標準 I/O ブック
システムの標準 I/O ブックの概要については、以下の情報を参照してください。
サーバーの標準 I/O ブック内のコンポーネントは、サーバーを形成するための最小限の I/O コンポーネントの集合です。標準 I/O ブックは、ホット・スワップ・モジュールではありません。そのため、サーバーの電源をオフにし、すべての電源コードを切断してから、標準 I/O ブックのコンポーネントの取り付けおよび取り外しを行う必要があります。
注
- フラッシュ電源モジュールに付属している外部 RAID アダプターを取り付ける場合、これらのアダプターは、標準 I/O ブックの PCIe スロット 7、8、および 9 に取り付ける必要があります。アダプター・フラッシュ電源モジュールは、標準 I/O ブックのエアー・バッフル内のスロットに取り付けます。フラッシュ電源モジュールに付属していない他の PCIe アダプターも、標準 I/O ブックに取り付けることができます。
- 標準 I/O ブックには、最大 3 つのフラッシュ電源モジュールを取り付けることができます。
- 標準 I/O ブックの PCIe スロット 10 には、ML2 イーサネット・アダプターのみを取り付けることができます。イーサネット・アダプターの詳細については、サポートされる ML2 (イーサネット) アダプターを参照してください。
- 標準 I/O ブックはマイクロプロセッサー 1 および 2 に接続されます。標準 I/O ブックの PCIe バスもマイクロプロセッサー 1 および 2 に接続されます。
次の図は、標準 I/O ブックを示しています。
- 3V バッテリー・エラー LED: この LED が点灯しているときは、標準 I/O ブックのバッテリー・エラーが起こったことを示しています。
- イーサネット・コネクター: これらのコネクターのいずれかを使用して、サーバーをネットワークに接続します。イーサネット 1 コネクターを使用する場合、単一のネットワーク・ケーブルを使用してネットワークを IMM と共有できます。
- イーサネット活動 LED: これらの LED が点灯している場合、サーバーがイーサネット・ポートに接続されたイーサネット LAN との間で信号を送受信していることを示します。
- イーサネット・リンク LED:これらの LED が点灯している場合、イーサネット・ポート用の 100BASE-TX、1000BASE-TX、または 10GBASE-TX インターフェース上にアクティブなリンク接続が存在することを示します。
- イーサネット・アダプター・スロット: これらのスロットには、デュアル・ポートまたはクワッド・ポートのイーサネット・アダプターを挿入します。
- I/O ボード・エラー LED: この LED が点灯しているときは、標準 I/O ブック・ボードでエラーが起こったことを示しています。
- 場所の検出 LED: 複数のサーバーの中から該当のサーバーを視覚的に見付けるときに、この LED を使用します。この LED をリモートで点灯させるには、Lenovo XClarity Administrator ソフトウェアなどの管理ソフトウェアが使用できます。IMM も、この LED をオン / オフするのに使用できます。この LED は、サーバーの前面にある場所の検出 LED と同等の機能です。
- NMI ボタン: このボタンは、マイクロプロセッサーにマスク不可能割り込みを強制する場合に押します。ボタンを押すには、ペンまたは真っすぐに伸ばしたペーパー・クリップの先を使用することが必要な場合があります。このボタンを使用して、ブルー・スクリーン・メモリー・ダンプを強制することも可能です。このボタンは、Lenovo サポートから指示があった場合にのみ使用してください。
- シリアル・コネクター: 9 ピンのシリアル・デバイスは、このコネクターに接続します。シリアル・ポートは、Integrated Management Module (IMM) と共用されます。IMM は、Serial over LAN (SOL) を使用して、共有シリアル・ポートを制御してシリアル・トラフィックのリダイレクトを行えます。
- システム・エラー LED: この LED が点灯しているときは、システム・エラーが起こったことを示します。エラーの切り分けに役立つように、オペレーター・パネル上の LED も点灯します。この LED は、サーバーの前面にあるシステム・エラー LED と同等の機能です。
- システム管理イーサネット・コネクター: このコネクターには、専用管理ネットワークを使用してサーバーを管理するために接続します。このコネクターを使用すると、実動ネットワークから IMM に直接アクセスできなくなります。専用の管理ネットワークは、管理ネットワーク・トラフィックを実動ネットワークから物理的に分離することによってセキュリティーを強化します。Setup Utility を使用して、専用のシステム管理ネットワークまたは共用ネットワークを使用するようにサーバーを構成できます。
- USB 2.0 コネクター: USB マウス、キーボード、またはその他のデバイスなど、USB デバイスは、これらのコネクターのいずれかに接続します。
- ビデオ・コネクター: モニターをこのコネクターに接続します。サーバーの前面および背面のビデオ・コネクターは同時に使用することができます。注最大ビデオ解像度は、75 Hz で 1600 x 1200 です。
次の図は、標準 I/O ブック・ボードを示しています。
サーバーの標準 I/O ブック・ボードは、以下のスロット、コネクター、および統合された機能を提供します。
- Integrated Management Module v.2 (IMM2)
- リアルタイム管理モジュール (RTMM)
- 1 個の ML アダプター・スロット
- 3 個の PCIe Gen3 スロット (1 秒当たり 8 ギガ転送 (GT/秒))
- 5 個の USB 2.0 コネクター
- ハイパーバイザーのフラッシュ USB デバイス用の 1 個の内部 USB 2.0 コネクター
- 4 個の背面 USB 2.0 コネクター
- 2 個の Trusted Platform Module (TPM)
標準 I/O ブックは、コンピュート・ブック 1 およびコンピュート・ブック 2 に接続されます。標準 I/O ブックの PCIe バスもコンピュート・ブック 1 および 2 に接続されます。
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