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多岐管の取り付け (ラック内システム)

手順に従って、ラック内直接水冷システムに多岐管を取り付けます。

このタスクについて

重要

このタスクの実行は、Lenovo Service によって認定済みのトレーニングを受けた技術員が行う必要があります。適切なトレーニングおよび認定を受けずに取り外しまたは取り付けを行わないでください。

注意

液体は皮膚や目に刺激を与える可能性があります。液体に直接触れないでください。

S002
disconnect all power
注意
装置の電源制御ボタンおよびパワー・サプライの電源スイッチは、装置に供給されている電流をオフにするものではありません。デバイスには 2 本以上の電源コードが使われている場合があります。デバイスから完全に電気を取り除くには電源からすべての電源コードを切り離してください。
S011
sharp edge
注意
鋭利な端、角、またはジョイントが近くにあります。
S038
Use eye protection
注意
この手順では、目を保護する防具を装着する必要があります。
S040
use protective gloves
注意
この手順では、防護手袋を装着する必要があります。
S042
Danger
危険
危険
本製品に含まれる水または水溶液による感電のリスクがあります。濡れた手で、または水がこぼれた状態で、通電している機器の上や近くで作業しないでください。
重要
  • 安全に作業を行うために、取り付けのガイドラインおよび 安全検査のチェックリストをお読みください。

  • サーバーと周辺機器の電源をオフにし、電源コードとすべての外部ケーブルを取り外します。サーバーの電源をオフにするを参照してください。

  • 静電気の影響を受けやすい部品は、静電気にさらされないように、取り付け時まで帯電防止パッケージに入れて保管してください。静電気放電用リスト・ストラップなどの接地システムを使用して部品を取り扱ってください。部品は帯電防止板に置いてください。

  • ラック冷却システムで使用される化学的に処理された液体を取り扱う場合は、適切な取り扱い手順に従ってください。化学物質安全性データ・シート (MSDS) および安全に関する情報が液体化学処理サプライヤーから提供されていること、および液体化学処理サプライヤーが推奨する適切な個人防護具 (PPE) が入手可能であることを確認してください。保護手袋と眼鏡を予防措置として推奨します。

  • この作業は、2 人以上で行う必要があります。

手順

  1. ラック内の CDU およびその他のデバイスの電源が入っていないこと、およびすべての外部ケーブルが切り離されていることを確認してください。
  2. Processor NeptuneTM Core Module (NeptCore) を取り付けるには、Lenovo Processor NeptuneTM Core Moduleの取り付けを参照してください。
  3. サーバーをラックに取り付けるには、ラックへのサーバーの取り付け (フリクション・レール)または ラックへのサーバーの取り付け (スライド・レール)を参照してください。
  4. 多岐管を取り付けます。
    図 1. 多岐管の取り付け

    1. 両手で多岐管を持ち、ラック・キャビネットに取り付けます。
    2. スプールと穴を位置合わせし、キャビネットに固定します。
    ラック・キャビネットについて詳しくは、「ThinkSystem Heavy Duty Full Depth Rack Cabinets ユーザー・ガイド」を参照してください。
  5. 4を他の多岐管に対して繰り返します。
  6. 接続セットからボール・バルブを取り外します。
    接続セットの片方の端には取り外し可能なボール・バルブが付属しており、2 つの部品は口金で接続されています。口金を取り外して、7の CDU 用のボール・バルブを取り外します。
    図 2. ボール・バルブの取り外し

    1 17 mm レンチ
    1. 口金を固定しているねじを緩めます。
    2. ねじを下に置きます。
    3. クランプを開きます。
    4. 口金を取り外します。
    5. 接続セットからボール・バルブを取り外します。
  7. CDU にボール・バルブを取り付けます。
    図 3. ボール・バルブの取り付け

    1. ボール・バルブを供給ポートとリターン・ポートに接続します。
    2. クランプにインターフェースを巻き込みます。
    3. クランプを閉じます。
    4. ねじをまっすぐ持ち上げます。
    5. ねじを締め、固定されていることを確認します。
  8. 多岐管に接続セットを取り付けます。
    最初に供給側を取り付け、次にリターン側を取り付けます。
    図 4. 接続セットの取り付け
    Hose assembly to top quick connect

    1 17 mm レンチ
    1. 両方の多岐管に接続セットを接続します。
    2. クランプにインターフェースを巻き込みます。
    3. クランプを閉じます。
    4. ねじをまっすぐ持ち上げます。
    5. ねじを締め、固定されていることを確認します。
  9. 接続セットをボール・バルブに取り付けます。
    最初に供給側を取り付け、次にリターン側を取り付けます。
    図 5. ボール・バルブの接続

    1. ボール・バルブを接続します。
    2. 右に回転させると 2 つのバルブがロックされます。
  10. ラック内 CDU を準備します。
    1. 供給ホースを前面の入口ポートに接続します。
      図 6. CDU の正面

    2. 背面のドレイン・ポートとブリーダー・ポートにホースを接続します。
      図 7. CDU の背面

      • ドレイン・ホースとブリーダー・ホースの両方を CDU に接続します。
      • コネクターを右に回転させて接続を固定します。
      重要
  11. クイック・コネクト・プラグを多岐管に取り付けます。
    図 8. クイック・コネクト・プラグの取り付け

    1. ゴム製のクイック・コネクト・プラグ・カバーを多岐管のポートから取り外します。
    2. プラグを多岐管のポートに接続します。
  12. 多岐管の供給側にブリーダー・キットを取り付けます。
    図 9. 供給側へのブリーダー・キットの取り付け
    Installing the bleeder kit on the supply/inlet side

    1. ゴム製のクイック・コネクト・プラグ・カバーを多岐管のポートから取り外します。
    2. 多岐管にブリーダー・キットを接続します。
  13. 多岐管から空気を押し出すには、ボール・バルブ・スイッチを開いて、システムに液体を充填します。
    図 10. ボール・バルブを開く
    Opening ball valves

    1. ボール・バルブ・スイッチのボタンを押します。
    2. 上の図のようにスイッチを回転させてバルブを完全に開きます。
    重要
    • CDU の前面ディスプレイに細心の注意を払い、システム圧力を 1 バールに維持してください。

    • 液体の温度とシステム圧力の要件について詳しくは、水の要件を参照してください。

  14. ブリーダーのバルブをゆっくり開けて、ホースから空気が流れ出るようにします。一定量の水がバケツに排出されるか、吹出しホースで泡が最小限になったら、吹出し弁を閉じます。
    図 11. 供給側のブリーダーのバルブを開く
    Opening the bleeder kit

  15. 多岐管のリターン側にブリーダー・キットを取り付けます。
    図 12. リターン側へのブリーダー・キットの取り付け
    Installing the bleeder kit to the return side

    1. ゴム製のクイック・コネクト・プラグ・カバーを多岐管のポートから取り外します。
    2. 多岐管にブリーダー・キットを接続します。
  16. ブリーダーのバルブをゆっくり開けて、ホースから空気が流れ出るようにします。一定量の水がバケツに排出されるか、吹出しホースで泡が最小限になったら、吹出し弁を閉じます。
    図 13. リターン側のブリーダー・バルブを開く
    Opening the bleeder kit

  17. (予防措置のため) 内部の空気をできる限り少なくするために、ブリーダー・キットを多岐管の供給側に取り付け直して、同じ操作をもう 1 回行います。一定量の水がバケツに排出されるか、吹出しホースで泡が最小限になったら、吹出し弁を閉じます。
    図 14. 供給側のブリーダーのバルブを開く
    Opening the bleeder kit

  18. 完了したら、CDU の前面ディスプレイに細心の注意を払い、システム圧力を 1 バールに維持してください。液体の温度とシステム圧力の要件について詳しくは、水の要件を参照してください。
完了したら

部品交換を完了します。部品交換の完了を参照してください。