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詳細なエラー・レポート

CLIで発生したエラーから収集されたデータはファイルに書き込まれます。CLIでの詳細なエラー・レポートは次のように機能します。

  • 実行中のCLIコマンドとスクリプト・コマンドを異常終了させる必要がある場合は、CLIの終了前にエラー・データが収集されて保存されます。

  • CLIは、標準のファイル名にデータを書き込むことによってエラー・データを保存します。

  • CLIはデータをファイルに自動保存します。エラー・データの保存には、特殊なコマンド・ライン・オプションは必要ありません。

  • エラー・データをファイルに保存するために何かの操作を行う必要はありません。

  • CLIには、エラー・データが含まれる既存バージョンのファイルが上書きされないようにするためのプロビジョニングはありません。

エラー処理では、エラーは次の2つのタイプとして表示されます。

  • 入力による端末エラーまたは構文エラー。

  • 操作上のエラーの結果として発生した例外。

CLIでは、どちらのタイプのエラーが発生した場合でも、エラーを説明する情報をコマンド・ラインに直接書き込んで、リターン・コードを設定します。リターン・コードによっては、CLIは、エラーの原因となった端末に関する追加情報も書き込む場合があります。また、予測されていたコマンド構文に関する情報も書き込まれ、入力した構文のエラーを特定する上で役立ちます。

コマンドの実行中に例外が発生した場合、CLIはエラーをキャプチャーします。コマンド処理の最後に (コマンド処理情報がコマンド・ラインに書き込まれたあと)、CLIはエラー情報を自動的にファイルに保存します。

エラー情報の保存先のファイル名は excprpt.txt です。CLI は、 excprpt.txt ファイルを、システム・プロパティ devmgr.datadir で指定されているディレクトリーに配置します。何らかの理由で、 devmgr.datadir で指定されたディレクトリーにファイルを配置できない場合、CLI は、CLI の実行元と同じディレクトリーに excprpt.txt ファイルを保存します。ファイル名や場所は変更できません。 excprpt.txt ファイルは、例外が発生するたびに上書きされます。 excprpt.txt ファイル内の情報を保存する場合は、新しいファイルまたは新しいディレクトリーに情報をコピーする必要があります。