Lenovo スイッチでのネットワークに関する問題の判別
ThinkAgile SXM シリーズ でネットワークの問題が発生した場合は、次の手順とヒントを使用して解決してください。
スイッチ・トランシーバー・ステータス
次のコマンドを使用して Lenovo スイッチのトランシーバー・ステータスを確認します。
RackSwitch G8052 (ENOS): show interface transceiver
他のすべての Lenovo スイッチ: display interface transceiver
ポートに関するトラブルシューティング
Lenovo スイッチのポートに関する問題のトラブルシューティングを行うには、以下の手順を使用します。
ケーブルが物理的にポートに接続していることを確認します。必要に応じて、ケーブルを再接続します。
- 関連 CNOS/ENOS コマンドを使用して、Lenovo スイッチのトランシーバー・ステータスを確認します。
RackSwitch G8052 (ENOS): show interface transceiver
他のすべての Lenovo スイッチ (CNOS): display interface transceiver
- 必要に応じて、関連コマンドを使用してポートを有効または無効にします。
- RackSwitch G8052 (ENOS):
インターフェース構成モードに移行するには interface port <port_number> を使用します。
ポートを無効にするには shutdown を使用します。
ポートを有効にするには no shutdown を使用します。
- 他のすべての Lenovo スイッチ (CNOS):
インターフェース構成モードに移行するには interface eth 1/<port_number> を使用します。
ポートを無効にするには shutdown を使用します。
ポートを有効にするには no shutdown を使用します。
スパニング・ツリーに関するトラブルシューティング
Lenovo スイッチのスパニング・ツリー・ポートに関する問題のトラブルシューティングを行うには、以下の手順を使用します。
- スパニング・ツリーのポート・ステータスを確認するには、次のコマンドを使用します。
RackSwitch G8052 (ENOS): show spanning-tree
他のすべての Lenovo スイッチ (CNOS): display spanning-tree
- アップリンク・ポートでスパニング・ツリーが無効になっているかどうかを確認するには、次のコマンドを使用します。
RackSwitch G8052 (ENOS): show running-config
他のすべての Lenovo スイッチ (CNOS): show spanning-tree mst interface ethernet 1/<port_number>
VLAN に関するトラブルシューティング
Lenovo スイッチの VLAN に関する問題のトラブルシューティングを行うには、以下の手順を使用します。
- VLAN が作成されアクティブになっていることを確認するには、次のコマンドを使用します。
RackSwitch G8052 (ENOS): show vlan
他のすべての Lenovo スイッチ (CNOS): display vlan summary
VLAN 構成モードに移行するには vlan <vlan_ID> コマンドを使用します。
VLAN を無効にするには、shutdown コマンドを使用します。
VLAN を有効にするには、no shutdown コマンドを使用します。
インターフェース構成モードに移行するには interface <interface_name> を使用します。
- タグ/タグ解除観察用のトランク・ポート設定を確認するには、次のコマンドを使用します。
RackSwitch G8052 (ENOS): switchport trunk allowed vlan <add/remove> <vlan_ids>
他のすべての Lenovo スイッチ (CNOS): bridge-port trunk allowed vlan <add/remove> <vlan_ids>
IP に関するトラブルシューティング
Lenovo スイッチの IP に関する問題のトラブルシューティングを行うには、以下の手順を使用します。
- 正しい IP とサブネット・マスクが関連するインターフェースで定義されていることを確認します。
RackSwitch G8052 (ENOS): show interface ip
他のすべての Lenovo スイッチ (CNOS): display running-config ip
CNOS を実行している Lenovo スイッチで display ip interface brief コマンドを使用して、すべての IP インターフェースのリンク・ステータスが UP であるかどうかを確認します。
管理ネットワークに関するトラブルシューティング
Lenovo スイッチの管理ネットワークに関する問題のトラブルシューティングを行うには、以下の手順を使用します。
- 管理 IP インターフェースおよびゲートウェイを確認します。
RackSwitch G8052 (ENOS): show interface ip または show ip gateway 1
他のすべての Lenovo スイッチ (CNOS): display ip interface または display run vrf management
RackSwitch G8272 スイッチがゲートウェイに ping できるかどうかを確認します。ping <G8052_management_port_IP> vrf management
- 管理インターフェースの IP ARP テーブルを確認します。
RackSwitch G8052 (ENOS): show ip arp
他のすべての Lenovo スイッチ (CNOS): display ip arp vrf management
管理ポートの状態を確認します。
vLAG に関するトラブルシューティング
RackSwitch G8272 スイッチの vLAG に関する問題のトラブルシューティングを行うには、以下の手順を使用します。ポート・チャネルが UP でありアクティブであることを確認します。
ポート・チャネル・タイプ (静的または動的) が両端で同じであることを確認します。
CNOS コマンド display port-aggregation summary を使用して、ポート集約ですべてのポート・チャネルが UP であることを確認します。
CNOS コマンド display vlag information を使用して、vLag ISL が有効であり、UP であり、アクティブであることを確認します。また、両方の RackSwitch G8272 スイッチで vLag ピア ID が同じであることを確認します。