スクリプト・コマンドの表記規則
特定のスクリプト・コマンドに固有の構文については、各スクリプト・コマンドの説明の最後にある「メモ」セクションで説明しています。
大文字と小文字の区別 – スクリプト・コマンドでは大文字と小文字が区別されません。スクリプト・コマンドは、小文字、大文字、または両方を混在させて入力できます。(次のコマンドの説明では、コマンド名を読みやすくし、コマンドの目的を理解しやすくするために、大文字と小文字を混在させています。)
スペース – スクリプト・コマンドでは、コマンドの説明で示されているとおりにスペースを入力する必要があります。
コマンド構文の一部として。
パラメーターが省略可能であることを示すため。パラメーター値を角かっこで囲む必要があるかどうかは、各パラメーターの説明で述べられています。
丸かっこ – コマンド構文内の丸かっこは、パラメーターの特定の選択肢を囲んでいます。つまり、パラメーターを使用する場合は、丸かっこで囲まれた値のうちいずれかを入力する必要があります。一般的に、スクリプト・コマンドには丸かっこは含めません。ただし、場合によっては、リストを入力するときに、リストを丸かっこで囲む必要があります。該当するリストとしては、トレイIDの値やスロットIDの値のリストがあります。パラメーター値を丸かっこで囲む必要があるかどうかは、各パラメーターの説明で述べられています。
縦棒 – スクリプト・コマンド内の縦棒は、「または」の意味で、パラメーターの有効な値を区切ります。たとえば、コマンドの説明で、 raidLevel パラメーターの構文は次のように表示されます。
raidLevel=(0 | 1 | 3 | 5 | 6)
raidLevel パラメーターを使用して RAID レベル 5 を設定するには、次の値を入力します。
raidLevel=5
ドライブの場所 – ドライブの場所を識別するCLIコマンドは、大容量ドライブ・トレイと小容量ドライブ・トレイの両方をサポートします。大容量ドライブ・トレイには、ドライブを格納するドロワーがあります。ドロワーをドライブ・トレイから引き出して、ドライブへのアクセスを提供します。小容量ドライブ・トレイにはドロワーはありません。大容量ドライブ・トレイの場合は、ドライブ・トレイの識別子 (ID)、ドロワーのID、ドライブが格納されているスロットのIDを指定する必要があります。小容量ドライブ・トレイの場合は、ドライブ・トレイのIDと、ドライブが格納されているスロットのIDのみを指定する必要があります。小容量ドライブ・トレイの場合、ドライブの場所を特定するもう1つの方法は、ドライブ・トレイのIDを指定し、ドロワーのIDを0に設定し、ドライブが格納されているスロットのIDを指定することです。IDの値はそれぞれカンマで区切ります。ID値のセットを複数入力する場合は、値のセットをそれぞれスペースで区切ります。
CLIでドライブを指定する場合は2つの規則があります。使用する規則は各コマンドで指定されています。1つ目の規則では、等号と丸かっこを使用します。
<span className="ph">drive=(trayID,[drawerID,]slotID)</span>
2つ目の規則では、等号は使用せず、指定したドライブを角かっこで囲みます。
<span className="ph">drive [trayID,[drawerID,]slotID ]</span>
丸かっこを使用する例を以下にいくつか示します。
(1,1 1,2 1,3 1,4 2,1 2,2 2,3 2,4)
大容量ドライブ・トレイの場合は、次の例になります。
(1,1,1 1,2,2 1,3,3 1,4,4 2,1,1 2,2,2 2,3,3 2,4,4)
斜体の用語 – コマンド内で斜体で示された用語は、指定する必要のある値または情報を示します。たとえば、次のような斜体の用語があるとします。
<em className="ph i">numberOfDrives</em>
この場合は、斜体の用語を、スクリプト・コマンドに含めるドライブの数に置き換えます。
セミコロン – スクリプト・コマンドはセミコロン ( ; ) で終了する必要があります。コマンド・ライン上またはスクリプト・ファイル内では、複数のスクリプト・コマンドを入力できます。たとえば、次のスクリプト・ファイルでは、セミコロンを使用して各スクリプト・コマンドが区切られています。
create volume drives=(0,2 0,3 1,4 1,5 2,6 2,7) raidLevel=5 userLabel=”v1” capacity=2gb owner=<span className="ph">a</span>;
create volume volumeGroup=2 userLabel=”v2” capacity=1gb owner=<span className="ph">b</span>;
create volume volumeGroup=2 userLabel=”v3” capacity=1gb owner=<span className="ph">a</span>;
create volume drives=(0,4 0,5 1,6 1,7 2,8 2,9) raidLevel=5 userLabel=”v4” capacity=2gb owner=<span className="ph">b</span>;
create volume volumeGroup=3 userLabel=”v5” capacity=1gb owner=<span className="ph">a</span>;
create volume volumeGroup=3 userLabel=”v6” capacity=1gb owner=<span className="ph">b</span>;