート

ワークシート・テンプレートを完成させると、IOM12 モジュールが搭載されたディスク・シェルフのスタックにコントローラーを配線するために使用できるコントローラー SAS ポート・ペアを定義し、HA ペア構成でクアッド・パス接続を実現できます。完成したワークシートを使用して、構成のクアッド・パス接続を自分で配線することもできます。

このタスクについて

  • この手順およびワークシート・テンプレートは、クアッド・パス HA、または 1 つ以上のスタックを持つクアッド・パス構成でのクアッド・パス接続の配線に適用されます。

    完成したワークシートの例は、クアッド・パス HA およびクアッド・パス構成用に用意されています。

    ワークシートの例では、2 個のクアッド・ポート SAS HBA と、IOM12 モジュールを搭載したディスク・シェルフの 2 つのスタックを持つ構成が使用されています。

  • ワークシート・テンプレートでは、最大 2 つのスタックを使用できます。必要な場合は、複数の列を追加する必要があります。
  • コントローラー - スタック間接続のクアッド・パス接続は、2 つのマルチパス配線セットで構成されています。最初の配線セットはマルチパスと呼ばれ、2 番目の配線セットはクアッド・パスと呼ばれます。

    2 つ目の配線セットは、この配線セットを完成させることで HA ペア構成でのコントローラーからスタックへのクアッド・パス接続が可能になるため、クアッド・パスと呼ばれています。

  • ワークシート列見出しで指定されているように、ディスク・シェルフ IOM ポート 1 および 3 は常にマルチパス配線に使用され、IOM ポート 2 および 4 は常にクアッド・パス配線に使用されます。
  • ワークシートの例では、ポート・ペアは、該当するスタックへのマルチパス配線やクアッド・パス配線に指定されています。

    マルチパス配線に指定された各ポート・ペアは、配線先のスタックに関連する色が付いた楕円で囲まれています。クアッド・配線に指定された各ポート・ペアは、配線先のスタックに関連付けられている色が付いた長方形で囲まれています。スタック 1 は、青色に関連付けられています。スタック 2 は、オレンジ色に関連付けられています。

  • 必要に応じて、コントローラーのスロット番号付け規則、シェルフ間接続、コントローラー - シェルフ間接続 (ポート・ペアの使用を含む) の詳細について、SAS 配線規則セクションを参照できます。
  • ワークシートを完成させたら、必要に応じて、クアッド・パス接続のコントローラー - スタック間接続を配線するためのワークシートの読み方セクションを参照できます。


  1. 灰色のボックスの上のボックスに、システムのすべての SAS A ポートをリストした後、スロットの順序 (0、1、2、3 など) でシステム上のすべての SAS C ポートをリストします。

    例: 1a、2a、1c、2c
  2. 灰色のボックスに、システムのすべての SAS B ポートをリストした後、スロットの順序 (0、1、2、3 など) でシステム上のすべての SAS D ポートをリストします。

    例: 1b、2b、1d、2d
  3. 灰色のボックスの下のボックスで、リストの最初のポートがリストの最後に移動するように、D および B のポート・リストを書き直します。

    例: 2b、1d、2d、1b
  4. 最初のポート・ペア・セットを楕円で囲み、2 番目のポート・ペア・セットを長方形で囲むことで、スタック 1 に接続する 2 つのポート・ペア・セットを識別します。
    HA ペア構成で各コントローラーからスタック 1 へのクアッド・パス接続を実現するには、両方の配線セットが必要です。
    次の例では、マルチパス配線にポート・ペア 1a/2b を使用し、スタック 1 へのクアッド・パス配線にポート・ペア 2a/1d を使用しています。

  5. 最初のポート・ペア・セットを楕円で囲み、2 番目のポート・ペア・セットを長方形で囲むことで、スタック 2 に接続する 2 つのポート・ペア・セットを識別します。
    HA ペア構成で各コントローラーからスタック 1 へのクアッド・パス接続を実現するには、両方の配線セットが必要です。
    次の例では、マルチパス配線にポート・ペア 1c/2d を使用し、スタック 2 へのクアッド・パス配線にポート・ペア 2c/1b を使用しています。