asu コマンド
このコマンドは、UEFI 設定の構成に使用されます。
詳細設定ユーティリティー・コマンド (ASU) は、UEFI 設定を構成するために使用します。UEFI 設定の変更を有効にするには、ホスト・システムをリブートする必要があります。
次の表には、asu コマンドと一緒に使用できるコマンドのサブセットが記載されています。
コマンド | 説明 | 値 |
---|---|---|
削除 | 設定のインスタンスまたはレコードを削除するには、このコマンドを使用します。設定は、削除できるインスタンスであることが必要です (たとえば、iSCSI.AttemptName.1)。 | setting_instance |
help | 1 つ以上の設定のヘルプ情報を表示するには、このコマンドを使用します。 | setting |
set | 設定の値を変更するには、このコマンドを使用します。UEFI 設定を、入力された値に設定します。 注
| setting value |
showgroups | 選択可能な設定グループを表示するには、このコマンドを使用します。このコマンドは、既知のグループの名前を表示します。グループ名は、取り付けたデバイスによって異なる場合があります。 | setting |
show | 1 つ以上の設定の現行値を表示するには、このコマンドを使用します。 | setting |
showvalues | 1 つ以上の設定について、指定できるすべての値を表示するには、このコマンドを使用します。 注
| setting |
注
|
asu コマンドの構文の例を、次のリストに示します。
- asu コマンドのすべてのオプションを表示するには、asu --help と入力します。
- すべてのコマンドの詳細なヘルプを表示するには、asu -v --help と入力します。
- あるコマンドの詳細なヘルプを表示するには、asu -v set --help と入力します。
- 値を変更するには、asu set setting value と入力します。
- 現行値を表示するには、asu show setting と入力します。
- 長いバッチ形式で設定を表示するには、asu show -l -b all と入力します。
- 設定で指定できるすべての値を表示するには、asu showvalues setting と入力します。show values コマンドの例:
system> asu showvalues S*.POST*
SystemRecovery.POSTWatchdogTimer==<Disable>=Enable
SystemRecovery.POSTWatchdogTimerValue=numeric min=5 max=20 step=1 default=5
system>
次の表は、オプションの引数を示しています。
オプション | 説明 | 値 |
---|---|---|
-b | バッチ形式で表示します。 | |
--help1 | コマンドの使用法とオプションを表示します。--help オプションは、たとえば asu --help show のように、コマンドの前に置きます。 | |
--help1 | コマンドのヘルプを表示します。--help オプションは、たとえば asu show --help のように、コマンドの後に置きます。 | |
-l | 長形式の設定名 (構成セットを含む)。 | |
-m | 混合形式の設定名 (構成 ID を使用)。 | |
-v2 | 詳細な出力。 | |
|
構文:
asu [options] command [cmdopts]
options:
-v verbose output
--help display main help
cmdopts:
--help help for the command
注
他のコマンド・オプションについては、個々のコマンドの項を参照してください。
asu トランザクション・コマンドは、複数の UEFI 設定を設定し、バッチ・モード・コマンドを作成および実行するために使用します。tropen コマンドおよび trset コマンドは、適用する複数の設定が入っているトランザクション・ファイルを作成するために使用します。所定の ID を持つトランザクションは、tropen コマンドを使用してオープンします。設定は、trset コマンドを使用して設定されます。完了したトランザクションは、trcommit コマンドを使用してコミットされます。トランザクションを終了したら、trrm コマンドでトランザクションを削除できます。
注
UEFI 設定の復元操作では、ランダムな 3 桁の数値を使用した ID を持つトランザクションが作成されます。
次の表には、asu コマンドと一緒に使用できるトランザクション・コマンドが記載されています。
コマンド | 説明 | 値 |
---|---|---|
tropen id | このコマンドは、設定するいくつかの設定が入っている新規トランザクション・ファイルを作成します。 | Id は識別ストリングで、1 文字から 3 文字の英数字です。 |
trset id | このコマンドは、1 つ以上の設定と値のペアをトランザクションに追加します。 | Id は識別ストリングで、1 文字から 3 文字の英数字です。 |
trlist id | このコマンドは、トランザクション・ファイルの内容を最初に表示します。これは、トランザクション・ファイルが CLI シェルで作成される場合に便利です。 | Id は識別ストリングで、1 文字から 3 文字の英数字です。 |
trcommit id | このコマンドは、トランザクション・ファイルの内容をコミットおよび実行します。実行の結果とエラー (ある場合) が表示されます。 | Id は識別ストリングで、1 文字から 3 文字の英数字です。 |
trrm id | このコマンドは、コミットが済んだトランザクション・ファイルを削除します。 | Id は識別ストリングで、1 文字から 3 文字の英数字です。 |
複数の UEFI 設定を確立する例:
asu tropen TR1
asu trset TR1 UEFI.BootModes.SystemBootMode "UEFI and Legacy"
asu trset TR1 BootOrder.BootOrder "CD/DVD Rom=Hard Disk 0=PXE Network"
asu trset TR1 BootOrder.WolBootOrder "CD/DVD Rom=Hard Disk 0=PXE Network"
asu trset TR1 UEFI.DevicesandIOPorts.Com1BaudRate 115200
asu trset TR1 UEFI.DevicesandIOPorts.Com1DataBits 8
asu trset TR1 UEFI.DevicesandIOPorts.Com1FlowControl Disable
asu trset TR1 UEFI.DevicesandIOPorts.Com1Parity None
asu trset TR1 UEFI.DevicesandIOPorts.Com1StopBits 1
asu trset TR1 UEFI.DevicesandIOPorts.COMPort1 Enable
asu trcommit TR1
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